・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

こんなのもある もう一種:30 けむり記事

2018年04月15日 | つぶやきの壺焼

Xのようにも、Yのようにも見え、読みたいように読ませるかのように見えても、実は読ませたいように見せる、手の込んだ記事の書き方があります。

某新聞のデジタル版にあったその事例です。

【野党は、加藤氏が国会で都合の悪い過労死を伏せた上で裁量労働制の乱用を取り締まった例としてこの特別指導に触れたのではとみている。さらに、労災認定の報告を受けていれば答弁内容が変わっていた可能性もあるとして、「厚労省が国民をだましていた」と批判を強めている。今後も集中審議を求めていく構えだ。】

1. 誰か一人の発言を【野党は】と書き、野党全体がそう見ているように読ませる。
2. 【都合の悪い過労死】と書いて、都合のよい過労死という別のものがあるかのように読ませる。
3. 【触れたのではとみている】と書いて、みているという断定が、触れたのだとも、触れたのではないともどちらでも読み換えられるようにしている。
4. 【可能性】というごまかし用語の代表のようなことばを使い、それにさらに【もある】を加えて、そのことに該当するかしないかの推定範囲を無限に広げて反論に備えている。
5. 【集中審議を求めていく構え】で、何を追究するのかを言わずに、わいわい騒ぎたてることの前宣伝を手伝っている。

答えようのない愚問に「都合のよい」回答が得られなければ、かくした、だましたと言い続け、問題の本質をどうみているかには何も触れないこの種のやり取りを記事に仕立てれば、紙面の隙間を埋めることだけは簡単にできます。
とりあげたことの関係者には必ず悪者がいるという印象を読む人に与え、読者を煙に巻きながら不信をあおりたてる効果しかこういう記事にはありません。
読んだあとには、空虚感以外に何も残らないのです。

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こんなのもある もう一種:29 悠々峙適

2018年04月14日 | つぶやきの壺焼

近火で金貨を拾おうかというひどいのもいれば、こちらにも火が着こうかというときに、昔の日記を見つけたぞと、声をあげて読み始めるバカも出てきます。
まるでヘボなマンガのような舞台劇、それが上演されているところがN町にあります。

売れなかった脚本家も、調子に乗れば2作3作と書き続けます。
こうなると次には何が出てくるかと楽しみにする脳天気も増えて、ヒョードン家、チービー局、ゲーノー新聞は大忙しおお喜びです。

人類が大昔から育んできた知恵は、観る楽しさをどう増やすかでしかなかったようです。

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こんなのもある もう一種:28 期待甘言

2018年04月13日 | つぶやきの壺焼

人権問題が北朝鮮への「交渉カード」になると判断した模様

これは、某新聞デジタル版の記事です。

人権などまるで頭にない王様が相手です。
交渉」の「カード」に「なる」と「判断」した「模様」、抜け道が★のように5方向につくられた記事を信用できる割合は 1/(2の5乗) =3% ぐらいのものでしょう。
はずれの割合が 97% の、こんなことに望みをかけられますか。

3% の奇蹟よ、起きてくれ!

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こんなのもある もう一種:27 なくて当たり前のもの

2018年04月12日 | つぶやきの壺焼

文書の保存は、人類が絶滅してもなお残しておきたいものと、期間を決めてその時期までは保管しておくものとで扱い方が異なります。

決められた保存期間を過ぎたものは、処分しきれずに残っていたとしても、ゴミと同様で、「ない」ものとみるのが自然の扱い方です。

国防上の組織活動を報告した文書で保存期限を過ぎたものを、どこかから見つけ出してきて、「あるではないか」と言い張るのは、常人のすることではありません。
社会活動上そういう行為があったとすれば、脳に異常をきたしている病人のすることと見ておかなければならないでしょう。

すでにゴミになっているはずの文書が「あるか」と問われ、「ない」と当たり前の回答をしたことを、「情報共有の杜撰さ」のあらわれと責めたてるあほな報道も見られます。
「ない」はずのものを「ない」とするのは、情報共有の観点からすれば、杜撰さどころか厳密さのあらわれと言ってもよいでしょう。
なぜならば、国防上の組織活動にかかわる文書は、公開されるものではないので、このとおり「ある」と見せ合うこと自体が情報共有に必要な信頼関係から外れる行為であるからです。

いちばんの問題は、常人でない者が、国防上の組織に潜り込んでいて、見つけ出したゴミを情報らしく仕立て、それを漏らして喜んでいることにあります。

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こんなのもある もう一種:26 干しナマコ

2018年04月11日 | つぶやきの壺焼

フリーズドライのナマコが中国料理用に高価で売れているそうです。

二枚貝をフリーズドライにして、戻して調理し、殻に入ったまま食卓にというのはどうでしょうか。

味をつけておくのもよし、塩味のママもよし、燗酒に入れて貝酒にも、そうそう、まだ干し貝の酒、試していませんでした。

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こんなのもある もう一種:25 勝てない経験

2018年04月10日 | つぶやきの壺焼

強い相手に勝つには、戦って勝った経験がものをいいます。

肝心のところで勝てないチームは、勝った経験より残念な経験のほうが勝っているからでしょう。

チームプレイで、一人ひとり、自分の競技ぶりを見せたがる意識が勝ちすぎれば、勝ちへの働きを見せずに終わる結果を招くのではないでしょうか。
勝つ、見てくれている、この順序が逆に、見てろよを先に意識すると、勝つことが逃げていくのかもしれません。

