「HEAVY LOAD FREE」
(ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡)
以前、訳者の方に直接連絡して購入した物だ。
実に濃密で重厚な労作だ。
70年代の「忘れじのブルースロック・グループ=フリー」の伝記本。
David Clayton氏と、Todd K. Smith氏との共著
フリーは洋楽コンサートに飢えた1971年の日本ファンの前で伝説的な
演奏を披露し、根強い人気のあるロックバンドに関わらず、和訳の伝記本が
無かった。
そして、ボックスセットCDの国内盤も発売されなかった。
とんでもない事である。
それを憂いた(?)日本人のフリー・ファン=葛葉氏が自ら翻訳し、
自主出版されたのが、この「HEAVY LOAD FREE」
“ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡”である。
とにかく私にとって、FREEというバンドは「特別な」存在だ。
決して別格の存在ではない。
The Whoやジミヘン、Stonesのように、ロック史の中で重要な
役割を果たしたワケでは無いし、
クリムゾンのようにアルバム1枚で同業他者に大きな衝撃を与え、
ロックの可能性を広げたワケでも無い。
それでも、
憂いを帯びながら時に激情的にシャウトするソウルフルなヴォーカル、
抑えを利かせながらもライヴでは吼えるように鳴り響くギター、
ウネりながらフレット上のあらゆる場所を走るベース、
1打1打に魂を込めるように叩くドラマー・・・。
FMラジオで「ファイアー・アンド・ウオーター」のライヴ・ヴァージョンを
聴いて雷に撃たれたような衝撃を覚え、かれこれ30年以上は過ぎるだろうか。
今でも全く懐かしいとは思わないバンドだ。
なぜなら今でも、しょっちゅう聴いている楽曲たちだからだ。
唯一無二のバンドだ。
私にとっては最も重要で愛着のあるロックバンドなのだ。
そのフリーの足跡を辿った「HEAVY LOAD FREE」
“ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡”
まずは、メンバーの生い立ちから始まる。
英国では有名な俳優・デビッド・コゾフを父に持つポール・コゾフ(g)は、
早くからロンドンの楽器店で働き、楽器店界隈の「顔」になるなど如才の
無さが目立つ。
※この辺は、ストーンズにおけるブライアン・ジョーンズに
通じるモノを感じるなぁ。その後、そういうキャラが身を
持ち崩していく悲惨さは尚更寂しいものがある・・・。
北部生まれのポール・ロジャース(Vo)は、ロックバンドで身を立てる事を
決意し、仲間のミッキー・ムディー(後にホワイトスネイクのギター)らと
ワゴン車で移動していたものの、途中で車が悲鳴を上げて立ち往生。
金なし仕事なしだったバンドも限界をきたし、一行は分裂。
ムーディーらは地元に戻るが「何がなんでも歌で身を立てる」という
ロジャースはロンドンを目指した。
※ロジャースの「鉄の意志」は一貫しており、どんなにバンドが
苦境でも、決してロックで身を立てる事を諦めない。
そのガッツとスピリッツは強烈なモノがある。
ファンからの印象としては、ニコニコしたナイスガイなのだが
癇癪持ちの面もあり、自分の歌を充分に録れないスタジオマンには
情け容赦ない怒号を浴びせたそうな・・・。
そして、アンディ・フレーザー(b)。
ハイブリッドな血を持つ若き天才は、16歳にしてプロのミュージシャン。
待ち合わせにタクシーで現われ、領収書を切ったのを見て、コゾフでさえ
度肝を抜かれたそうな。
金銭感覚にも秀で、マネージメントも如才ないフレーザーは「自分がバンドを
仕切る」と早々に宣言し、みなを驚かせたとか。
※もっとも、いよいよ交渉がヤバイとなったら
北の男ロジャースが出てきて睨みを利かせ解決した
・・・なんて話です。用心棒かよ、ロジャースさんは。
そして、サイモン・カーク(dr)。
やはりミュージシャンになりたい一心でロンドンへ出てきて活動開始。
