「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

勤勉なおばちゃん 怠け者のおじいちゃん

2007-04-05 06:26:34 | Weblog
新学期は子供だけではない。老人(ただしおばちゃん)の新学期で
もある。我が老妻の4月から始まる習い事を紹介しよう(カッコ内は
1か月の回数)。習字①クレオン画①フラダンス②墨絵①健康体操
①民謡①-月に9回6つの習い事に挑戦する。これに対して僕は
ゼロ。老妻が勉強で外出のさいは家で留守番である。

こういった習い事は、すべて区や町会の主催。男女参画で授業料も
安い。が、老妻の話では男性の参加者はどの講座もほとんどない。
輪投げ、民謡に2,3人、つまり頭と身体をあまり使わないものにだけ
参加している。なまけ者は僕だけではない。

東京の区部では地域にもよるが、だいたい同じような状況らしい。が、
田舎ではおじいちゃんは、もっと活発のようだ。ただし最近ちょっと不
人気になったのは、ゲートボール。老人スポーツの代名詞のようだった
が、従軍世代と違って僕ら昭和1ケタは、人から号令されたり、号令
するのはあまり得意ではない。こんなところに原因があるのかも。

僕の唯一の運動といえば、近くのスーパーへ自転車に乗っての買物だ。
行くと、ご同様、閑をもてあましたおじいちゃんがウロウロしている。
行くところがないのである。中には見ていると、弁当とカンビールを買って
休息所のソファーで仲間と”宴会”をしている。最近まで近くの公園で野外
マージャンをしていたグループがいたが、風紀上よくない、と禁止された。
都会のおじいちゃんは怠け者、どうも生産的でない。