あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

そして柴田昌弘さんは漫画家引退していた・・・

2011年07月16日 | 漫画
和田慎二さん絡みで
逝去ニュースを検索してたら

同じ時期に同じ雑誌『花とゆめ』で活躍していた柴田昌弘さんの近況が目に飛び込んできた

漫画家家業は引退されてたのな・・・

これまたショックだ

“少女漫画にメカニックやハードなSF・サスペンスの要素を大いに取り込み、
人気を博した”柴田先生

80年代には少年漫画と少女漫画の境界があってないような趨勢に乗り
『ファザータッチオペレーション』や『ラブシンクロイド』のようなSF作品を発表



さらには青年漫画誌でHシーンも満載な『クラダルマ』を発表され
私は、そのオウム事件を予見したかのようなストーリーに驚愕し
そのシャープな描線も究極を達したか・・・と思ったものです

その後も『ヤングキング』で、またしても『サライ』を長期連載されたが
それが、現時点ではプロ漫画家としての最後の連載作品となっている・・・と

そして近年は、マンガ学部のある京都精華大学で非常勤講師を務められ

今後、小説の挿絵などでイラストを見ることはあるかも知れないが
御本人の「マンガ家稼業からは足を洗った」とのコメントもあり
あのダイナミックな作風に触れることも、もう無さそうだ


※上の画像は
 当時の花ゆめ全員当選プレゼントで入手した下敷き

まぁ、表現者として大作を仕上げて燃え尽きられた部分もあると思うが
やはり寂しいな

『赤い牙シリーズ/ブルーソネット』で
ランとソネットの戦いは、「徒手空拳の女の戦い」という意味では
プリキュアシリーズの先駆けとも言えるし
フレッシュ・プリキュアの『キュアピーチvsイース』のタイマン勝負で
私が異常に盛り上がった原因とも言える



つ~か、いま気が付いた

そうか そうだったのか!

私は無意識の内に『ランvsソネット』と重ねていたのだな
だから盛り上がったのだな
(ランは超能力少女だがね・・・)

そして
絵師としても柴田さんは凄かったもんな
少女漫画なのに『ぶっとい』主線をダイナミックに引いてたし
カラーだって4色原稿なのに必要最小限の色しか使わなかった
ゴチャゴチャ塗りたくる事なんてしなかった

それが粋だったのだ
無駄が無かったのだ 完成された絵だったのだ



憧れましたよ
絵師を目指してた頃の私は、柴田さんの描線やカラー絵を真似ようとしたが全然ダメで

自分の絵が汚くって嫌になりましたよ

そんな憧れの対象だった柴田さんの漫画家引退は
和田慎二さんの逝去と合わせて大ショックで御座います

しかし、最近は忙しいし
ちびスケも ねだって来ないから

私も随分と絵を描いてないなぁ・・・

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