コゾフのバンドのオーデションを受け、「オレより上手いヤツが居たから
無理だろうな」なんて思ってたら、コゾフに呼び出され
「俺はオマエと組むぜ」と言われて感激した・・・なんて初々しい話も
ありました。
きっと腕だけじゃなくて人柄も買われたんだろうなぁ。
※まぁ、バドカンで大成功した来日公演では天狗になってた
・・・なんて話もありますが。
フリー結成、アルバムの制作・・・と話は進み、
ガイ・ステーブンスやアイランドレーベル社長クリス・ブラックウェルも登場。
当初「彼らは若く、荒々し過ぎる」と契約を渋ったアイランドの一部役員も、
結局は首を縦に振り、フリーというバンド名も若者の我が通った。
※でもある意味、クリス・ブラックウェルが言った
「フリーってのは、ありふれた感じがする」というのも
今となっては的外れでは無いよな。だってネットで
「FREE」を検索したら無料ソフトの紹介が延々と出てきて、
英国ロックバンドの情報になんて辿り着けやしない・・・。
そして、ガイ・スティーブンスの「ムードメーカー」ぶり。
・・・というか、それしか仕事してないかのような印象。
※エンジニヤのアンディ・ジョーンズなど不満タラタラ・・・。
1stアルバム「トンズ・オブ・ソブス」のジャケットの意味
・・・・などなど、印象的な記述も多い。
※ジャケットに関しては完成度の高いセカンドアルバムのデザインを
ヒプノシスのストーム・ソーガソンが絶賛しているのは感慨深いねぇ。
また、いつも腹を空かせてたメンバーは、小柄なフレーザーをホテルの
厨房に潜り込ませ冷蔵庫から食料を調達した・・・とか
ロンドンに出てきたばかりのカークが、エンズレー・ダンバーの余りの
上手さにショックを受け「もうドラム止めよう」と悩んだ・・・とか
ベースとヴォーカルのソングライター組にギタリストの演奏チャンスを
狭められ、嫌気がさしたコゾフが、ブライアン・ジョーンズの後釜
オーディションを受けていた・・・とか
いままで聞いた事なかったエピソードも満載だ。
※しかし、コゾフがストーンズのオーディションに受かってたら
どうなってただろうねぇ。ジョーンズの後にジョーンズが
入ってくるようなモンだったかもね。
特にライヴにおける若きバンドのエネルギーは凄まじく、時に
The Whoさえも押さえ込んでしまう程だった・・・なんて記述もあります。
※さすがにThe Whoはホントに史上最強のライヴ・バンドだから
著者の身びいきかも知れないとは思いますが・・・。
観客動員数を塗り替えたなんて「数」の話されると
ある程度は本当だったのかな・・・なんて気もします。
特にロジャースのヴォーカルは、完全に後のロックミュージシャンにショックを
与えてしまった模様。
ルー・グラム、サバイバーのヴォーカル、レイナード・スキナードのメンバー・・・。
※そういやレコードコレクターズのレイナード特集では
レイナードが一部フリー丸出しの曲をやってるとして、
「これだけのキャリアを誇るバンドとしては恥ずかしい」なんて
書かれてたけど。「フリーを真似て、なぜ恥なんだ!?」と
逆に不愉快になった事がありましたわ・・・。
ただ、後半は
好きなバンドの崩壊、人間関係のもつれ・・・が、これでもかと続き、
読んでいて辛い。
「HeartBreaker」発売後に解散、以後のメンバーの活動を短く紹介し、
ポール・コゾフの逝去を知らせて事実上のエンディングとなる。
同時期・同ジャンルの話題も多く
スプーキー・トゥースやスティーヴ・ウィンウッド、グラハム・ボンド、
アメイジング・ブロンデルなど興味深い固有名詞も続々登場。
60年代後半から70年代前半の英国ロック史をも覗き見る事が可能だ。
人名一覧を含め、326ページ!判型もデカイ!
残念な事に出版不況もあって自主出版となったが
※昔ならシンコーミュージックあたりが出版してくれたかも知れないけどなぁ
ロベルト・デュランの伝記が和訳されたんだからよう・・・。
訳者の葛葉哲哉氏は、なんとバッド・カンパニー以降のキャリアを追った書籍の
出版を計画されているとの事!
