理想国家日本の条件 さんより転載です。
御嶽山は1979年に噴火するまで死火山だった。
数千年の沈黙を破って噴火した「輪廻転生の門」
2014-10-01 07:10:59 | megamiyamaさん転載
http://blog.goo.ne.jp/hikarinonakama/e/cf08cecc2d59ef74b9092ef0159a4f5f
目に止まった外国のニュースをいち早く翻訳して伝えて下さる「IN DEEP」ですが、今回の御嶽山の噴火も、
世界のニュースと併せて読むと、地球規模の大変動の予兆のようにも思えてきます。
(日本の新聞やテレビは、日本と世界をつなげて見る視点が、絶望的に欠落しています。)
ロシアでは、どのメデイアも「日本の中央で火山噴火」と報じているそうです。
遠くから見れば、そういう見方になるのですね。(話は違いますが、今日のお天気ニュースでは、
関東より東では気温が急激に下がると言ってました。「日本の真ん中で、気温が二つに分かれた」ようです。)
日本の真ん中で何かが起こり始めたのかも知れません。
okaさんもおっしゃってますが、日本より、世界の方が、いち早く、的確に、この噴火の全体像を捉えて
報道しているように見えますが、それは仕方のないことでしょう。
日本は「災害が起こった現場」ですから、助かった人や亡くなった人の詳細や自衛隊などの救出活動の様子を
伝えることに専念するしかないとおもいます。
しかし、情けないのは、火山を長年研究してきたはずの学者さん達の発言。
「火山の噴火を予測することは困難」ということは、今回でよくわかりましたが、それならせめて、今
「環太平洋火山帯」で活発化している火山情報(つまり「IN DEEP」さんがここで紹介しているような…)くらいは、
出し惜しみせず公開して、近視眼的な日本人に地球規模の視点を与えてもらいたいものです。
(これでは、日本の学者は海外の記者より、学識や見識において劣っているように見えてしまいます。
日本の報道関係者や学者さん方は悔しくないのでしょうか?)
日本の学者は何を研究してきたのか?これから、災害や災難や紛争が起こる度に、その成果が問われることに
なるのではないでしょうか?
他人事ではありませんが…
何の為に生きるか?自分以外の誰かの役に立つことができているか?
一人ひとりの「命の質」が問われる時代になってきたのだと思います。
今回、犠牲になられた方々は、その人となりや弔いに駆けつけた方々の話が紹介される度に、それぞれが職場や
友人・知人・家族にとってかけがえのない方々であったことが伺い知れます。東北大震災で亡くなられた方々同様、
身を以て世界に警告を発する役割を果たされることになりましたが、今回の場合、この世では悲惨な最期に見えても、
必ずや御嶽山の御祭神であられる国常立神のご加護が働き、「輪廻転生の門」が開かれたに違いありません。
文字通り“神に召された”方々なのだと思います。謹んでご冥福をお祈り致します。
以下、「IN DEEP」の記事、抜粋して転載します。
http://oka-jp.seesaa.net/article/406217828.html
2014年09月29日
ほんの 35 年前に有史以来初めての噴火を見せた「輪廻転生の門」でもある御嶽山の噴火と共にさらに本格化しそうな太平洋火山帯の活動
御嶽山噴火が教えてくれる「噴火の前兆」の現実
御嶽山の噴火は、結果として相当数の犠牲者を出してしまいそうな形となっていますが、昨日の産経新聞の記事の下の
2014年9月28日の産経新聞「御嶽山噴火 「ドカン」巨石の雨 軽トラ大…「もうダメだ」」より
火山灰とともに、周囲に直径1メートルぐらいの大きさの石が飛んできたため、急いで岩陰に隠れた。まもなく、もう一度「ドカン」という音が鳴り、今度は軽トラック大の石が飛んでくるようになった。
巨大な石は地面にぶつかって割れ、破片が四方八方に飛び散った。黒い雨が降り始め、雷のような音も鳴ったという。灰はひざ上まで積もった。「もうダメだ」。そう思った。
> 軽トラック大の石
こういうものが飛び交う状況……。
ところで、今回の御嶽山のニュースは、最近の日本の出来事の中では、海外で最も大きく報じられたニュースのひとつ
下はロシアのテレビニュースですが、どの報道にも
「日本の中央」で火山噴火
というような文字が入るものが多く、たとえば、下のような映像と共に「日本の中央で火山噴火」という文字が
▲ 2014年9月28日のロシアのテレビニュース Obozrevatel より。
それにしても、冒頭のデイリーメールも含めて、イギリスのメディアは、下手すると日本の報道より詳細な救出活動の
下はそれぞれデイリーメールに掲載されている写真です。
自衛隊の戦車も投入
▲ 救助活動に戦車2台が投入されていることもデイリーメールで知りました。長野県の王滝村です。
