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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

静岡県の清水港までドライブ。清水魚市場 河岸の市の「うおかん」で「清水天然まぐろ5種盛定食」のランチ。

2024-12-16 19:30:00 | グルメ

この前、登山に出かけた長者ヶ岳は、静岡県富士宮市にある山ですが、安曇野市と富士宮市の往復は、そうたいへんではなかったので、先週の土曜日、富士宮市の喫茶店「FIGARO」に初めて行ってみました。

いい機会なので、中央道から中部横断道を走り、まず清水港でランチをいただきました。入ったお店は「うおかん」で、「清水天然まぐろ5種盛定食」を注文。抜群の美味しさでした。清水港の景色も撮りました。

(清水港)

安曇野市宅から長野道、中央道を走り、双葉ジャンクションで中部横断道に乗り清水ICで下りて、清水港に着きました。所要時間は、ゆっくりと走って2時間30分くらいです。

清水港からの富士山。吹く風が温かです。

漁船も泊まっていて、いかにも港という雰囲気。

かもめかな。ゆったりと泳いでました。

水上バス(遊覧船)の乗り場が、清水魚市場のすぐ横にあります。

車を停めたのは、はごろもフーズの横の駐車場です。清水魚市場から少し歩きます。

(清水魚市場)

駐車場(係員の第2駐車場へ入れという指示に従いました。)から少し歩いて、清水魚市場へ。

いちば館の中です。いちば館は、文字通り、市場で、お魚はじめ、いろいろなものが販売されています。

まぐろ館は、飲食店が入っています。

お客様で賑わっています。

(うおかん)

ネーミングが良かったので、「うおかん」というお店に入りました。

生桜えびの貼り紙がありました。

「桜えびかきあげ丼」もいいなと思いましたが、またの機会で。

店内です。座ったテーブルから厨房の方です。お客様が一杯で、他にはカメラを向けられません。

「今日のお魚」が黒板に書き出してありました。

メニュー。まぐろを食べたかったので、「清水天然まぐろ5種盛定食」を注文。地魚てんぷら付にしました。

新まぐろ定食は、数量限定ですが、1,000円でいただけます。フライと煮付けもついてなので、お得感があります。

ノンアルコールビールも頼みました。

「清水天然まぐろ5種盛定食」です。

まぐろのお刺身。全部すごく美味しい。全くパサパサ感がなく、柔らかい。臭みは全くないし、切り身は大きいしで、さすがに清水港だけのことはあります。

すき身でしょうか。

白いのはビンチョウマグロでしょうか。脂がのっていて、驚きました。

手前にあるのが、本マグロでしょうか。とろけるようです。あと、ミナミマグロやバチマグロがのっているようでした。

この天ぷらも良かった。お刺身ももちろん良いのですが、こういった天ぷら、フライも新鮮な魚を使うためか、かなりいけます。

漬物や小鉢がついていました。

味噌汁。お魚のフレークが入っていました。またこちらの「まぐろ館」を訪れて、清水港で揚がるお魚をいただきたいと思いながら、目的地の富士宮市に向かいました。

【うおかん】

住所:静岡県静岡市清水区島崎町149 河岸の市まぐろ館
電話:054-352-0126
ホームページ:「天然まぐろ・旬の地魚 うおかん」 清水港河岸の市 まぐろ館うおかん - 清水/海鮮 | 食べログ

【河岸の市のホームページ】

清水魚市場 河岸のの市 | プロが選んだ本物の味


ビル・エヴァンス「TRIO '64」、松本市の友人と、とんかつの「富金豚」と「星乃珈琲店」で忘年食事会。

2024-12-15 19:30:00 | ピアノ・トリオ

松本市の友人と、忘年食事会を行い、楽しい一時を過ごしました。使ったのは、松本イオンモール内の「富金豚」と「星乃珈琲店」です。二人とも両店を気にいっているので、今回もリピートです。リピートしているアルバム。

BILL EVANS (ビル・エヴァンス)
TRIO '64 (Verve 1963年12月18日録音)

   

