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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

             頭の”疎い”菅総理

2011-01-29 07:44:32 | Weblog
日本の長期国債について米国の格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」が「AA」から「AAマイナス」に引き下げた・格下げの理由は先進国の中で日本の財政赤字が最悪の水準にあるからだそうだ。僕はこの問題については疎いので、よく解らないが、一国の最高トップである菅直人総理まで"疎い”と公言されたのには驚いた。広辞苑によると"疎い”とは”その人(事)に関係のない状態”をさす一方”頭の動きが鈍い”という意味もある。

早速、昨日の国会では、この発言めぐって野党から鋭く追及されたが、菅総理によると"疎い”と言ったのは、記者団にコメントを求められた時点では"聞いていなかった”のでそう答えたのだという。広辞苑には"疎い”の意味で"聞いたことがない”という意味はない。苦しい言い訳に聞こえる。

自公政権の最後の総理だった麻生太郎氏は漢字の読めない宰相として、当時野党であった民主党から盛んに揶揄された。参院予算委員会では、議場に難読の漢字のパネルまで持ち込んで、麻生氏をテストしようとした副代表までいた。

たしかに漢字を読み違える総理も困るガ、僕に言わせればまだ愛敬だ。しかし、一国の総理で、しかも財政大臣まで経験した人物が"疎い”と答えられては影響が大きすぎる。意味を間違えて使用したとしたら”頭の動きが鈍すぎる”。"疎い”の意味も解らずに総理をかばい、マスコミを批判していた閣僚もいた。自民党も麻生氏への仕返しに国会で菅総理に対して日本語の読み書きテストをしたらどうか。