「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

クールビズの国会質疑

2016-05-17 05:26:59 | 2012・1・1
ブログの題材探しに昨日、NHKのテレビ中継の衆院予算委員会の模様を見た。民進党の岡田克也代表が、アベノミクスの”失政”を追及したが、僕の目には今一つといった感じ。安倍総理の巧みな答弁にかわされた印象を受けた。それに、申し訳ないが、岡田代表の例によって例の如しの仏頂面はテレビ向けではない。

午後の質疑では岡田代表の関連質問で大西健介議員が質問にたった。甘利明前経済担当相のURをめぐる金銭授受疑惑についてだが、まったくその通りだ。しかし昨日の予算委は、熊本大地震を受けての追加予算審議である。これまた申し訳ないが、焦点ボケして色褪せた印象を受けた。それより、僕のような頭の固い老人の目には大西議員のノータイ姿はだらしなく不謹慎に映った。クールビズの季節であり、違法ではないのだが、国の大事を審議する国会である。ネクタイを外したからといって、それほど温暖化防止には役立つとは思えない。テレビカメラが委員室内の同じノータイの先日、週刊誌を賑わせた自民党議員をとらえていた。

5年前の東日本大震災の時を想い出した。国会は5月の大型連休中も休みを返上して予算委員会が開かれていた。大地震。大津波それに原発事故が重なって、今回の熊本地震の比ではなかったが、菅直人内閣の失政で審議は前に進まなかった。当時野党だった自民党は予算委で審議中だった菅総理の在日韓国人からの政治献金問題を棚上げして震災復興審議に協力した。甘利氏の問題をウヤムヤにすべきだといのではないが、本地震に対する追加予算審議の場ではあまりふさわしくない。