ビル・エヴァンス(p, 1929~1980年) は、非常に人気が高く名盤も多数あるピアニストですが、本アルバムは、発売当時から評論家やミュージシャンの間で評判があまり良くなかったものです。けれども、僕にはとても楽しめるアルバムで、クリスマスシーズンにもピッタリなので取り上げげました。

メンバーは、ビル・エヴァンス(p)、ゲイリー・ピーコック(b)、ポール・モチアン(ds)。録音日は1963年12月18日で、クリスマス直前の録音です。この3人は、1963年秋からヴィレッジ・ヴァンガードに長期出演していて、その間に、録音されたものです。

(英文表記)Bill Evans(p)、Gary Peacock(b)、Paul Motian(ds)

曲目は、次のとおり。

1  Little Lulu (Buddy Kaye,  Sidney Lippman,  Fred Wise)
A Sleeping Bee (Harold Arlen,  Truman Capote)
3  Always (Irving Berlin)
4  Santa Claus Is Coming To Town (J. Fred Coots,  Haven Gillespie)【サンタが街にやってくる】
I'll See You Again (Noel Coward)
6  For Heaven's Sake (Elise Bretton,  Donald Meyer,  SHerman Edward,  Donald Meyer)
7  Dancing In The Dark (Howard Dietz,  Arthur Shcartz)
8  Everything Happens To Me (TKom Adair,  Matt Dennis)
「Little Lulu」はアニメの主題歌、「サンタが街にやってくる」はクリスマスナンバーなどと、親しみやすい曲が選曲されています。

グループのバランスが余り良くなく、ピーコック(b)が雄弁なのに対し、モチアン(ds)は控えめなプレイに徹し、安易な選曲や、レコードA面はメジャーキーの曲ばかりで飽きがくるなどと、評されたことがあるようです。でも、ビル・エヴァンス(p)の演奏は悪くなく、スコット・ラファロばりのゲイリー・ピーコック(b)の演奏も素晴らしい。明るくて愛らしい「Little Lulu」やピーコック(b)のソロが鋭い「A Sleeping Bee」、当時のビルの愛奏曲「Everything Happens To Me」、もちろん「サンタが街にやってくる」と、好みです。

(参考)本作から「Little Lulu」が聴けます。

Little Lulu

(安曇野市宅でSACDを聴いているところ)

飾ってあるのは、右からサマラ・ジョイのクリスマスCD「A Joyful Holiday」(Verve)、ビル・エヴァンス「Trio '64」(Verve オリジナルレコード)、同じく「Trio '64」(Verve SACD)、雑誌「& Premium 2025年1月号」(特集〈カフェと音楽〉」。今回、「Trio '64」は、主にSACDで聴きました。

 

【富金豚 イオンモール松本店】

住所:長野県松本市中央4-9-51 イオンモール松本 1F
電話:0263-87-3886
ホームページ:際コーポレーション株式会社 (kiwa-group.co.jp)

入口

メニューはいろいろありますが、この厚切りとんかつで二人とも決定。

厚切りロースとんかつ。200gです。定食になっています。

厚切りでも結構柔らかかったです。

味噌汁は、豚汁仕様でした。ご馳走様でした。

【星乃珈琲店」

住所:長野県松本市中央4-1371-23 イオンモール松本 
電話:0263-31-5731
ホームページ:星乃珈琲店 オフィシャルサイト (hoshinocoffee.com)

続いて入ったのは、星乃珈琲店です。

店内

メニュー。甘い物を食べようということで、開いています。

窯焼きバニラスフレ。生チョコレートソース添えです。

生地からしてとろけるようでした。

僕はブレンドをいただきました。とんかつ、スフレともに美味しく、いろいろな話も出来てよかった食事会でした。


上田駅近くのワインテリア「Be-one」で、地元のワインとお料理で、美味しい一時。

2024-12-14 19:30:00 | グルメ

長野県の上田地域では、ワイン用葡萄の栽培が盛んで、ワイナリーは現在15軒あり、ヴィンヤードも多数あります。上田駅至近にある「Be-one」は、それらのワインを飲めるお店で、先日初めて入りました。

大型サーバーで16種類のワイン(随時入れ替え)の飲み比べができ、地産地消のフードメニューも揃っています。僕は二種類の赤ワインとブランド牛の峰村牛などをいただき、すっかりいい気分になりました。