ボールの軌跡は選手が描くもの、見せたいようにうまく描けないのは監督のせい、チームメイトのせいと思ったときが、勝ちの神の引き揚げどきになるのでしょう。

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こんなのもある もう一種:24 街の風景

2018年04月09日 | つぶやきの壺焼

アジアの某国に、高島屋が昔風のビルの姿で進出

時のすり替えをすると、こういうフェイクニュースが出来上がります。

この写真、建物も、歩道に並ぶ屋台も、歩く人も、みなホンモノで、CGではありません。
希望を追いかけて ~フロリダ州立大学所蔵写真展~」という、昭和館の催しものの案内にあった画像です。

 

戦争による荒廃と復興、70年前の人々の暮らしぶりを生き生きと伝えていても、撮影場所などがわからないものも多く、同館が情報提供を呼びかけているそうです。
お出かけになりませんか。

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こんなのもある もう一種:23 ゴミの値段

2018年04月08日 | つぶやきの壺焼

身に覚えのない請求書は、受け取った人の心を動揺させます。

心当たりのない架空請求は無視、相手にしないようにしましょう

これが鉄則でも、しばらくの間は、また追い打ちが来ないかと気になります。


形のないゼロのものに値段をつけるのが架空請求ですが、たとえゴミであっても値段をつけるモノがあれば架空請求にはならないようです。

ゴミの量は山積みになっていれば計算ができますが、地中に埋められたものは計量も計算もできません。
この計り知れないということが、ある場合にはまことに都合がよく、億単位の値段をつけられることもあります。

掘り出したごみには通常再利用価値はないので、ゴミの値段は採掘搬出輸送費と引き受け側の迷惑料で決まります。
もちろん実際にはこんなばかげた作業は行われないので、この算定は想定価額になります。
実行の予定がなければ推定にもならず、あくまで想定です。

工費は計算可能ですが、迷惑料は何か指標を作っておいてその例に従うことになります。

ひとたび算定例を作って実行しておけば、実相場単価ができあがり、あとは量の算定次第でどんな額にも自由自在に"公正"な売却価格を算出することができます。

役所は悪事を働かないという常識に守られて、公有地は都合よく利用者が見つかっていくという、簡単かつ巧妙な仕組みが出来上がります。
機械にやらせれば、こういう便利な売買契約は成り立たないでしょうか。
非常識な入力を受け入れさせないためには、ここで、"公正"プログラマーの出番ということになりますが、また有識者を委員に仕立てた検定機関ができるでしょう。
ゴミは意外なところで立派に再利用されるのでした。

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こんなのもある もう一種:22  ファクトチェック

2018年04月07日 | つぶやきの壺焼

政治家たちの発言内容が「正しい」か「間違い」か信憑性を評価する、ファクトチェックという報道の手法があります。
この手法でチェックされるのは、発言内容が正しいか間違いか確かなことなのかであって、チェックする人が発言の仕方をどう感じたかは論外なのです。

ところが、ファクトチェックと称して【特集】という冠までつけ、言葉の端はしを切り取っては個人攻撃の材料に使っている電子版の新聞があります。

この事例の編集人は、ファクトチェックの効果には、対象の選び方と、ファクトチェッカーとして信頼されるかどうかが大きく影響するという肝心なことに目を向けてないようです。

「正しい」か「間違い」の判定に、△(言い過ぎ)などという、回し団扇のやり場に困ったような答えの書き方しかできないようなチェックからは、やっているふりしか見えて来ないでしょう。

 

 

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こんなのもある もう一種:21 おまかせ宣伝

2018年04月06日 | つぶやきの壺焼

折り込みビラ、ポイント・カードなど、広告宣伝を一切しないスーパーがあります。
棚にあるものの量と価格で客を寄せて繁盛しています。

ホームページをつくらない喫茶店があります。
笑顔と食べものの工夫で客を寄せて繁盛しています。

それぞれに、自分からは発信しないおしらせを、客がやってくれます。
この"おまかせ宣伝"では、こんなものが食べられますと、メニュまで宣伝してもらえます。

紙の広告は、見る人の幅がだんだん狭まり、かげが薄くなっていく日が近づいているようです。

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こんなのもある もう一種:20 見せないだけの隠ぺい

2018年04月05日 | つぶやきの壺焼

面白い靴底を見ました。
靴底は縫い目を隠すものと思っていたのに、縫い目がはっきりわかるように仕上げてあるのです。
糸が地面に直接触れれば早く傷むと思うのですが、靴底が痛むような所には履いていかない靴なのか、そういうところには行かない人が履くのか、何やらよくわかりません。