空中からの救助活動
▲ 生存している登山客2名をヘリコプターで救出した場面。しかし、この後、毒性のある火山ガスなどに覆われ、
なお、このデイリーメールの記事では、この報道のページの中に「火山による死傷者が発生する様々な理由」という
翻訳します。
MUD, GAS AND ASH: WAYS A VOLCANO CAN KILL YOU
泥流、ガス、火山灰:火山があなたを死に至らしめる理由
私たちが一般的に火山の危険性をイメージする場合、それは溶岩によるものとする考え方が多いが、実際には、噴火に
1. 火砕流 火砕流とは、温度 1,000度にも達する熱の流れが時速数百キロで山の下に向かう現象で、火砕流が通過
2. 湖水爆発 非常に希な現象だが、火山湖から二酸化炭素が流れ出ることにより、大気が高濃度に汚染され、人間を
3. ラハール(土石流、火山泥流) 大量の水分を含んだ火山灰などの噴出物の泥流が山の斜面を流れ下る現象。
4. 火山灰 非常に大きな噴火が起きた場合、噴煙が下部成層圏にまで達し、これにより太陽光が遮られることにゆり、
つまり、噴火によるラハールではなく、地震によるものだったようですが、下のような被害を出したのだそう。
御嶽山南側で「御嶽崩れ」と呼ばれる山体崩壊が発生し、体積約3450万立方メートルの土砂が伝上川の両岸を
削りつつ、濁川温泉旅館を飲み込みながら、標高差約1900~2500m、距離約10kmを平均時速80km~100km
という猛スピードで流下し、延長約3kmにわたって最大50mの厚さで堆積した。
氷ヶ瀬の渓谷では厚さ30メートル以上の土砂が堆積し谷が埋まった。
当時、伝上川周辺には名古屋市からきのこ採りなどに来ていた5名と濁川温泉旅館の経営者家族4名の計9名がいたが、いずれも山体崩壊の土石流に巻き込まれ、行方不明となった。
このようなことがあったのだそうです。
ところで、この 1984年の御嶽山の山体崩壊を調べていた時に、長野県理化学会・地学部会のサイトに
御嶽山は火山で、この長野県西部地震の5年前の1979年に数千年の沈黙を破って有史以来初めて噴火した。火山の寿命は数万~数百万年に及ぶので、有史以来噴火の記録がなくても活動が完全に終了したとは見なせない。地球の営みを人間の尺度で測るのは無理がある。
なんと、御嶽山は、ほんの 35年ほど前に、
> 数千年の沈黙を破って有史以来初めて噴火した火山
なのでした。
日本の学問から「死火山」という言葉を消滅させたのは御嶽山の1979年の噴火だった
ところで、上のセクションの見出しに、「噴火の前兆の現実」という言葉を入れたのですけれど、これはどういうことかというと、
<御嶽山噴火>「前兆なし」、富士山も同様の恐れ
静岡新聞 2014.09.28
長野、岐阜両県にまたがる御嶽山の噴火で、静岡県内では28日未明にも、富士山頂付近などで降灰が予想される。明白な前兆現象がないまま噴火に至った今回のケースについて、火山学者は「富士山でいつ同様の噴火が起きてもおかしくない」と声をそろえる。
火山噴火予知連絡会伊豆部会委員を務める小山真人静岡大教授は、御嶽山の噴火が「マグマの大規模な上昇ではなく、地熱活動の変化による水蒸気爆発だろう。こういう噴火は高精度の観測機器でも前兆を捉えにくい」と話す。富士山火口にも過去の水蒸気爆発の痕跡があり、同様の噴火は起こり得るという。
そうなんですよ。
「前兆がない」という噴火が存在することが現実で、上の記事では富士山の例を挙げていますが、すべての火山に
そして、その上の長野県理化学会のサイトの下の文章。
> 火山の寿命は数万~数百万年に及ぶので、有史以来噴火の記録がなくても活動が完全に終了したとは見なせない。
と、
> 地球の営みを人間の尺度で測るのは無理がある。
のふたつの文章などを読みますと、
いわゆる「死火山」という火山は存在しないかもしれない
という考えにもいたります。
実際、現在は、地質学用語での「死火山」という言葉は事実上存在しません。
そして、その「死火山」という言葉の定義を変えた火山こそ、今回噴火した御嶽山だったことを知りました。
従来、死火山とみなされていた木曽御嶽山が、1979年に水蒸気爆発を起こし、定義を大きく見直すきっかけとなった。
さらに活発化する「太平洋火山帯」の火山活動
今回、海外の報道やブログを少し見ていて、印象的だったのは、ふだんは経済的なこと(株や為替や経済クラッシュなど)を
・Japan Declares Level 3 Emergency, At Least One Dead After Volcano Erupts In Central Japan
(日本の中央部での火山噴火で1名が死亡、日本は警戒レベルを3に引き上げる)
という記事でした。
まあ、そのことはともかく、そのゼロヘッジの記事のコメントに、
