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ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

登山を終え、ファミレスで朝食

2003年09月09日 | 生活
登山は終わった。もちろん下山も終わった。

五合目の土産物屋の前で暫し休む。
マッチョが土産物屋へ入ったのを見て、私も入店。
まずミネラルウォーターを。

富士の涌き水、旨い!

―――で、みやげ物を物色。「連れ」に野沢菜と
「アルプスの少女ハイジ」のストラップを購入。職場に適当な菓子「富士チーズケーキ」も。

しかし、結構元気だなオレら(笑)。

マッチョにミネラルウォーターを おすそ分け。
「うめぇ~」と うめくマッチョの顔、日焼け止めに土埃が付いて凄い事になっている。特に鼻。
それを指摘されて鼻を拭うマッチョだったが、「まだ、全般に付いてるよ」との指摘に「後は帰りにファミレスかどこかで洗うから・・・」と豪快な事を。

―――「さすが豪快オトコ」と感心し、駐車場へ。
待ちうけたS氏の運転で、山道を下る。

ここの見晴らしも最高で。富士吉田側の景観が素晴らしい。
昨夜は真っ暗で「後ろからババアが追っ掛けてきてたらどうしよう!?」なんて言ってた事がアホのようだ(笑)。

S氏の運転は快調。アクセル・ブレーキ踏む足がマヒしてないか心配だったが(笑)。

登山道を下りて、一般道に辿りついたらファミレスで朝食とろうってんで。

ガストみたいな店に入る。
おぉ、ドリンクバーが有る!朝食セット頼む。マッチョが「ハンバーグ定食」をオーダー。

あんた、吐き気してたんじゃなかんかい(笑)?

皆がドリンク汲みに行ってる間、手と顔を洗いにトイレへ。

―――手の平が真っ黒だよ、と顔を上げて鏡を見ると。
白目に黒いカタマリが!

片方は目ヤニのようにフチに寄っている。気色わる!
慌てて洗面所に水を溜め、目の中の泥を落とす。

ついでに鼻うがいも。チーンとやると、真っ黒!
こりゃ、耳の穴も相当キテるぞ。

客席に戻って皆に報告。「そりゃそうでしょ」とマッチョ。
「オレも行くか」と洗面台へ。

そこで自分の真っ黒な顔見て悲鳴。
「泥棒じゃないか、これじゃ~!!!」

―――だから言ったじゃん。エライ事になってるって(笑)。

保養所推薦の紅富士温泉へ

2003年09月09日 | 生活
「オレは、こんな顔で土産買って、ここで注文して・・・。そういや、皆オレを見て変な顔していたよなぁ」
思いっきり凹むマッチョだが。

普通「汚れてるよ」って言われた時点で車のミラーとかで自分の顔見ないか(笑)?

豪快なのか繊細なのか良く分らない面白い男、それがマッチョ。

みな、洗顔を終え。テーブルに戻る。
もちろん皆でドリンク飲みまくる。
コーヒー、コーラ、オレンジジュース、オリジナルトロピカルティーに緑茶。終いにゃココアまで。

だって飲み放題なのがドリンクバーなのだから。なのだから!

私のオーダーは、「紅鮭定食」~「中華粥セット」ともに品切れで頓挫し(なんなんだよ、続いて品切れってのはよ~!)。焼きサンドで我慢。

なんか、ここへ来てグッタリと(笑)。
つ~か、やっぱり睡眠不足なんだよ!眠いよ!

宿に帰って寝たい。そう思う私の前で、バクバクとハンバーグを貪りながら「帰りは紅富士温泉へ行く」「保養所で割り引きカード預かって来たから」・・・・と予定を立てているマッチョ。

確かに、帰路で行こうとは言っていたが。

おりゃあ、もう眠いんだよ~(涙)。

富士下山日記⑦

2003年09月09日 | 生活
そして、7合目からは登山道と同じハイキングコース的な傾斜。
足もかなり楽だが、それでも油断すると転倒のピンチ。

歩き始めたら、ヒザの笑いも関係なし。景観も相変わらず美しい。

行きは真っ暗だった眺め、帰りは すっかり堪能。
マッチョは例によって「帰りは疲労で見る気力もないですよ」と脅していたが。
もうすぐ下山完了の気楽さから、オレすっかり堪能していますが(笑)。

