雑誌「BRUTUS」2020年2月15日号の特集は、ブレンドとモーニングコーヒというものでした。このところ、スターバックス、タリーズといったチェーン店に入るか、スーパーで買ったドリップパックのものを飲んでいるので、たまにはコーヒー豆を挽いて自分で淹れてみようと思わされました。選曲から手数をかけたアルバム。
JEB PATTON (ジェブ・パットン)
SONGS OF THE SAXOPHONE (Blau Records 2019年録音)
ジェブ・パットン(p, 1974年生)は、昨年、ロバータ・ガンバリーニ(vo)の伴奏で来日し、引き続き全国各地で公演したので、聴いた方も多いのではないかと思います。僕もパットン(p)と中村健吾(b)のデュオで行われた上田公演を聴き、彼のファンの一人になりました。そのジェブの新作が発売されたので早速購入しました。
メンバーは、ジェブ・パットン(p)、イグナシ・ゴンザレス(b)、ジョー・ストラッサ―(ds)。このCDは、スペインのblau Recordsからの発売で、ジャケットには「NEW YORK SERIES」と表記されています。blauは、スコット・ハミルトン(ts)を多く録音しているレーベルですが、このシリーズは気になります。
基本的にサックス奏者が作曲したものが選曲されています。「Alone Too Long」、「Far Away Lands」、「Naima」、「Bird Feathers」、「A Tear and a Smile」、「Minority」、「The Truth Tellers」、「Summer Serenade」、「Amsterdam After Dark」の9曲。「The Truth Tellers」だけは、ジェブ・パットンの自作。コルトレーン作「Naima」がピアノトリオでどう表現されるかなどに興味が湧きます。
ジェブ・パットン(p)を中心としたピアノトリオのよくスイングして変化に富んだ演奏が楽しめます。パットンの磨き抜かれたサウンドは、とりわけバラードで効果的で、コルトレーン作の「Naima」では、曲のムードが良く出ていて、ピアノでよくここまで表現できるなと感嘆しました。両手のユニゾンで旋律を弾いたり、装飾的に和音をパラっと使ってみたりと、多彩な技も光ります。きらきらとした出だしから惹き込まれる「Alone Too Long」やお楽しみ曲「Amsterdam After Dark」なども印象深い。
【ジェブ・パットン・ホームページ】
ライブのスケジュールなどが掲載されています。ロバータ・ガンバリーニ(vo)の伴奏は続けているようです。
【BRUTUS2020年2月15日号「ブレンドとモーニング珈琲」】
表紙
オオヤミノルさんは、京都のオオヤコーヒー焙煎所などを主宰。著書に美味しいコーヒーって何だ?(マガジンハウス)があります。全国各地の4人と珈琲に関する対談を行っています。
坂口憲二さんは、芸能活動を休止して、コーヒーの焙煎を行っているようです。
モーニングコーヒーの特集もあったのですが、興味を惹かれたのは夜のコーヒーの方でした。
お店の紹介もあり、右はStarbucks Reserve Roastery Tokyo(中目黒)の「Nakameguro Espresso Martini」、左はCoffee Bar Gallage(東中野)の「Irish Coffee」。他にも4軒紹介されていましたが、全て東京のお店です。
焙煎所の紹介もあります。近くを探したら、新潟県上越市に「DIGMOG COFFEE」というお店がありました。ブレンドが良さそうなので、機会を見つけて買いに行こうと考えています。下段は熱海のお店です。