今回の一冊だって大変な労作で、
(後半のグループ崩壊の項は読んでいて余りにも辛いが)フリーのファンに
とって掛け替えのない一冊である事は変わりないのに。
その上で、まだヘビィな道を歩もうとされているのか。
「HEAVY LOAD FREE」
著者2名に加え、訳者の葛葉氏の労と情熱に最大限の敬意を表したいと思います!!
(ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡)
以前、訳者の方に直接連絡して購入した物だ。
実に濃密で重厚な労作だ。
70年代の「忘れじのブルースロック・グループ=フリー」の伝記本。
David Clayton氏と、Todd K. Smith氏との共著
フリーは洋楽コンサートに飢えた1971年の日本ファンの前で伝説的な
演奏を披露し、根強い人気のあるロックバンドに関わらず、和訳の伝記本が
無かった。
そして、ボックスセットCDの国内盤も発売されなかった。
とんでもない事である。
それを憂いた(?)日本人のフリー・ファン=葛葉氏が自ら翻訳し、
自主出版されたのが、この「HEAVY LOAD FREE」
“ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡”である。
とにかく私にとって、FREEというバンドは「特別な」存在だ。
決して別格の存在ではない。
The Whoやジミヘン、Stonesのように、ロック史の中で重要な
役割を果たしたワケでは無いし、
クリムゾンのようにアルバム1枚で同業他者に大きな衝撃を与え、
ロックの可能性を広げたワケでも無い。
それでも、
憂いを帯びながら時に激情的にシャウトするソウルフルなヴォーカル、
抑えを利かせながらもライヴでは吼えるように鳴り響くギター、
ウネりながらフレット上のあらゆる場所を走るベース、
1打1打に魂を込めるように叩くドラマー・・・。
FMラジオで「ファイアー・アンド・ウオーター」のライヴ・ヴァージョンを
聴いて雷に撃たれたような衝撃を覚え、かれこれ30年以上は過ぎるだろうか。
今でも全く懐かしいとは思わないバンドだ。
なぜなら今でも、しょっちゅう聴いている楽曲たちだからだ。
唯一無二のバンドだ。
私にとっては最も重要で愛着のあるロックバンドなのだ。
そのフリーの足跡を辿った「HEAVY LOAD FREE」
“ブリティッシュ・ブルース・ロックの雄 フリーの軌跡”
まずは、メンバーの生い立ちから始まる。
英国では有名な俳優・デビッド・コゾフを父に持つポール・コゾフ(g)は、
早くからロンドンの楽器店で働き、楽器店界隈の「顔」になるなど如才の
無さが目立つ。
※この辺は、ストーンズにおけるブライアン・ジョーンズに
通じるモノを感じるなぁ。その後、そういうキャラが身を
持ち崩していく悲惨さは尚更寂しいものがある・・・。
北部生まれのポール・ロジャース(Vo)は、ロックバンドで身を立てる事を
決意し、仲間のミッキー・ムディー(後にホワイトスネイクのギター)らと
ワゴン車で移動していたものの、途中で車が悲鳴を上げて立ち往生。
金なし仕事なしだったバンドも限界をきたし、一行は分裂。
ムーディーらは地元に戻るが「何がなんでも歌で身を立てる」という
ロジャースはロンドンを目指した。
※ロジャースの「鉄の意志」は一貫しており、どんなにバンドが
苦境でも、決してロックで身を立てる事を諦めない。
そのガッツとスピリッツは強烈なモノがある。
ファンからの印象としては、ニコニコしたナイスガイなのだが
癇癪持ちの面もあり、自分の歌を充分に録れないスタジオマンには
情け容赦ない怒号を浴びせたそうな・・・。
そして、アンディ・フレーザー(b)。
ハイブリッドな血を持つ若き天才は、16歳にしてプロのミュージシャン。
待ち合わせにタクシーで現われ、領収書を切ったのを見て、コゾフでさえ
度肝を抜かれたそうな。
金銭感覚にも秀で、マネージメントも如才ないフレーザーは「自分がバンドを
仕切る」と早々に宣言し、みなを驚かせたとか。