ここで少し登り道も交わり「これがキツイ」と嘆くマッチョ。
ワタシャ「下りで足首や足先、ヒザに来てるから逆にイイや」と両手を大きく振ってウォーキング。

おぉ、6合目だ。安全指導センターだ!
「お疲れさまー」と。職員さんと声を掛け合う。山の男は礼儀正しいぜ!
オレも すっかり気分は・・・(以下略)。

ここで登山道と完全に合流。これから登る人達と擦れ違う。父親に連れられた子供一行も。いまから登るのはキツイよ~、暑いよ~。

・・・と言いたいのを我慢してウォーキング。
「職場のメンツは朝礼終わったばっかかな」と歩きながら下山メールをいれるも、やっぱり圏外(当たり前だ!)。

疲れ果てた下山者を乗せようと、有料の乗馬受け付けが数名。また、登ってくる馬とも擦れ違い。

5合目の土産物屋が見えてきた。
なんか、どこがゴールかは分らんが、取り敢えず舗装道に着いて「ゴール!!」。

登り約5時間半、下り約4時間。富士山詣で、終~了!!

富士下山日記⑥

2003年09月09日 | 生活
「また登るのか・・・」
死にそうな顔のマッチョが呟く。
下り道に飽きた私は「登山道より緩やかだからイイかな」とノホホン。

・・・とはいえ。登り出したら やっぱシンドイ(笑)。
当然マッチョは苦渋に満ちた表情。「リュック持ちましょか?」と言うと、なおさら表情が歪んだ。

サドか、オレは(笑)?人のプライド傷つけて。

距離にして数十m。外れた道を修正し。再び下山道を進む。
外人女性のタンクトップ姿に「オレもTシャツになるかなぁ、暑いし」と考えていたら、眼前でS氏が転倒。ヒジを擦り剥く。
「大丈夫、表皮だけで出血してないから」と再び歩み始めるS氏。さすがに健脚だ。

―――で、Tシャツになるのを諦める私。日焼けしてヒリヒリするに決まってるし。

そして、やっと7合目到着。トイレにありつく。
富士のトイレは有料。勿論こんなトコロで水洗トイレなんて望めないから、乾式トイレとなる。ポットンじゃなくて、ちゃんと処理されるそうな。
で、その維持費のために銀色の硬貨を入口のボックスに入れろと。
「誰も入れてないけどね」と言うマッチョだが、やはり年配者は硬貨を投入して使用している。
いちおう私は「チャリン」と音はさせて使用(笑)。いくら入れたかはナイショ(笑)。

「しかし、マッチョ大丈夫かな~」と言いつつ用を足していたら。
自分のヒザも「カクカクカクカク」と笑っていた。

ハハハ、ヤベェや。オレも結構キテるわ。

富士下山日記⑤

2003年09月09日 | 生活
試行錯誤の挙句「これぞ下山歩き!」って歩行法を会得した筈の私だったが。

やっと8合目付近に着いた時点で、既に5度は転んでいた(涙)。

登りが しんどくて、下りは楽勝だと思った私がアホだった。

そして、登山から ゆうに2週間は過ぎているのに未だ日記に書き続けている私も相当のアホである(笑)。
訪問者の方々の呆れ果てたお顔が目に浮かぶ。

世間は「平泳ぎ・北島選手の快挙」~「体操の鹿島選手の快挙」~「陸上の末続選手の快挙」に沸き、我が日本ボクシング界は「地元判定」~「ミスマッチ」~「続く世界戦の惨敗」~「唯一の世界王者の挑戦者選びの是非」~「噛ませ外人問題」~「それらから来るファン離れ」~「もう墜るところまで墜ちろ!」と云った輝かしい話題で賑わっていると言うのに!

私の頭の中は「富士山から眺める景観」に逃避しているのであった(爆笑!)。

―――で。

休憩宿の少ない下山道で、やっとマトモに休める8合目付近。

ここでマッチョを待つ。S氏は先に行ったようだ。
やっと現われたマッチョは、なまじ休むとキツイと思ったのか そのまま歩みだした。
「おいおい、みんな休んでるよ」と追い掛け、人の少ない下山道を下る。

暫らくしたら。
「そっち違う!」とS氏が追い掛けてきた。
どうやら違う方面の下山道へ分岐していたらしい。
「須走口下山道」なんて行ったら、てんで方向違いじゃん!マッチョ、何度も富士登山やってんじゃないの!?

