安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

オリヴィエ・アントゥネス LIVE IN JAPAN

2018-03-28 20:24:47 | ピアノ・トリオ

安曇野市の自宅(実家)が建築後60年近くになり、水回りを中心として老朽化が目立ち不便なので、部分的にリフォームを行うことにしました。浴槽の取り換えも行うのですが、工事会社からメーカー(TOTO)のショールームで実際に物を見て、形や色を決めてほしいと言われ、先日長野市の店舗に行ってきました。ショールームにはいろいろと展示してあって、見るのが面白く、つい余分な時間がかかりました。実際のライブに行きたくなるCD。

OLIVIER ANTUNES (オリヴィエ・アントゥネス)
LIVE IN JAPAN (Marshmallow 2008年録音)

      

先日、出かけた横浜中華街のジャズ喫茶「マシュマロ」で購入したCDです。Marshmallow Records(マシュマロ・レコード)は、デンマークのピアニスト、オリヴィエ・アントゥネスを2008年10月に招聘し、武蔵野スイングホールで公演を行いましたが、その際にライブ録音をしたアルバムで、オーナーの上不三雄さん自ら録音を行っています。

メンバーは、オリヴィエ・アントゥネス(p)、イェスパー・ボディルセン(b)、モーテン・ルンド(ds)。実は、このアルバムで初めてアントゥネスを知ったのですが、ここでは結構スイングしてハードバップという感もあるのですが、実際にはタッチがきれいで抒情的な演奏を得意としているようです。彼に関してはあまり情報がありませんが、最近、イェスパー・シロ(Jesper Thilo)のグループで音楽祭に出演をしているようです。

曲は、ライブということもあってかスタンダード中心です。「All of Me」、「You and The Night and The Music」(貴方と夜と音楽と)、「Hi Lili Hi Lo」、「Milestones」、「Nature Boy」、「When Lights Are Low」の6曲。「Hi Lili Hi Lo」は、ブロニスロウ・ケイパー作、「When Lights Are Low」は、ベニー・カーターの作です。

今から約10年前にこんな素晴らしいコンサートが催されていたとは信じがたい気持ちです。デンマークのミュージシャンだからかもしれませんが、3人ともよくスイングした、これぞジャズといった演奏を行っています。そういった意味では昨今の北欧のジャズのイメージではありません。アントゥネス(p)の繊細さは、ことに「Nature Boy」で発揮されていて、うっとりするほどの見事さ。「Milestones」ではややアグレッシブなピアノ演奏が聴けますが、ルンド(ds)のドラムが疾走感も出ていて、ちょっとトニー・ウィリアムスを連想させました。「Hi Lili Hi Lo」では、ボディルセン(b)のソロも聴け、最初から最後まで会場にいた人がうらやましくなるようなライブです。

【TOTOショールーム】

午前10時の開店にあわせていったのですが、すでにお客様が待っていました。これには驚かされました。

新築のお客さまでしょうか。たくさんのお客様がいました。

浴槽はとりかえるので、どれにしようかと見てみました。これは一般的なものです。

浴槽に段差があるもの。

デラックスなものだそうでうs。もっとも、大きいので、古い家には入りません。

洗面台を入れるつもりですが、機能が向上していて驚きました。

パソコンで浴室のシュミレーションをしているところ。

模型まであって、実際にどうなるのか組み立ててくれます。すぐに決めました。