※もっとも、いよいよ交渉がヤバイとなったら
北の男ロジャースが出てきて睨みを利かせ解決した
・・・なんて話です。用心棒かよ、ロジャースさんは。
そして、サイモン・カーク(dr)。
やはりミュージシャンになりたい一心でロンドンへ出てきて活動開始。
コゾフのバンドのオーデションを受け、「オレより上手いヤツが居たから
無理だろうな」なんて思ってたら、コゾフに呼び出され
「俺はオマエと組むぜ」と言われて感激した・・・なんて初々しい話も
ありました。
きっと腕だけじゃなくて人柄も買われたんだろうなぁ。
※まぁ、バドカンで大成功した来日公演では天狗になってた
・・・なんて話もありますが。
フリー結成、アルバムの制作・・・と話は進み、
ガイ・ステーブンスやアイランドレーベル社長クリス・ブラックウェルも登場。
当初「彼らは若く、荒々し過ぎる」と契約を渋ったアイランドの一部役員も、
結局は首を縦に振り、フリーというバンド名も若者の我が通った。
※でもある意味、クリス・ブラックウェルが言った
「フリーってのは、ありふれた感じがする」というのも
今となっては的外れでは無いよな。だってネットで
「FREE」を検索したら無料ソフトの紹介が延々と出てきて、
英国ロックバンドの情報になんて辿り着けやしない・・・。
そして、ガイ・スティーブンスの「ムードメーカー」ぶり。
・・・というか、それしか仕事してないかのような印象。
※エンジニヤのアンディ・ジョーンズなど不満タラタラ・・・。
1stアルバム「トンズ・オブ・ソブス」のジャケットの意味
・・・・などなど、印象的な記述も多い。
※ジャケットに関しては完成度の高いセカンドアルバムのデザインを
ヒプノシスのストーム・ソーガソンが絶賛しているのは感慨深いねぇ。
また、いつも腹を空かせてたメンバーは、小柄なフレーザーをホテルの
厨房に潜り込ませ冷蔵庫から食料を調達した・・・とか
ロンドンに出てきたばかりのカークが、エンズレー・ダンバーの余りの
上手さにショックを受け「もうドラム止めよう」と悩んだ・・・とか
ベースとヴォーカルのソングライター組にギタリストの演奏チャンスを
狭められ、嫌気がさしたコゾフが、ブライアン・ジョーンズの後釜
オーディションを受けていた・・・とか
いままで聞いた事なかったエピソードも満載だ。
※しかし、コゾフがストーンズのオーディションに受かってたら
どうなってただろうねぇ。ジョーンズの後にジョーンズが
入ってくるようなモンだったかもね。
特にライヴにおける若きバンドのエネルギーは凄まじく、時に
The Whoさえも押さえ込んでしまう程だった・・・なんて記述もあります。
※さすがにThe Whoはホントに史上最強のライヴ・バンドだから
著者の身びいきかも知れないとは思いますが・・・。
観客動員数を塗り替えたなんて「数」の話されると
ある程度は本当だったのかな・・・なんて気もします。
特にロジャースのヴォーカルは、完全に後のロックミュージシャンにショックを
与えてしまった模様。
ルー・グラム、サバイバーのヴォーカル、レイナード・スキナードのメンバー・・・。
※そういやレコードコレクターズのレイナード特集では
レイナードが一部フリー丸出しの曲をやってるとして、
「これだけのキャリアを誇るバンドとしては恥ずかしい」なんて
書かれてたけど。「フリーを真似て、なぜ恥なんだ!?」と
逆に不愉快になった事がありましたわ・・・。
ただ、後半は
好きなバンドの崩壊、人間関係のもつれ・・・が、これでもかと続き、
読んでいて辛い。
「HeartBreaker」発売後に解散、以後のメンバーの活動を短く紹介し、
ポール・コゾフの逝去を知らせて事実上のエンディングとなる。
同時期・同ジャンルの話題も多く
スプーキー・トゥースやスティーヴ・ウィンウッド、グラハム・ボンド、
アメイジング・ブロンデルなど興味深い固有名詞も続々登場。
60年代後半から70年代前半の英国ロック史をも覗き見る事が可能だ。
人名一覧を含め、326ページ!判型もデカイ!