「太平洋火山帯の活動が活発になってきている」
というものがあり、そのコメントに添えていたリンクの記事こそ、前回の記事
・エスキモーの女性予言者が「アルマゲドンのキッカケ」の噴火として述べていたアメリカのマンモス・マウンテンで起きた1日 1,000 回を越える異常な群発地震
2014年09月27日
に貼りました、米国 NBC のニュースでした。
・NBC
このコメントを書いた人が、日本の噴火の記事に対してアメリカの群発地震の報道記事をリンクしたということは、
地図的にいうと下のふたつは同じ要因だと。
▲ ピンクの部分太平洋火山帯。英語では、火の輪( Ring of Fire )と呼ばれています。
今年6月の記事で、
・環太平洋火山帯の目覚め? : アリューシャン列島とアラスカで続く群発地震から2年前に発表された「地球の磁場の反転と巨大火山活動が関係する」という論文を思い出す
2014年06月23日
というものがありましたが、太平洋火山帯に属するアリューシャン列島で、6つの火山に対して同時に高い
そして、昨日の記事「エスキモーの女性予言者が……」でふれましたカリフォルニアの群発地震。
それぞれが密接につながっているというものではないにしても「曖昧につながっているかもしれない」ということは
上にアリューシャン列島の火山活動の活発化のことを書きましたが、太平洋火山帯に属するカムチャッカ半島での
2014年9月24日のシベルチ火山の様子
・Watchers Copyright: Y. Demyanchuk
この高さのすごさを比較するとすれば、たとえば、今年5月に「史上2番目の高さ」の噴煙を上げる噴火をした
ここから考えても、このシベルチ火山の噴煙の高さはかなりのものだと思われます。
多少の個人的な御嶽山との縁
(長いので、略)つまり、この 10年以上、「私の住む部屋にはずっと御嶽山のお守りが貼られている」というのが、
御嶽山は山岳信仰の山である。日本の山岳信仰史において、富士山と並び講社として庶民の信仰を集めた霊山である。
また、御嶽山信仰の特徴として、
「死後我が御霊はお山にかえる」という信仰に基づく霊神碑が御嶽山信仰の特徴のひとつである。
というような面もあるようで、死後の霊の帰る場所としての信仰に基づいているようです。
仮に、人間が輪廻や転生をするものだとすると、御嶽山は「霊が帰る場」というより、「死から生への門」のような場所
もっとも、輪廻転生というものがあったら、としての話ですが。
いずれにしましても、御嶽山は先に書きましたように、
・日本の火山の学問から「死火山」という言葉を消滅させた(どんな火山でも噴火しうることを人びとに認識させた)
・日本の山岳信仰の最高クラスの山のひとつ
という側面を持つ山であり、もうひとつ、
・日本列島の中央部に位置している
という「御嶽山のある場所の示唆的な意味合い」にも何かを感じる部分はあります。
ところで、上のほうにリンクしました過去記事「環太平洋火山帯の目覚め? ……」では、英国の大学の発表した、
これは「地球の磁場の反転と、過去の大噴火の頻発した時代には相関した関係があった」ことがわかったというものです。
・噴火
・磁極ポールシフト
は常にセットになって、その時代を見舞うという過去の地球だったようです。
地球の磁極が急速に移動していることは、これまでかなり書いたことがありますけれど、たとえば、最近では、
・ポールシフトに関する最近の緊迫 : 北の「磁極」がシベリアにまで移動しつつあるという情報の真偽。そして、ロシア空軍から報告された「アメリカの磁場異常がカタストロフを引き起こす」という情報の真偽
2014年06月18日
という記事で、基本的には、磁場の異変が感知された場所と群発地震の関係などを記していますが、
地殻の異変と関係することがらは、あまりにもいろいろな要素がこれまで出されてきていて、そのような状況の中で、
・地球の地殻自体
・磁場や磁気の問題
・宇宙との関係
というものが複合して関係しているであろうことは想像がつきますし、今回の御嶽山を考えていると、そこに加えて、
・信仰
・神という問題
ということも、あるいは加えて考えなければならないのかなと思ったりします。
いずれにしても、太平洋火山帯の活発な地質活動はそうそう簡単に収まるものではないと私は考えています。
とはいえ、まだ起きてもいないことに対して脅えても仕方ないわけで、そのような気分になった時には、
「あらゆる観点から見て、私が不安を抱いても、何の役にも立たない。私は一切不安を抱いてはいけない。
私は、自分は何をするべきなのか、ということだけを考えなくてはならない」
完全にこのような気持ちを抱くことは不可能ですが、できる限りそうしたいと思っています。
転載以上。
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