「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”消えかかった”僕の年金 日本年金機構からの謝罪

2018-04-11 05:26:34 | 2012・1・1
”消えた年金“以来、僕には不信がちな日本年金機構から“時下ますますご御清祥”のきまり文句で始まる文書が届いた。日本年金機構からあまり、”御清祥“と言われるスジあいはないのだがと読んでみたら、やはりそうだった。僕の2月15日に支払うべき年金が扶養家族等申告書の処理のミスから”高い”徴収税金を源泉徴収してしまったという詫びの文書である。僕は新聞で年金機構が、中国の業者のコンピューターの入力ミスで全国で10万人が被害にあったという記事をよんでいたが、まさか自分がその一人とは思ってもいなかった。

詫び文書によると、”末筆ながら”の断り書きで”源泉徴収しすぎた徴収税額は3月15日にお返しており、金額については別途送付しております振り込み通知書をご確認ください”と書いてあるが、僕にも老妻にもその記憶がない。あわてて書保存類を見直してみたら、4月15日支払い予定通知の中に書いてあった。これでは老人にはわかりにくい。今年は4月15日は日曜日なので13日の金曜日に支払い額を確かめてみよう。

詫び文書は”今後同様な事案を二度と発生させないよう再発防止に取り組む”と書いてあるが、社会保険庁時代から、何度も同じ言葉を聞いている。国民の大切な年金に関する業務をなぜ、外国の下請け業者に委託するのか。テレビの報道番組で、今回の入力ミスについて反省会をひらくそうだが、いまだに社会保険庁時代のお役所仕事が残っているのであろうか。「森友」「加計」「日報」あいつぐ行政への不信、日本人のどこかタガが緩み始めたのではないか。