残念な事に出版不況もあって自主出版となったが
※昔ならシンコーミュージックあたりが出版してくれたかも知れないけどなぁ
ロベルト・デュランの伝記が和訳されたんだからよう・・・。
訳者の葛葉哲哉氏は、なんとバッド・カンパニー以降のキャリアを追った書籍の
出版を計画されているとの事!
今回の一冊だって大変な労作で、
(後半のグループ崩壊の項は読んでいて余りにも辛いが)フリーのファンに
とって掛け替えのない一冊である事は変わりないのに。
その上で、まだヘビィな道を歩もうとされているのか。
「HEAVY LOAD FREE」
著者2名に加え、訳者の葛葉氏の労と情熱に最大限の敬意を表したいと思います!!
以前からフリーの大ファンでヘビーロードの日本語版を
自費出版した人がいるって噂は聞いていたのですが
いくら検索をしても引っかからず困っていたのですが
ここブログで初めて写真を見て「あぁやっぱりあるんだ!」と感動しました。
私もどうしてもこの本を入手したいのですが、どのように入手されたのでしょうか?
ご本人に直接連絡をされた旨書かれておりますが・・・。
もしお手数でなければ、入手方法を教えていただけませんでしょうか?
連絡先をここに書くのがまずい場合は私のアドレスを書きますので
そこにメールしていただけませんでしょうか?
突然で大変無礼ですが、よろしくお願いいたします。
初めまして、同士よ!
まず、Aru-Rodgersなどという畏れ多いHNを使用している事をお許しください。
さて、へヴィロードの自費出版情報は、
レコードコレクターズの書籍紹介コーナーに載っていました。
問い合わせ先として、訳者:葛葉哲哉氏の住所が掲載されており、
そこに直接ハガキ等で注文することになった次第です。
紹介された号は「レコードコレクターズ」(特集はEクラプトン/スローハンド)2013年2月号です。
まず、図書館などで閲覧可能なら、その本を探してみてください。
私は、ウッカリその号を買い損ねて、あとで探し回る事になりました。
もっと紹介されてよい「ヘヴィロード」ですが、取り上げてくれたのはレココレだけだった模様です。
これまた、とんでもないことです。
よって、私が昨年の夏に問い合わせた時には「まだまだ在庫があります」という事でした。
(いったん雑誌に載ったとはいえ)個人情報の事なので、
ちょっとネット上に書くのは、ここまでとさせて下さい。
レココレは近所の図書館などで探しても置いておらず
探すすべがない状態です。
大変申し訳ございませんが、もしよかったら
連絡先をメールで教えていただけませんか?
kome2611*yahoo.co.jp (*に@を入れてください)
ネットの時代なのに全くこの本の情報が
出ておらずに苦労しております。
なんとか返答させていただきたいと思います。
もう少しお待ちください。
もしお手数でなければメールを頂けると大変ありがたいです。
いつでも構いませんで、よろしくお願いいたします。
私は80年代前半から熱狂的なフリーファンになって
当時は1枚目、2枚目、アットラストが全く入手できずにいつか
聞いてみたいなぁと思いつつ中古レコード店をあさり続け
見つけて初めて聞いた時の感動は今でも忘れません。
フリーを聞くと当時一生懸命アンディーフレーザーの
ベースを一生懸命コピーしていた時代を思い出します。
最初メールアドレス記入のハガキを送らせていただいたのですが
丁寧なお手紙でお返事いただきました。
価格も「実質、自主制作本ですから」と明記されませんでした。
感想を送ったところ、とても喜んでくれました。
今回の事も、一応ご本人に確認を取ってみます。
そして、メールで返答させていただきます。
フリーファンさんの体験は自分の事のようです。
私の場合はバドカンの東芝EMI盤が、探し始めた時には廃盤でした。
探し回ってやっと1stを見つけ、レコードに針を落とした直後の感激は忘れられません。
渋谷陽一氏と大貫憲章氏の素晴らしい解説文も感涙モノでした。
「これは一気に買わないと市場から消えてしまう」と思い、
バイトで貯めた貯金すべてを使ってフリー・バドカン関連のアルバムを集めまくったのが昨日の事のようです。
