「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

        デーモン・マスクのおかしな相撲発言

2011-01-12 09:29:33 | Weblog
タイガー・マスクの主人公「伊達直人」を名乗る人物が全国の児童養護施設などにランドセルなどを匿名で寄付する行為が流行している。心暖まる行為だが、おかしな社会現象である。僕は「タイガーマスク」を読んだ世代ではないが、「直人」の名前から「菅直人」総理の名前を連想した。思い過ぎかもしれないが、この変な流行は民主党政権の子ども手当に対するあてこすりもあるのではないかー。

タイガー・マスクはよいが、同じマスクでもデーモン(悪魔)の仮面と発言は頂けなかった。先日大相撲二日目のNHKの番組にデーモン閣下がゲスト出演していたが、悪魔のようなおかしな発言をしていた。”夢番組”と称して、来年の番付を予想して、昨年野球賭博で協会を解雇された元大関、琴光喜を”小結”に復活させているのだ。

琴光喜はたしか解雇を不当として相撲協会に対して地位の保全を裁判所に提訴している最中ではなかったのか。デーモン閣下は”野球賭博の責任を琴光喜ひとりに押し付けるのはおかしい”と発言していたが、それは閣下個人の意見である。相撲放送を楽しみにしている一般ファンにとっては迷惑だ。

僕は2007年1月場所にデーモン閣下がNHKの放送に出演した時にも小ブログで”デーモン(悪魔)は神聖な大相撲の土俵に適していない”と批判した。大相撲の歴史を紐解けば日本の神事から出ている。だから今でも”穢れ”を大事にして女性を土俵に上らせないほどだ。いくらおふざけにせよデーモン(悪魔)に相撲の事を語らせるのは、どうかというのが僕の意見であった。

NHKは公共放送であることを忘れてはいけない。古い伝統の国技の大相撲にはいろんなファンがいます。不快なマスクのゲストは登場させないで欲しい。