「・・・そんな判断力なかった」と力なく語る巨体ロボット。

我々は再び河口湖スバルライン方向へと登り始めたのであった(涙)。

富士下山日記④

2003年09月09日 | 生活
「いやぁ、素晴らしい景色だ!」

―――そう声を上げる私の横で「あぁ・・・」と重い声を出すマッチョ。大丈夫か?

「・・・あの梅干が悪かった。着色料の化学物質が・・・」と又つぶやく。

だから、一袋分6粒も食べるからだって。

重い身体を持ち上げ、下山再開。
私も疲労で身体が重いのだが、そこは景観の素晴らしさ&全体の3/4は歩み終えている気楽さでカバー。

しかし、下りこそ杖が必要なんだな。先にアレを着けば重心が安定する。
常連らしき人は、スキーの持ち手みたいなのを両手にしている。
それでズンズン下っていけば、マジで2時間半くらいで降りられるだろう。

素手の私は、足先で砂利を掻き分けるように進む。コツはコレかな?
これで足裏に堅い地面をキャッチさせれば滑らずに済む。

ただし、これだとスニーカーが砂利に沈む。履き慣れた「お気に入りの」スニーカーが(涙)、富士の赤土で色が変わっている(涙)。靴の中に石ころが数個入って痛い(涙)。

途中のコーナーで靴を脱いで逆さまにし、入った数個の石を落とす。靴下の色も変わっている。

トレッキング・シューズ買っときゃ良かった。

しかし皆が引き摺る様に歩くから砂埃が凄いなぁ。慣れた人はスカーフのような布で口鼻を覆っている。私もタオルで口を覆うが、これじゃ銀行強盗だ(笑)。

マッチョが「少し楽になった」と言いつつ遅れ気味。
ワタシャ小物らしく、デカイ男の周りを入ったり来たりしながら写真を撮る。
眼下の素晴らしい風景を撮ろうと思うのだが、風景だけとってもミニチュアみたいに写って つまんない。
人物入れないと。マッチョが調子いいならオレを撮ってもらおうと思ったのだが、あれじゃ頼めないしなぁ~。

・・・って感じで、被写体は死に掛けのマッチョとなる(笑)。
普段自信満々で健康談義をしている男がヘロヘロなのも面白いから(笑)。

良好なアングルを探す為、コーナーで待ち。
マッチョが通り過ぎたあたり、下界と横顔を頂き(笑)。

我ながらヒドイ事をしている(笑)。

◆9/8(後楽園ホール)の試合結果
○日本ライト級タイトルマッチ10R
嶋田雄大 判定 川島辰久
○10R
保住直孝 KO1R 李 京勲 
阿部元一 負傷引分4R ウィチット・チュワタナ 
○6R
小林昭善 KO2R バントーン・ムアンスリン
○4R
山村雄一 判定 加藤 剛
石上喜章 判定 長嶋明史 

富士下山日記③

2003年09月08日 | 生活
山肌を大きくジグザグに切り開いた下山道。

コーナーは自然と休憩所になっている。S氏も ここで待っていた。
気温も上がっているので、私も足を止め。ウィンドブレーカーを脱ぎ、ニットキャップを取る。

ついでにマッチョを待つ。
ズルズルと砂煙を上げて、巨体ロボットが降りて来る(笑)。

手に何か持って、なにやら顔に塗っている。
尋ねると、「日焼け止め。午前中でも紫外線は強いから」とボソリ。

どこまで準備のイイ男だ。
しかし、擦り込みが足りないから、お顔が真っ白なんですけど(笑)。

そういや、照り返しで目が眩しい。
早速グラサン掛けて、タオルを頭に巻く。

ふっと、下界を見ると。
雲海の上に外輪の山脈が覗き。晴れ上がった青空には美しい太陽。

いや~、素晴らしい景観だ!

