安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

エルジー・ビアンキ「THE SWEETEST SOUND」とサリーカレーの話題

2020-02-20 20:01:11 | ヴォーカル(E~K)

昼食にカレーが食べたくなりサリーカレーに出かけてきました。ターバンカレーやゴーゴーカレーといった金沢カレーの系列ですが、サリーカレーという店名はここだけのようです。シンプルな「サリーカレー」を注文しましたが、そう辛くなく甘さも感じられ僕に向いていました。すっきりとシンプルなヴォーカルを。

ELSIE BIANCHI (エルジー・ビアンキ)
THE SWEETEST SOUND (SABA  1965年録音)

   

エルジー・ビアンキ(acc,p,vo  1930~2016年)は、スイス生まれのミュージシャンですが、このSABA原盤の「The Sweetest Sound」によって日本でも知られていると思います。メロディを大事にした癖のないヴォーカルは僕も好みで、昔からの愛聴盤です。

メンバーは、エルジー・ビアンキ(p,vo)、シロ・ビアンキ(b)、チャーリー・アントリーニ(ds)。ビアンキは、1951~54年にチューリッヒのジャズフェスに参加し、56年にはシロ・ビアンキと結婚して、プロのミュージシャンとして活動。58年にアメリカへツァーし59年に帰国後はバーゼルのジャズクラブに出演。68年には米国に移住して演奏活動を続けましたが78年に音楽界からは引退しました。

曲は、「Teach Me Tonight」、「Fallin' Love With Love」、「Little Bird」、「A Sleepin' Bee」、「The Shadows of Paris」、「Fiddler on The Roof」、「The Sweetest Sound」、「Spring Can Rally Hnag You up The Most」、「Meditation」、「Why Did I Choose You」、「Little Blues」、「Gess Who I Saw Today」の12曲。ほとんどスタンダードですが、「Little Bird」はピート・ジョリー作曲、「Little Blues」はエルジー・ビアンキの作曲です。

エルジー・ビアンキのあっさりとした感じの歌は、聴きやすく、弾き語りで入るピアノソロもなかなか魅力的です。軽快な「Teach Me Tonight」や「The Sweetest Sound」、ボッサの「Meditation」などほんのりとジャジーで楽しめます。スローテンポで歌うヴィクター・ヤング作「The Shadows of Paris」は、哀愁が漂い、シャンソンの香りもします。同曲を聴くたびによく取り上げてくれたと感謝したくなる選曲です。

【サリーカレー】

住所:長野県長野市南千歳1-3-3 成島ビル 1F
電話:026-226-7707 
ホームページ:サリーカレー (食べログのページです。)

外観

店内には券売機があります。マスター一人で切り盛りしているようです。

メニュー。外に掲示してあったものを撮ったので、少し見にくいです。リーズナブルです。

店内のカウンター。

最もシンプルなトッピングのない品にしました。ルウはいくらかトロリとして、金沢カレーという感じもありますが、食べやすい味でした。辛くもできます。

カレーの後は、珈琲を飲みにすぐそばのタリーズへ。

久々にカレーと珈琲というシンプルな組み合わせの昼食でした。