渋谷ゆう子著「揺らぐ日本のクラシック」(NHK出版新書)が、書店で目に留まったので、読んでみました。
表紙
(本書の紹介)
(帯裏にある目次など)
(感想など)
著者の渋谷ゆう子さんは、音源制作・権利交渉・コンサルティングなど主にクラシック音楽家のサポートを行う(株)ノモス代表取締役で、香川県民ホール文化事業プロデューサーの職にもあり、それらの事業経験も踏まえながら提案を行うなど、前向きな内容で、感心しました。
オーケストラの運営や音楽教育に関する欧米、アジア各国の状況を記した第5章~第7章は、興味深かった。日本の現状も浮き彫りにし、クラシックのリスナーや音楽家を育てるため、地方における音楽祭の開催や、学校訪問などのアウトリーチ活動の必要性を説いています。
それらの活動だと、地元にプロのオーケストラがある地域(群馬県や山形県など)は、既に取り組んでいますが、その他の地域では、行政当局や文化事業を受託した者は、前例踏襲の運営を行い、アウトリーチなどとは無縁のところが多いと思われ、課題だろうと考えさせられました。
(著者略歴)
【NHK出版新書のホームページ】
【(株)ノモス ホームページ】
30年デフレが続いた影響も大きいかなと思います。
私事ですが、中年になってからは、オーケストラより室内楽のほうが好きになり、新人の若手奏者や中高生の伸び盛りの演奏が好みになりました。今度の土曜日、ココイチカレー創業者、宗次ホールで東京芸大の奨学生4人の演奏会が楽しみです。
お話のように、日本の経済力が弱くなり、家庭に音楽を楽しんだり、子弟を音大に行かせる余力がなくなっていることもありますね。
名古屋には、宗次ホールがあって、羨ましいです。前を通りかかったことはありますが、入ったことはありません。愛知県芸術劇場もあるし、さすがに大都会です。このところ出かけたいないので、名古屋も訪れたいと考えています。
コメントありがとうございます。