【9/7の試合結果】
◆名古屋市総合体育館
○4R
佐藤研次 引分 桑原大樹
○10R
杉田真教 KO5R アリエル・オーストリア(比)
小山晃司 判定 森島裕介
林田龍生 KO6R ジョセフ・ピラシス
○東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ12R
渡辺 博 判定 ドンドン・スルタン
○WBCスーパーバンタム級タイトルマッチ12R
オスカル・ラリオス TKO2R 石井広三

◆尼崎アルカイックホール
○4R
松下隆二 TKO2R 近藤高史
川本勝之 判定 石岡聡司
三須 薫 判定 吉岡義広
○6R
堀川昌憲 判定 関口武志
野中悠樹 TKO2R 呉 健司
○10R
武本在樹 判定 三浦誉士
洲鎌栄一 負傷判定8R ジェフリー・オニャテ(比国王者)

◆熊本県益城町総合体育館
○東洋太平洋ミドル級タイトルマッチ12R
サム・ソリマン(豪) 判定 豊住徳太郎
○10R
工藤 密 負傷判定7R ハイメ・バルセロナ(比)  

富士下山日記②

2003年09月08日 | 生活
マッチョの不調は ともかく。

こっちも それどころじゃ無くなってきた。
足元が取られる。ズルッと、こけそうになる。
つ~か、もう下りで数度かコケてる(笑)。

蒸気が抜けて固まった軽い火山岩が砕け、砂利状態。それが下山道に積み重なっている。

そりゃ踏んだら足取られるわ。
下り傾斜でバランス取ろうと仰け反ると、なおさら足が滑りやすく。それじゃいかんと前のめりになると、重力が加算されてスピードに乗りすぎる(ホントはそれがイイらしいが)。

「下りの方が“コツ”が要るんだよ。普通に歩くのと同じ調子で行かなきゃ。ほれ、“あんなの”が一番疲れるんだ。足首やヒザを痛める悪い見本だな」
・・・そう言いながら、一行を先導したオッサンが抜いて行く。

「“悪い見本”ってオレラかぁ!?」
まてや、オッサンと追い掛けたかったが、その矢先から足がズルリ(涙)。

ヒザに負担を掛けまいと、踏み際をもっさりと降ろすフォームが間違いなのか?

それなりに試行錯誤して降りるのに集中していたら、マッチョが居ないのに気付く。
かなり遅れている。ロボット歩きは続いていた。

御来光で出会った太陽は、もう かなり高い位置から我々を照らしている。

【9/6の試合結果】

◆後楽園ホール
○4R
大宮久志 判定 藤川憲治
近藤史政 KO2R 松崎博保
○8R
稲村健太郎 TKO6R 伴野一樹
八重樫 拓 判定 橋本辰也
○10R
キンジ天野 KO8R マノプチャイ・シンワンチャー
○日本Sフライ級タイトルマッチ
川端賢樹 KO2R プロスパー松浦

◆大阪府立体育館第2競技場/西日本新人王決定戦
○Lフライ級6R
岡田正継 TKO3R 家根和弘
○フライ級6R
竹本裕規 判定 角野太郎
○Sフライ級6R
中野圭介 判定 小阿洋一
○バンタム級6R
田上 力 判定 山口明裕
○Sバンタム級6R
結城健一 KO3R 村上和樹
○フェザー級6R
竹下寛刀 KO6R 北岡将志(勝者は敢闘賞)
○Sフェザー級6R
吉沢祐規 判定 高山 剛(勝者は技能賞)
○ライト級4R
小木曽研二 KO1R 中西 陵(勝者はMVP)
○Sライト級4R
赤澤慎司 判定 西尾彰人
○ウェルター級4R
松元慎介 判定 金田直樹
○ミドル級4R
江口啓二 TKO2R 木戸 勧

富士下山日記①

2003年09月06日 | 生活
ややムカつく胸を抱え。下山が始まった。

下山道は、登山道とはルートが異なる。緩やかな傾斜をジグザグに延々と下る。

岩肌が目立った登山道に比べ、完全に砂利道。
緩やかとは云え、あくまで登りに比べての話。
体重が完全に足の親指に掛かってる。これはヒザに来るぞ。

・・・・なんて考えながら下っていると。

マッチョが早くも遅れだした。なんか、身体が傾いている。死にそうな顔をしている。

なんか、ロス五輪のアンデルセンのような姿だ。
随分でっかいアンデルセンだが(笑)。

ワタシャ少し降りて酸素濃度が戻ったためか、ムカつきも回復していたのだが。

この大男は「気持ち悪~い・・・」と、うめくだけ。
身体を固めて足元だけをズルズルと動かす。
ロボットみたいな動きだ。

―――だ、大丈夫か?
こんなデカ男、倒れても運べんぞ。逆なら全然OKだろうが。
オレを仰向けにして、マッチョが片足もって下山道をズルズルと引き摺って行けばいいんだから(笑)。

