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安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

モンティ・アレキサンダー「HERE COMES THE SUN」と支留比亜珈琲の「ドイツ風ジャーマンアイス」の話題

2020-08-16 20:02:40 | ピアノ・トリオ

連休中にモーニングを食べに松本市の郊外にある「支留比亜珈琲 松本島内店」に出かけてきました。飲み物のメニューが豊富でしたが、朝から暑いのでアイスコーヒーに加えアイスクリームも食べたくなり「ドイツ風ジャーマンアイス」にしてみました。ドイツ系のレーベルに録音されたアルバムです。

MONTY ALEXANDER (モンティ・アレキサンダー)
HERE COMES THE SUN (MPS 1971年録音)

   

モンティ・アレキサンダー(p, 1944年生)は、近年も来日を重ねていて日本でもお馴染みのピアニストだと思います。オスカー・ピーターソンやエロール・ガーナーを髣髴とさせるところはデビュー当時からですが、ジャマイカ生まれでもあり、ラテン系の音楽も取り入れています。

メンバーは、モンティ・アレキサンダー(p)、ユージン・ライト(b)、ダフィー・ジャクソン(ds)、モンテゴ・ジョー(conga)。モンテゴ・ジョーは、プレスティッジレーベルにリーダー作がある他、アート・ブレイキーやジョージ・ベンソンのものなど多くの録音に参加しています。ダフィー・ジャクソン(ds)はチャビー・ジャクソン(b)の息子です。

曲目は次のとおり。

1  Montevideo (Richard Evans)
2  Where is Love? (Lionel Bart)
3  Here Comes The Sun (George Harrison)
4  Love Walked In (George Gershwin)
5  Brown Skin Girl (Trad.)
6  This Dream is Mine (Monty Alexander)
7  So What (Miles Davis)
ビートルズの曲「Here Comes The Sun」やマイルス・デイヴィスの「So What」を取り上ているのが興味を惹きます。

明快でウキウキするような楽天的な演奏が楽しめます。モンティ・アレキサンダー(p)の切れのあるピアノの音色が素晴らしく、ラテン色が濃いジャマイカの曲だと思われる「Brown Skin Girl」はアップテンポで輝かしい。モンテゴ・ジョーのコンガが効いている「Montevideo」もよく、コンガのソロも入るリズミカルな「So What」も異色ですがこれはこれで楽しめます。バラード「Where is Love?」も、アレキサンダーの両手を使ったダイナミックな演奏が印象的。

   

オリジナルのレコードで聴いています。

2015年の前橋公演におけるモンティ・アレキサンダー。

【支留比亜珈琲 松本島内店】

住所:長野県松本市島内4105-1
電話:0263-47-8839
ホームページ:支留比亜

外観

モーニングサービスのメニュー

ドイツ風ジャーマンアイス。ドイツとジャーマンが被っている気がしますが、まあいいかと。

モーニングのセット

トーストも結構いけます。

ゆで卵がついています。

ホイップクリームもたくさん。アイスコーヒーには甘味(シロップ)を入れてないので、アイスクリームとホイップクリームでちょうどいい味でした。


住宅公園でハウスメーカーの家を見学 

2020-08-15 20:35:09 | お出かけ・その他

築60年で傾いてもきている実家の母屋をどうしようかと悩んでいて、取り壊して建て替えという選択肢もあるので、住宅公園のハウスメーカーの建物を参考に観てきました。

それぞれのメーカーが趣向を凝らして大きく建てた物だけに、実際の家のイメージは湧かないのですが、それでも最新のテクノロジーや間取りなど驚くべき進歩をしていて、ためになった見学でした。

(あづみの住宅公園)

まずは、安曇野市の「あづみの住宅公園」へ

セキスイハイム

アルプスピアホーム。長野県の地元工務店ですが、人気があって年間200棟を建設。リフォームなども一体的に手がける会社です。

建物全体を撮り忘れましたが、一条工務店の建物です。長野県内の戸建て住宅では、積水ハウスを押さえてトップをとっています。全館床暖房というのがアピールします。

   