靴の縫い目を隠すのも、やはり"隠ぺい"というのでしょうか。
見えなくてもよい、むしろ見えないほうがよい、隠しておくのが当たり前のものは見せない、それを隠ぺいと言う、変な言葉遣いです。

一般に公表するものではないから、なかったことにしておけとされた書きものを、執念深く手をまわして探し出し、あったあった隠ぺいだと、小学生のモノ探し遊びのようなことが、まるで犯罪ででもあるかのように騒がれています。
わいわい騒ぐだけで1日3億円を食いつぶして過ごす、あの人たちのことも、やはり何やらよくわかりません。

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こんなのもある もう一種:19 食べない食欲

2018年04月04日 | つぶやきの壺焼

ホテルのバイキングで、山のように料理を皿に集めてきて、食べきれずに残していく客がいます。
並んだ料理を見れば食欲がわいて、食べ始めればすぐにその食欲がしぼんでしまう、"食べない食欲"を持った人たちです。
"食べない食欲"は、食べきれなくても一人前に、あるいはそれ以上に、とにかくひとより先に自分のテーブルに載せたところを見せたい、分どって"見せたい食欲"なのかもしれません。

核兵器は、酷い実験の結果も知られていて、持っていても使う蛮勇はなかなか起きません。
発射ボタンを押す狂気への、相手の恐れに期待するという、人類の考えたもっとも愚劣な兵器です。
実際は使いものにならないそれを、自分は持つけれども相手には持たせない、それを非核化と呼ぶまやかしを表面上のさしあたりの安堵材料にして、使わなくても持つだけは持つという、"見せたい食欲"と似通ったところもありそうです。
何かの大変革が起きるまでは、わけのわからないことをだらだらと続けていこうという、怠惰産業の代表格です。

互いに一見敵対風の緊張感を持たせることによって、軍需産業が生きながらえるという、見せ合う力の相互敵対依存という奇妙な空気が地球をつつみこみます。

皿に集めさせる料理と、勢いを見せあう兵器群とは、どこか共通の、無駄が大きいほど満足感が充実するという、人間のすることのばからしさを象徴しているように思います。

 

 

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こんなのもある もう一種:18 筋違い

2018年04月03日 | つぶやきの壺焼

すじかいは骨組みを丈夫にします。
すじかいには、"筋交い"と"筋違い"という、ふた通りの漢字の書き方があります。
"すじちがい"とも読む"筋違い"は、突っ張って頑張る感じも出て、このほうが言葉の性格にあっているようです。

スーパーに、家でゴロゴロしてないで買い物にでも行ってきてよと追い立てられてきたような爺々が増えました。
こういう客には、理屈っぽい苦情を言う人が多く、「筋論クレーマー」と名づけられているそうです。
何でもかでも店の責任にしたがるこの苦情は、"筋論"というより"筋違い"ではないかと思います。

「筋論クレーマー」について書かれた記事に、「国には積極的な対策を取ってほしい」という注文が載っていましたが、なんでも行政のせいにしたがるこんな要求こそ筋違いではないでしょうか。

"したがる"と"したがる"がせめぎ合って二重の筋違いになっても、社会は丈夫になりません。

 

 

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こんなのもある もう一種:17 未分類職種

2018年04月02日 | つぶやきの壺焼

放送界には、パネリストが何か都合の悪いことを言い始めると、すぐに話をそらす仕事があり、それを担当する人がいます。

アナウンサーの逆の仕事をする人なので「ダイバーター」とでも名づけましょうか。
ダイバートは、そらす、紛らわす、転換するという意味をもちます。

核融合装置の場合、ダイバーターは、表面にぶつかってきた荷電粒子の電荷を失わせて中性ガスにしますが、放送界のダイバーターは、中性を通り越して海の向こうの加速器に操られているような左向きの動きをします。
ダイバーターのあたまにリベラルを付け加えると、わけのわからないその性格がよくあらわれるようになります。
リベラル・ダイバーター、LD、おやこれは学習障害 Learning Disability の略称でもありました。
この障害には、一筋縄ではいかないさまざまな症状があって、医学、心理学、教育学の分野にまたがりながらそれぞれで若干概念が異なるという、ややこしいものです。
バランス感覚を欠き、身体の協調運動の困難を合わせ持つ症状が多く、そのあたりは話をそらす仕事と何か通ずるものがありそうです。

いっそ「そらしや」とでもしたほうが、響きも悪くなく、わかりやすいかもしれません。

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こんなのもある もう一種:16 新奇劇

2018年04月01日 | つぶやきの壺焼

N国のN町に、奇妙な劇団が出演する劇場があります。
その団員たちは、菊花紋のバッジを胸に着けています。
このバッジをつけていなければ劇場の舞台に上がることを許されません。

国政を預けるつもりで国民が選んだ人たちが、役者バッジをつけると、あろうことか国を仇役に仕立てた芝居を打ちはじめます。
まともな日本国民には、そんな新奇劇を見て喜ぶ人はいません。
ロングランなら優れた芝居にしておこうかという、騙され上手な人たちだけが、黙って見続けます。

上演費1日3億円の超高額低級芝居に、手をたたいて喜んでいるのは、海の向こうから見ている人たちです。

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