「大丈夫?アンデルセンみたいになってるけど?」と尋ねると、「まさにあの状態」とボソリと返答。

「吐きそう。しかもゲップが梅干くさい。梅干食いすぎた・・・。たぶん着色料が原因だ」

一袋まるまる食うからだよ!
あんた途中まで「梅干食ったから調子いい。過去最高だ。8合目過ぎてもマーチのリズムで進める」と足踏みしてたじゃないかよ!

―――策士、策に溺れる。

つくづく面白い男だ。

◆8/3(後楽園ホール)の試合結果
○4R
末広知昭 KO1R 三橋 洋
福富大輔 KO1R 河内敏幸
秋山大輔 判定 福田益規
堀越久人 判定 篠原幸司
但野竜也 判定 滝口 潤
後藤 崇 判定 柴田大地
○6R
安西直樹 負傷判定4R 広木晋平
○8R
萬藤厚史 KO2R ウィン・ネイションマン
○10R
高橋 巧 KO6R プロプラーム・クロンパチョン

富士登山日記⑩

2003年09月05日 | 生活
・・・・「もうイイでしょ?」

マッチョの言葉に取り敢えず肯く私。
「剣が峰」まで行きたい気もするし、余力も無い事は無いが。

でも、さっき記念撮影したあと。1回、吐き気に襲われてるしなぁ・・・。

こみ上げてくる物を咳で散らし、岩陰で生唾を「ベッ!!」と吐いたら、風が強いから「シュルッ!」と風に乗って岩を避けて人込みの方へ飛んで行く我が生唾よ(笑)。

幸い誰かを直撃する事は無かったが、直後に襲われた脇の痛みに身を捩り(一時の痛みで良かった良かった)・・・。

――んな事もあったから。

「今日はこれくらいにしといたるわ、富士山!」

・・・と下山を決意する。

下山たって、時間にすれば3~4時間は掛かる。登った距離だけ今度は降りなきゃならんのよ。

「じゃあ降りるか!」のその前に。
せっかくだから火口を覗いとこう(笑)。夏の富士山は頂上付近も雪も解け、火口も火山岩が9割9分剥き出し。
あぁ、休んでるとは言え、やっぱり火山なんだなぁ・・・と不思議な感動。
ぶっちゃけ、登る時「いま富士山が爆発したら どうしよう?」ってオドオドしながら考えてたオレって子供?(笑)。

―――さぁ、見る物も見たし。下山だ!

時間は5時過ぎを指していた。~以下続く。

富士登山日記⑨

2003年09月03日 | 生活
音質の悪い「君が代」聞いて、かの国のニュースBGMなどを思い出し。

とんでもないコトを口にした私だったが。

取り敢えず有り難い「御来光」に手を合わせる(日本人だねぇ~!)。

「新年じゃないんだから」と茶化すマッチョだが。
そう云うモンじゃ無いのだよ。

―――で。

思い起こすに出発2日前、夜TV見てたらマッチョからTELあり。「いまナイナイの番組で矢部が富士登山やってるから」と緊急情報の通達だったのだ(笑)。

チャンネルを変えると元サッカー少年の矢部が、スタッフを連れて険しい登山道を登っている映像。
昼間に上ってるから、なおさら道の険しさが理解できた。

番組では、確か北口頂上だったと思ったが。
8時間以上かけて登頂し、そこで達成感に浸っている一行にベテランのガイドは一言。「まだ上が有るんですよ。本当の頂上は、測候所方向の『剣が峰』、せっかくだから行きましょうか!」。
・・・と一行を連れていくのだ。

――――で(笑)。

ど~しましょ(爆笑)?