床暖房の配管。使うのは液体のようです。

断熱性能もよいようです。担当者と話していると、明快な説明が多く勢いがあるメーカーのように思えます。

パナソニックホーム。鉄骨造りで、大きな空間をとることができます。

(松本住宅公園)

積水ハウス。基礎や外壁など、さすがにトップメーカーのように感じました。

住友林業。なかなかよく、今回最も印象に残りました。

感心した玄関脇にあるシューズ・イン・クロゼット。作業着や長靴を置いておけます。この作りは便利そうです。

玄関脇には手洗いもついています。庭いじりや外仕事のあとに有用。

リビングから和室。木造でよくこれだけの空間を確保しています。

意外に開放感があるのですが、その秘密の一つが、ドアや窓ガラスなどの建具が天井の高さまであるということでした。これも驚き。間取り図だけではわからないのがこういったところでしょう。

ドアが大きいので、トイレが広く見えます。

ホテルのような寝室

階段

三井ホーム。重厚で高級感ではトップです。

洗面所ですが、ホテルのようです。

感心したトイレ。開き戸で中も広いのが素晴らしい。

断熱材のアピールをしていました。壁式の工法なので、このようなことができるようです。

地震に強いことをアピールしています。

二階から一階のリビングを見たところ。

積水ハウス、住友林業、三井ホームはさすがにトップクラスでした。一条工務店も特に女性の支持が得やすそうです。気になるメーカーについては、実際の街中にある家を見るつもりです。ただし、金額が高いメーカーばかりなので、参考にするだけに終わる可能性も高いです。


松本駅前の洋食店「盛よし」でランチ (洋食 長野県松本市深志)

2020-08-14 20:50:59 | グルメ

松本市に用事があって出かけてきました。お昼にかかったので、ランチに駅前にある有名洋食店「盛よし」に入りました。行列を作っていることもある人気店です。本日のランチがAからCまで3種類あり、僕はCのビーフシチューにしました。

メニューは豊富ですが、カニクリームコロッケやハンバーグがメインのランチを頼んでいる人が多いようでした。夏の盛りに食べたビーフシチューは濃い味で、暑さを吹き飛ばすのに相応しい感じでした。次は別のものを食べてみたい。

外観

店内。お客様が多いので近くだけ撮影。このテーブルもすぐに埋まりました。

生ビールセットというのもあるようです。

まずはセットの サラダともやし。

定食にはご飯、味噌汁がつきます。

ボリュームあります。

味噌汁。それほど塩辛くなく味噌スープという感じで、洋食に合います。

ビーフシチュー

デミグラスソースをかけてあります。ビーフが柔らか。

付け合わせの人参が大きい。

ナスの天ぷらもついています。

マッシュルームポテトもよかった。ボリュームがあるので、若いお客様が多い店内でしたが、たまにはボリュームのあるお肉もよいものです。

【盛よし】

住所:長野県松本市深志2-1-21
電話:0623-36-2903
ホームページ:盛よし (食べログのページです)


レスター・ヤング「THE PRESIDENT PLAYS」と月詠珈琲のチーズケーキの話題

2020-08-13 21:25:27 | テナー・サックス

久しぶりに松本市島内の月詠珈琲に寄りました。珈琲は少し濃いめのマンデリンを注文し、それにあわせるといいかと思い、今回初めてチーズケーキを注文しました。お店のオリジナルのこのチーズケーキですが、滅法美味しくて、リピーターになりそうです。リピートして聴いているアルバムを。

LESTER YOUNG (レスター・ヤング)
THE PRESIDENT PLAYS (VERVE 1952年録音)

   

