欄月の勉強部屋 さんより転載です。
卒業式シーズンです。
公立学校では、闘争のシーズンと言ってもいいのかもしれませんね。
大阪維新の会のお陰?で、今年はその「下らないイデオロギー闘争」が、殊更クローズアップされています。
まぁ、いいことだと思います。
今までは、こういう実態があること自体も、あまり話題にはなりませんでしたからね。
まずは世間の人がこういう実態を知り、そして考えること。そこから始まりますから。
【不起立教員8人に「子供たちに悪影響」松井知事 「公務員をやめたらいい」橋下市長】
>松井一郎知事は24日、記者団に「注目された中で、わざと違反をするのは、組織の一員としてあってはならない。公務員組織の中にいるのではなく、自分の考えを訴えて、政治の道を志したらいい」と批判。
>「ルールを率先して破る先生を目にすれば、子供たちにとって非常に悪い影響を与える」と述べた。
> 国旗国歌条例成立時の知事だった大阪市の橋下徹市長は同日、「その8人の人に府民は公務員をやってくださいと頼んでいない。公務員をやめたらいい。勘違い しすぎだ。教育の現場に携わってもらってもかまわないが、公務員という身分をはずして自由にやれっていいたい」と、憤りを隠さなかった。
まことにもって、ごもっとも。
自己中心的な言い分だけを押し通して、ルールを平然と破る人間から、一体何が学べるというのか。
大体、丁寧に順を追って考えていけば、普通はこの不起立云々の異常性はすぐに分かります。
まず、
1.
公務員は「全体の奉仕者であり、一部の奉仕者ではない」と、日本国憲法に定められている
そして、地方公務員法。
2.
「職員は、その職務を遂行するに当って、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない」と定められている
と、こーゆー大前提がありまして。
3.
公務員(教職員も勿論)それを理解し、宣誓をした上で、職務に就いている
と。
……なんか、ここまでで既に9割くらい答えが出ている気がしますよねぇ(笑)。
まぁ、一応、続けましょうか。
4.
日本国の公立学校の式典では、当然、国歌斉唱や国旗掲揚がある
常識ですよね。
まさか、教師になるまで知らなかったようなバカはいないでしょう。
5.
教職員は、上記の1.2.4.を知っており、更に3.のように「宣誓した上で」、その職務に就いている。
という訳なんですが。
6.
サヨク教師は、職務に忠実であることを拒み、生徒達の一生に一度しかない卒業式が台無しになるのも構わず、不起立を貫く。
と、こういうことが起きている訳です。
これに、一体どういう大義があるというのか?
何度考えても、おかしいですよね。はい。
君が代否定派は、
>共産系の大阪教職員組合は「新たな強制押しつけの強化で、内心の自由を保証した憲法に違反している」と、強く反発している。
などと意味不明の供述をしておりますが(笑)。
ハッキリ言いましょう。それはサヨクさんの妄想です。
別に、思想・良心の自由を侵害されてなどいないんですよ、この手の事案は。
だって、「職業選択の自由」が、日本国憲法には定められているじゃありませんか。
思想信条や個人の価値観を優先したければ、それが叶う仕事に就けばいいんです。というか、そうすべきです。
何度も申しますが、公務員は、公のために働く仕事です。
私(わたくし)の思想信条、個人的な価値観は、封印して職務に当たらねばならない。
と、これまた憲法にハッキリと定められているのですから。
ハッキリ言うと、思想・良心の自由をどこまでも大切にしようというなら、公務員という選択肢自体が不可能なんです。
私(わたくし)を封印せねばならないのが公務員の宿命であり、そう憲法にも法にも定められているんですから。
ルールがきっちり決まってる世界へ「私もルール守ります」って宣誓して参加しておいて、後から「私はこんなルール認めない!」ってゴネて、ルール破ってる訳です。
しかも、子供達の一生に一度の卒業式で、ですよ。
大義など、あろう筈もない。
こんな愚物どもが、日本の将来を担う子供に対して教育をするというのだから、もう、不幸と言う他はありません。
維新の会は、国政云々と言い出してから、どんどんダメダメ感が漂いまくってますが(特に経済や、外国人参政権等)。
この教育改革だけは、断固としてやり抜いてほしい。
というか、それだけやって消えてくれれば最高です(笑)。