オレは行ってもイイけど、さっきの山小屋で気持ち悪くなってるからなぁ~(いや、山小屋が悪いとは言いませんが・・・)。

つ~か、オレ以上にマッチョが死にそうな顔をしている。

◆9/2(後楽園ホール)の試合結果
○4R
高草木裕人 KO1R 遠藤充晃
畠野幸雄 判定 伴 卓哉
○6R
竹之下陽太 判定 吉田法人
○8R
熊野和義 TKO2R サティアン・シットゴーソン
○10R
リッキー・ツカモト 判定 片渕剛太
松信秀和 KO8R 長岡知治
内藤大助 KO5R ソーントーン・チタラダ

富士登山日記⑧

2003年09月02日 | 生活
最後のひと登り。

やはり渋滞は緩和されていなかった。冷夏のため登山客の少なかった富士山、数日続いた雨の後の久々の登山日和。

山頂近くは本当に渋滞していた。
みな、ご来光を見ようと日の出時間に合わせての登山なのだ。

遂に我々も、杖軍団と一緒に立ち往生(涙)。
つ~か、トコトコと小股リズムで進む分にはOKなのだが、なまじ立ち止まると逆に辛いのだ。
マジ、ここまで来ると空気薄いし。立ってカラダ支えるだけでシンドイ。息が切れる。

なるほど、これがマッチョが言った辛さなのね。脅しほどじゃないにせよ、辛い事は辛いなぁ。

そ~いや、さっき若い2人連れカップルの女のコの方が泣いてて、男がなだめてたよなぁ。
「もう登れな~い、シクシク」って感じかな。

まぁ、女連れで来るトコじゃないよなぁ。

―――なんて、黙々と歩いて。山小屋の脇の狭い道を歩いたら、手すりも柵もないので腰が引け(笑)。
「ここで強風吹いたら転落じゃん。泣いてた女のコの気持ち分るなぁ・・・」なんて。

言いながら行列の脇を登って。「急ぐ人は右を行って下さ~い。ゆっくりの人は左へ寄って下さ~い!」の声に従い、「もう待ってられん」と岩肌を登る。

そうこうしてるうちに、鳥居が有って。
そこを潜ったら先行者が休んでて。団体のガイドさんが「お疲れさま、頂上ですよ!」と声を掛けている。

やった―――!!!登り終えた―――!!!

・・・ありゃ、マッチョが居ないぞ?
なんて思っていたら、S氏に続いて大きな身体が暗闇から現われる。山では その身体、ハンデだったのね。

私もサスガにグッタリだが、マッチョは もっとグッタリ。

それでも所用時間は、約5時間半。上々の出来だと。職場の若いのが8時間かかったとか言ってたからな。

よろこぶ間もなく強風が。ペッペッ!砂が口に!そして頬に当る!目が痛てぇ!

ニットキャップの上にウィンドブレーカーのフードを被っているのだが、砂が「ビシビシ」と当る音がする。

寒さに震えながら頂上の山小屋へ。始めは軒下で震えていたのだが、奥が空いてると聞き店内へ。
入ったら何か頼まなきゃな、と思うも何も食う気はしないし。前でラーメン食ってる若者が精悍に見える。つ~か、高いぞラーメン。900円か?並で800円か?

気がついたら座敷席みたいなトコロでマッチョ大の字。
それならとオレも大の字。
さすがに疲れた。空気薄いせいか少し朦朧。店員が注文取りに来たら、どうしよう?豚汁でも頼むか?それでも今食ったら吐きそうだ。
なんか胸のムカムカが増殖してるぞ?ガス臭いって言うか、ここ練炭でも使ってるのか?オレ、軽い一酸化中毒か?単に山頂近くで無理したから酸欠起こしてんのか?

なんて考えてたら「ベンチの方~!立って上らないでくださ~い!」「上らないで~!」の声。
「オレ等か?いや、オレ等は立ってないぞ、寝てるぞ」なんて朦朧としながら考えてると「御来光で―――す!!」の掛け声が。

人々が日の出方向に駆け出して行く気配が。それとともに「君が代」が流れ出した!

「御来光館」が流しているのか、しかし音響機器が古いぞ!音割れてるぞ!途上国の国歌みたいだぞ!

私も重い身体を起こして表に出た。
そして叫んだ。

「マンセ――――――!!!」(←違うだろっっ!!!)