レスター・ヤング(ts, 1909~59年)のヴァーヴレーベルへの録音は、1956年に録音した「Pres and Teddy」あたりが奇跡的に素晴らしいとされ、1930年代から40年代前半に比べると低調だと言われることが普通でした。しかし、この1952年の録音を聴くと、ヴァーヴ時代もよかったように思えてきます。

メンバーは、レスター・ヤング(ts)、オスカー・ピーターソン(p)、バーニー・ケッセル(g)、レイ・ブラウン(b)、J. C. ハード(ds)。当時のオスカー・ピーターソン・トリオは、ピアノ、ギター、ベースでしたが、そこにドラムスを入れた編成がリズムを強化して成功しています。

曲目は次の通り。

1  Ad Lib Blues
2  Just You, Just Me
3  Tea For Two
4  Indiana
5  I Can't get Started
6  On The Sunny Side of The Street
7  Almost Like Being In Love
8  There Will Never Be Another You
1曲目は、ピーターソンとレスターの即興のブルーズですが、あとは、スタンダード中のスタンダード曲です。

レスター・ヤング(ts)とオスカー・ピーターソン(p)の白熱した演奏が楽しめます。特に素晴らしいのはアップテンポで演じられた「Just You, Just Me」と「Tea For Two」の2曲で、ヤングの次々と出てくるメロディアスなソロに唖然とします。ミディアムテンポ以下の演奏も優れていて、音域を広く使った「On The Sunny Side of The Street」やピーターソン(p)のイントロから入る「Almost Like Being In Love」におけるヤングの表情豊かなソロを聴いていると頬が緩んできます。

【月詠珈琲の店内とチーズケーキ】

入口

ウッドデッキにもテーブルが配置されていて、春から秋にかけては、こちらでお茶をするのも良さそうです。

店内

スピーカーのJBLオリンパスからは、BGM的にジャズやポップス、軽いクラシックなどが流れていました。

珈琲とチーズケーキを注文。

マンデリン。やや深煎りです。

チーズケーキ。しっとりとしてコクがあって、松本近辺では、これだけのものを探すのは難しいかもしれません。

本日は、迎え盆で、お墓に行ったりするなどしていて、ブログのアップが遅れました。ご覧いただければ幸いです。

【月詠珈琲】

住所:長野県松本市大字島内7122-3
電話:0263-74-1487
ホームページ:matsumoto-tsukuyomicoffee.com


益田ミリ著「ちょっとそこまで旅してみよう」(幻冬舎文庫)を読みました。

2020-08-12 20:09:01 | 読書

現在のコロナ禍の状況では、政府で進めている「go to キャンペーン」により旅行費用が補填されようと、東京や札幌へ行く気にはなりません。早く日常が戻り行けるようになることを念願しています。その気持ちも込めて、益田ミリ著「ちょっとそこまで旅してみよう」を読んでみました。

   

益田ミリさんは、1969年大阪府生まれのイラストレーターです。主な著書に四コマ漫画の「すーちゃん」、「泣き虫チエ子さん」、「僕の姉ちゃん」シリーズなどがあり、エッセイや絵本も出しています。

   

(目 次)

(感 想)

プライベートで旅をした旅行記ですが、全編にほのぼのとして、たまにしんみりとし、気持ちが温かくなるエッセイです。乗物や飲食、観光施設や名所見学、お土産購入など旅行にまつわる出来事を記していますが、非日常と日常を往来しているのが面白い。

旅先で普通のショップに入ったり、デパートにいったりと、好奇心の赴くまま行動しています。日本各地への旅行は、ガイドとしても参考になります。ヘルシンキでは英語のしゃべれない著者の奮闘ぶりが活き活きと描かれていて、その状況も楽しんでいるようでした。

目次が旅先になっていて、関心のある場所から読むこともできます。交通費や宿泊費、お土産代など実際にかかった費用を載しているのも特長です。僕がすぐにも行きたくなったのは、石川県の金沢と宮城県の鳴子温泉です。

   

旅費も掲載されています。これは、宮城県の白石と鳴子温泉へ行った際のもの。