東京新旧写真比較(2001/2009) No.43、No.44 千代田区有楽町
東京交通会館2Fデッキから JR有楽町駅 東口駅前
Photo 2001.9.16(マウスオフ)
Photo 2009.1.18(マウスオン)
有楽町駅前の風景は、有楽町イトシアができて大きく変化した。
有楽町駅前には闇市の名残とおぼしき一角がずっと残っていた。2〜3F建て程度の小規模な建物が建ち並び、食堂や喫茶店などが軒を連ねており、庶民的な駅前飲食街となっていた。JR有楽町駅は駅ビルや駅前広場がなく、いつも雑然としていたが、有楽町イトシアの建設に伴い駅前空間は一変した。
駅の南側でガードをくぐっていた道が廃止され、駅東南側に大きな広場が現れ、地下の入口も一新された。自由に歩ける歩行者空間が駅前にできたため、雑然とした少し薄暗い印象が消え、賑わいはあるがきれいで穏やかな空間になった。有楽町駅はだいぶん前から車で来るような場所ではなくなっていたので、駅前から車を上手く排除したのは非常に良かったと思う。
その一方で、駅前のごちゃごちゃした雰囲気も捨てがたい魅力があり、そこがピカピカの空間になってしまったのは少々残念ではある。だが、マリオンもイトシアも、銀座方面へのルートを残し、建物の間を通り抜ける空間を造ったりしており、結果的に、賑わいを残しつつ、人の流れを取り込んだ空間を作ることができているようで、これはこれで良かったのでないだろうか。
さて、東口の駅前は様子がかなり変わったが、その他はというと、この画角では有楽町電気ビルヂングの後方にペニンシュラホテルができたこと程度。あと、駅前の建物がなくなったので、日比谷・内幸町方面が少しよく見えるようになって、新幹線の姿も少しだけ遠くから見えるようになったようだ。
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