富士登山日記⑦

2003年09月01日 | 生活
・・・・と言いつつ、なぜか名称上は「九合目」ってのが無いのが富士登山(笑)。

まぁ「本八合目」ってのが「九合目」みたいなモンで、標高3360m。
ここから頂上(標高3776m)まで、所用時間にして80分。

最後のひと登りなのだ。

そのひと登りで「渋滞」が発生している(涙)。

道なりに照明が点いているのだが。うっすらと浮かび上がる「立ち止まった登山者たち」(笑)。

なんだ、この異様な光景は。

「白く浮かび上がる杖持った人々」だから巡礼者の一群にしか見えんぞ(笑)。なんか、コワイじゃないか!

新たな困難を前に、我々は「待機」する事に決定(つ~か、それしかねぇじゃん)。

山荘脇の石垣に、風を避けながら寄りかかれるスペースを発見。腰掛けて岩の間に隠れる。

ニットキャップを被り、ウィンドブレーカーの裾を絞って防寒に務めるが、さすがに汗が冷えて寒い。
それでもスッポリと岩に入り込んで、私はウトウト。
寒さに耐えながら岩肌に身を寄せながら仮眠なんて、登山者らしいじゃないか!

つ~か、やっぱ睡眠不足なんだよ!!!!

・・・なんて考えてたら「行きますよ」と、S氏に起こされて。

少しは渋滞が解消した登山道を再び登る。
う~ん、さっき登山道沿いの照明ありって言ったが、やっぱ足元暗いなぁ。リュックに懐中電灯しまわなきゃ良かった(苦笑)。
手で岩を掴むコト増えたんで、片手に持ってると邪魔なんだなぁ。S氏みたいに頭にベルトで着ける懐中電灯を買っときゃ良かった。
しかも、「オレは素手で持った感覚が好きなんだ」とか訳の分らないコト言って、軍手じゃなくって指抜きタイプの手袋つけてるから。ヨロけて岩に手を着いたら、火山岩のザラザラが とってもとっても痛いじゃないか!

それ以前に、オレって もう2~3回は転んでないか(笑)?

◆8/31(福岡市ゼップフクオカ)の試合結果
○10R
大塚晃司 判定 シーサワット・ムアングーレン

富士登山日記⑥

2003年09月01日 | 生活
八合目を越え、いよいよ勾配も厳しくなった。気温・酸素濃度・風速と成る程、マッチョの脅しも満更でもない条件だ。

しかも、ここで。困難に立ち向かう我々に、新たな条件が加わったのである。

団体さんだ(笑)。

富士登山道には数コースあって。我々は初心者向けのコースを歩んで来たのだが。
他コースからの登山道が頂上に行くに連れて収束されて行き、必然的に頂上に近付くほど人口密度は高くなって行くのだ。

しかも観光バスで五合目に乗りつけた団体さんは、ガイドに付いて初心者コースを「休み休み」登山。
休憩を減らして登頂を目指す我々は、結局先行者に追いついてしまったのだ。

しかも時々休憩しながら「点呼」なんて取っているから、なお先が詰まる(笑)。
まぁ、高齢の方も居らっしゃるから仕方ないが。

しかも登山コース自体が先細りになっており。事実上、2列縦隊。「蓬莱館」「白雲荘」などと銘打たれた山小屋前で待機する事に。

マッチョが聞く「今、何時?」。
私とS氏が答える・・・「4時過ぎ」。
「全然余裕だなぁ、過去最高のペースだ」とマッチョ。
以前より風も無く、彼自身も疲労物質を溜めないよう「クエン酸」を摂取。身心ともコンディション良好らしい。以前は登山に関係なく、前日に筋トレやってたらしいのだ(←なに考えてんのよ!)。

私がチョコを摂るのを横目に、またしても梅干を口にするマッチョ。
「消化に負担が掛かる物は、異に血液が集まって頭がボーッとする」と持論を展開。
・・・分るけど。それ以前にアナタ、体重90kg超過・大半が筋肉なんだから、そっちに酸素取られてるし。

いよいよ本八合目。
つ~か、何だよ「本八合目」って。八合目越えてホッとさせて、まだあんのかよ(笑)!

◆8/30(京王プラザホテル八王子)の試合結果
○10R
雄二・ゴメス KO1R ワンヒン・チュワタナ
○10R
小暮飛鴻 KO1R ムアンマイ・シスソバ

・・・両者とも再起戦。タイ人相手にKOを飾ったワケだが、まだまだ再浮上が可能な選手だけに頑張って欲しいトコロだ。