民間放送テレビの討論番組に出演していた国立大学教授が
”敗戦で旧軍関係の資料は命令で焼却された”意味の発言を
していた。乱暴な言い方である。防衛省の防衛研究所に行け
ば、いくらでもあるし、コピーならば僕の手元にもある。
20年前になる。この教授の僚友が防衛庁(当時)の図書館で
旧日本陸軍がマレーで大虐殺した重要文書を発見した、と朝日
新聞が報じた。重要文書は昭和33年以来一般公開されてきた
軍の「陣中日記」で、陸軍の”抗日共産匪賊掃蕩作戦”に参加し
たときのものであった。文部省が教科書の記述の”進出”を”侵
略”に書き直しを命じた、と朝日新聞が誤報した頃のことだ。
この出演者と共著を出している別の先生は、インドネシアのス
マトラの第25軍司令部が三千人の労務者を虐殺したと、と見て
きたようなウソを自著に書いている。誤りを指摘されても訂正
しない。”His story"である。
彼らは歴史を勝手に自分で解釈するので、こういう過ちをする。
もう一人、有名大学の女性教授。女性だから”Her story"だが。
彼女は自著の中で”昭和16年12月8日、わが国がオランダに
宣戦布告した”と書いている。ケアレス・ミステークとは思え
ない。
報道機関は公平をきすためか、いろんな意見立場の人を出す。それ
はある程度わかるのだが”His story","Her story"に固執する学者
はお断り願いたい。民放といえども国民の電波である。
”敗戦で旧軍関係の資料は命令で焼却された”意味の発言を
していた。乱暴な言い方である。防衛省の防衛研究所に行け
ば、いくらでもあるし、コピーならば僕の手元にもある。
20年前になる。この教授の僚友が防衛庁(当時)の図書館で
旧日本陸軍がマレーで大虐殺した重要文書を発見した、と朝日
新聞が報じた。重要文書は昭和33年以来一般公開されてきた
軍の「陣中日記」で、陸軍の”抗日共産匪賊掃蕩作戦”に参加し
たときのものであった。文部省が教科書の記述の”進出”を”侵
略”に書き直しを命じた、と朝日新聞が誤報した頃のことだ。
この出演者と共著を出している別の先生は、インドネシアのス
マトラの第25軍司令部が三千人の労務者を虐殺したと、と見て
きたようなウソを自著に書いている。誤りを指摘されても訂正
しない。”His story"である。
彼らは歴史を勝手に自分で解釈するので、こういう過ちをする。
もう一人、有名大学の女性教授。女性だから”Her story"だが。
彼女は自著の中で”昭和16年12月8日、わが国がオランダに
宣戦布告した”と書いている。ケアレス・ミステークとは思え
ない。
報道機関は公平をきすためか、いろんな意見立場の人を出す。それ
はある程度わかるのだが”His story","Her story"に固執する学者
はお断り願いたい。民放といえども国民の電波である。