Photo 1996.6.5
日増や(旧 村上精華堂)
所在地:台東区池の端2-7-14
建設年:1928(昭和3)
構造・階数:木・3F
備考 :江戸東京たてもの園に移築
様式建築をまねてイオニア式の付柱を壁面に付けている。しかし木造瓦屋根で、側面には装飾がなく、正面だけが洋風のいわゆる看板建築。
当初の位置で見たのは二度ほどだけ。その後、江戸東京たてもの園に移築され、オリジナルのデザインとなった。
江戸東京たてもの園に移築後の様子 Photo 2002.1.14
もともとは村上精華堂という香料屋(ビンツケ油)として建てられたという。窓のサッシ、3階のベランダ手摺、外壁の色彩などが昔の状態に復原されている。
1995年頃の住宅地図では、写真右側が「菓子 日増や」、左側が「中華 日増や」となっていた。上写真も元画像を拡大してみると、右側の菓子店には御菓子処の暖簾があり、ガラス戸には「よもぎだんご」「新くさ餅」「葛ざくら」といった貼り紙がある。また左の中華料理屋には中華料理の暖簾が掛かり、「冷し中華そば」の貼り紙が見える。
日増屋(村上精華堂)/池之端2丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
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