上田駅お城口を下りて、左手に位置するビルの地下に飲食店街があり、Be-oneはその一軒です。

看板

外観、入口。

店内。入口から奧を撮影。開店と同時に入ったので、お客様はこれからといったところです。

奧のカウンター席に座りました。そのへんから入口方向。

16種類のワインのボトルが入ったサーバー。

このカード(お金がチャージされています。)をサーバーに差し込んで、操作すると、ワインが自動的に注がれます。

お肉に合わせて、まずは、坂城町(上田市の北隣の街です)の坂城葡萄酒醸造の「赤獅子」をいただきました。

「赤獅子」。これで50mlです。

次も赤ワインで、マンズワイン小諸ワイナリーの「ソラリス千曲川カベルネソーヴィニヨン 2022」をいただきました。これは香り、味ともにかなりいけました。

おつまみのメニューです。ワインが主役なので、それに合わせたものが、用意されています。

「前菜の盛り合わせ」を注文。

チーズ

きのこ

キャロット。3種類ともに、ちょっとつまむのに最適です。

峰村牛(ブランド牛だそうです。)の盛り合わせを注文。

マスタードとワサビが添えてありました。

お肉そのものと、コンビーフ、ビーフジャーキー。コンビーフとビーフジャーキーは、かなり柔らかいものでした。

トマトなど野菜も添えられています。

夕食時だったので、パン(カンパーニュ)も注文。

お肉を乗せていただきました。

お酒やフードは、もちろん良かったのですが、それに加えて、小さな音量ですが、BGMにジャズが流れていて、僕的にはポイントが高かったです。スタン・ゲッツの吹く「Stars Fell on Alabama」が流れています。

ランダムでいろいろな曲が流れていました。これは、ウェイン・ショーターの吹く「Night Dreamer」。上田市、東御市、小諸市などからなる千曲川ワインバレーのワインですが、いただいた2杯とも結構美味しく、ワインの生産技術が高いと感じました。

【ワインテリア Be-one】

住所:長野県上田市天神1-2-1 DER TRAUMビル地下1階 (地上1階にはローソンが入っています。)
電話:0268-55-3360
ホームページ:上田駅前・ワイン1杯から楽しむお店- 長野県上田市駅前 ワインテリアBe-One


アルヴィン・クイーン「THE JAZZCUP CAFE BLUES」、マガジンハウスの雑誌「& Premium 2025年1月号」の特集「カフェと音楽」。

2024-12-13 19:30:00 | ベース・ドラムス

雑誌「& Premium 2025年1月号」は、「カフェと音楽」と題して、エバーグリーンな音楽が流れる、居心地のいい喫茶店57軒を紹介していて、面白そうなので購入しました。「The Jazzcup Cafe Blues」というタイトルのCD。

ALVIN QUEEN (アルヴィン・クイーン)
THE JAZZCUP CAFE BLUES (CELLAR MUSIC 2019年録音)

     

アルヴィン・クイーン(ds, 1950年生まれ)については、11月30日にピアノトリオ編成による「FEELING GOOD」(その記事へのリンク)を取り上げたばかりですが、カナダのCellar Musicから新作CDが出たので、それも聴いてみました。

メンバーは、アルヴィン・クイーン(ds)、ジェシー・デイヴィス(as)、ダニー・グリセット(p)、デズロン・ダグラス(b)。2曲(3と7)にセザール・グラナドス(パーカッション)が加わります。ライブ録音で、ドイツのプフォルツハイムにあるジャズクラブ「Domicile」で2019年5月に行われています。

(英文表記)Alvin Queen(ds)、Jesse Davis(as)、Danny Grissett(p)、Dezron Douglas(b)、Cesar Grabadis(Percussion)。