こういうバンドのことは、本当に忘れられませんよね・・・。
かなりお手数をおかけしているようですが
ゆっくりで構いませんのでよろしくお願いいたします。
バドカンの1stは確かオレンジ色のライナーノーツが
入っていたやつですね。私も持っています。
私の場合バドカンは2ndまでは好きなのですがそれ以降は
かなりアメリカ寄りの音になってしまいちょっと残念でした。
(と言っても好きですねどね)
私がフリーに入れ込むのは何と言ってもブリティッシュの音と
独特の暗さ悲しみが盛り込まれているのがたまらない魅力です。
フリーで好きなアルバムはやはり1st、2nd、アットラストが
最高ですね。
広く知られることない名著、誰かが当ブログで知ってくれれば
・・・というのも、記事をUPした動機ですので
熱意あるお問い合わせは、とても嬉しいです。
なんとか御希望に添えるように・・・と考えています。
>バドカンの1stは確かオレンジ色のライナーノーツが
入っていたやつですね。
――そうですね。
なお、当ブログの自己紹介文はバドカン3rdの帯セリフをいただいたモノで御座います。
私はバドカンは3rdまでが大好きですね。
フリーはアルバムによって勢いの差がありますが、それでも
全アルバムに思い入れがありますね。
ブリティッシュ・ブルース・ロックの音に変わりないし、
それはメンバーが変わった「ハートブレイカー」でさえ感じられます。
(言うまでもなく「カム・トゥゲザー・イン・ザ・モーニング」でのコゾフのプレイは圧巻・・・)
探し回ったといえばベスト盤の「フリーストーリー」も、確かレコードは
90年代には廃盤でしたから、新宿・渋谷・吉祥寺・中野・・・と
随分と探し回った記憶があります。
見つけた時の感動と、プレミア付きの価格への驚きは忘れられません。
迷ったんですが大枚はたいて購入、内ジャケに乗っていたポール・ロジャースの
マイクアクション連続写真は感動的でした。
でも数カ月後にCD通常価格で発売された時のショックも、また別格でした・・・・(苦笑)。
大変お手数をおかけしておりますが、よろしくお願いいたします。
>探し回ったといえばベスト盤の「フリーストーリー」も、確かレコードは
私あのアルバムにプレミアがついていた事を初めて知りました。そうだったんですか!
私が住んでいる横浜近辺はわりとあのアルバムはよく中古に並んでいたので
全く知りませんでした。あのアルバムはとにかく「ハートブレーカー」が
別テイクが収録してあって当時感動しました。(確かバランスなんかは滅茶苦茶でしたが)
それなのにCD化した際にその大事な曲が落とされていて大変ショックだったです。
ベスト盤での思い出は私は「Completely」という1982年に出たベスト盤です。
当時輸入レコード店で出て速攻で買いました。そのアルバムは私が初めてテレビで
動くフリー(スティーラー)をベストヒットUSAで見たときにスタジオの後ろにも出たばかりで飾ってありました。
このアルバムには「Little Bit Of Love」が別テイクでイントロにベースの
チョーキング音が入っていないバージョンで、この曲のほかの部分もベースラインが全く違って
別録音だったため感動しました。
それと当時ピクチャーレコードいう物が流行りフリーのピクチャーシングルを購入した時も
「Wishing Well」が別テイクでコンガの音がかなり大きく入っていて
今思うとシングル盤のテイクだったのかな?とも思います。
なんか色々書きましたが、本当にフリーは素晴らしいバンドです。
ベスト盤の「フリーストーリー」、横浜近辺はわりとよく中古に並んでいたんですか。
私ゃ狙いどころを間違ってたんですねぇ・・・。
あのアルバムの「ハートブレーカー」ライヴ・ヴァージョンは感動的でしたね。
音のバランスは滅茶苦茶でしたが、それを補って余りある演奏とレア度でした。
CD化した時はカットされてましたが、音質やバランス面からか
または収録時間の関係か、貴重な曲が落とされたのは大変残念でした。
フリーストーリー以外でも別テイク物は色々ありますが
BOXセットで出きった感がありますね。