曲目は次のとおり。

1  East Harlem Moon (Dezron Douglas)
2  Au Privave (Charlie Parker)
3  Jazzcup Cafe Blues (A. Queen, J.Davis, D. Douglas, D. Grissett)
4  Herd’s Word (Danny Grissett)
5  Blues For Sluggo (Jesse Davis)
6  Detour Ahead (Herb Ellis, Johnny Frigo,  Lou Carter)
7  Evening Stroll Through Nyhavn (A. Queen, J.Davis, D. Douglas, D. Grissett)
8  Love You Madly (Duke Ellington)
参加メンバーのオリジナルが5曲、パーカーやエリントン、ジョニー・フーリゴ作の有名ジャズオリジナルが3曲。「Jazzcup Cafe Blues」は、CDなども販売しているコペンハーゲンのカフェ「Jazzcup Cafe」から名前がとられています。アルヴィン・クイーンお気に入りのカフェだそうです。いい店名です!。

アルヴィン・クイーン(ds)が、ニューヨークの第一線のミュージシャンを集めたグループで、イタリア、デンマーク、ドイツを2019年5月にツァーした際に録音されたもの。全体にグルーヴィーで、リーダー以下胸のすくような演奏をしています。「Jazzcup Cafe Blues」は、ファンキーな曲調で、1950~60年代のジャズを髣髴とさせ、「Au Privave」では、ジェシー・デイヴィス(as)とダニー・グリセット(p)のハード・ドライヴィングなプレイに興奮。「Detour Ahead」におけるグリセット(p)の情感豊かなバラード演奏も良かった。

CDのジャケットに掲載されているライブの様子。

CDジャケットの裏面。アルヴィン・クイーンが楽しそうに歩いているので、掲載してみました。

(参考)本作から「The Jazzcup Cafe Blues」が聴けます。

The Jazzcup Café Blues (Live)

【アルヴィン・クイーン・ホームページ】

Alvin Queen

 

【& Premium 2025年1月号】(マガジンハウス)

関連ホームページ:& Premium (アンド プレミアム) – The guide to a better Life

   

表紙。以下気になった記事です。

(日本全国、いい音楽に浸れるカフェ2024。2020年以降にオープンした13の最新カフェガイド)

   

13の最新カフェガイドのトップは、東京・桜新町の「Autumn」が挙げられていました。選曲はジャンルを問わず様々で、ソロピアノやポップなネオアコなど。   

   

札幌・北3条西の「Chiba house」。 入店したことがあり、記事をアップしました(その記事へのリンク。)静かなピアノ曲や抒情的なギターの曲がかかっていました。

   

徳島市金沢の「John」。流れている音楽は、ジャズピアノ、ジャズギター、フォークロック、映画音楽など様々だそうです。

   

鹿児島市山下町の「LUCK APARTMENT」。かつて市内にあったジャズ喫茶「門」のレコードコレクションとオーディオ設備を引き継いでいるそうです。 

   

宮城県多賀城市の「PARAGONIAN」。一度訪れたことがあり、記事をアップしました(その記事へのリンク)。再訪したいお店です。

(音楽家が愛するあの店、この味

   

渋谷区上原の『スマイルス』のナポリタン。ジャズが流れるお店だそうです。

   

岩手県盛岡市の『羅針盤』の季節のチョコレート菓子。シャンソンをはじめ、ジャズやピアノ曲が流れるそうです。

   

青森市の『シュトラウス』のアップフェルシュトゥルーデン。ウィーン版のアップルパイのようです。『シュトラウス』は、クラシックが流れているウィーン菓子専門の喫茶室。訪れてみたいお店です。


岡田暁生・片山杜秀著「ごまかさないクラシック音楽」(新潮選書)、年末に聴きたい音楽(CD)。

2024-12-12 19:30:00 | クラシック

岡田暁生さんと片山杜秀さんの対談形式で著された「ごまかさないクラシック音楽」(新潮社)という本が、書店で目に留まったので、購入して読んでみました。  

        

(本書の紹介)

バッハ以前はなぜ「クラシック」ではないのか? ハイドンが学んだ「イギリス趣味」とは何か? モーツァルトが20世紀を先取りできた理由とは? ベートーヴェンは「株式会社の創業社長」? ショパンの「3分間」もワーグナーの「3時間」も根は同じ? 古楽から現代音楽まで、「名曲の魔力」を学び直せる最強の入門書。

(大まかな目次)

序章  バッハ以前の一千年はどこに行ったのか
第1章 バッハは「音楽の父か」
第2章 ウィーン古典派と音楽の近代
    1. ハイドン
    2. モーツァルト
    3. ベートーヴェン   年末に〈第九〉の代わりに何を聴くか
第3章 ロマン派というブラックホール
    1.  ロマン派とは何か
    2.  ロマン派と「近代」 「人間は三分間しか音楽を聴けない」
    3.  ワーグナーのどこがすごいの
第4章 クラシック音楽の終焉?
    1. 第二次世界大戦までのクラシック音楽
    2. 第二次世界大戦後のクラシック音楽  
     ストリーミング配信で変わったこと これからのクラシック音楽をどう聴くか           

(感想など)

時代順に、作曲家個人や作曲家の作品を、その時代の政治体制や社会経済状況に照らして、対談形式で論じている内容です。入門書ではありませんが、クラシック音楽の代表的な作曲家や有名曲が登場するので、興味深く読めました。

最も面白かったのは、第4章の「第二次世界大戦後のクラシック音楽」で、この時代の作曲家や作品が縦横に語られています。ストリーミング配信で、音楽の聴き方が変わったことや、これからのクラシック音楽の聴き方も願望を込めて片山さんが述べています。

片山さんのインタビュー時に、ルチアーノ・ベリオ(伊の現代作曲家)が『人間なんてものはね、音楽を聴けるのは三分間が限度なんだ』という発言をしていて(本書187p)、記憶に残りました。3分の例として片山さんはショパンの音楽を上げています。僕も連続して音楽を聴くのは、30分位がよいので、共感しました。

(著者略歴)

岡田暁生

1960年、京都市生まれ。音楽学者。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学人文科学研究所教授。『オペラの運命』でサントリー学芸賞、『ピアニストになりたい!』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『音楽の聴き方』で吉田秀和賞、『音楽の危機』で小林秀雄賞受賞。著書に『オペラの終焉』、『西洋音楽史』、『モーツァルトのオペラ 「愛」の発見』など多数

片山杜秀

1963年宮城県仙台市生まれ。政治思想史研究者、音楽評論家。慶應義塾大学法学部教授。慶應義塾大学法学部政治学科卒業、同大大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。大学院時代からライター生活に入り、『週刊SPA!』で1994年から2003年まで続いたコラム「ヤブを睨む」は『ゴジラと日の丸――片山杜秀の「ヤブを睨む」コラム大全』(文藝春秋)として単行本化。主な著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(アルテスパブリッシング 吉田秀和賞・サントリー学芸賞)、『未完のファシズム――「持たざる国」日本の運命』(新潮社 司馬遼太郎賞)、『近代日本の右翼思想』(講談社選書メチエ)、『見果てぬ日本――司馬遼太郎・小津安二郎・小松左京の挑戦』(新潮社)、『鬼子の歌――偏愛音楽的日本近現代史』(講談社)、『尊皇攘夷――水戸学の四百年』(新潮選書)など。

 

【年末に聴きたい音楽】

本書の中で、『もう右肩上がりの時代じゃないんだから、(ベートヴェンの第九)とは別の方向(曲)を』年末に聴いたらどうかと岡田さんが発言し、片山さんも加わり、バッハ「フーガの技法」や、〈きよしこの夜〉などの教会音楽、モーツァルトのレクイエムなどが挙げられていました。

そこで、azuminoもこの時期に聴きたい音楽(CD)を挙げてみました。

 

   

「きよしこの夜」や「もろびと声上げ」などクリスマスキャロルが収録されているCDです。鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏。編曲とオルガンは鈴木優人。(BISレーベル。2018年神戸松陰女子学院チャペルで収録)。クリスマスシーズンにぴったりのCD(SACD)です。

   

モーツァルト:レクイエム。鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(2013年録音)。このCDを、ジャズ喫茶「アンの家」でかけてもらったら、クラシックファンの方が、これは買わなくちゃと言って、お店を出てきました。

   

ビル・エヴァンス「Trio 64」。ジャズからは、ビル・エヴァンスのピアノで、「Santa Claus Is Coming to Town」(サンタが街にやってくる)が収録されている「Trio 64」を。明るめの演奏で、大好きなアルバムです。