あるBOX(改)

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なんですかい、「CD“でかジャケ”」ってのは!?

2005年06月10日 | 生活
レコード世代が、便利なCDに買い換え始めて十数年(もっとか?)。

しかし、昔のジャケットへの郷愁からか「紙ジャケ」なんて出された日にゃ、同じ盤なのに「LPレコードのスリーヴを縮小したようなデザイン」に惹かれて、また購入。

家の棚には「プラケース」と「紙ジャケ」の同タイトルが並んでしまう始末(その上「ツェッペリン3」や「ELP/恐怖の頭脳改革」「YES/究極」みたいな変形ジャケだったらオリジナルLPも保存してたりして)。

「リミックス」「デジタル・リマスター」「ボーナストラック」と付加価値着けて、元は同じアルバムを何枚ヴァージョン違いで出せば良いのでしょうか?

その度に「ライヴ・アット・リーズ」や「フリー・ライヴ」「ディープ・パープル・ライヴ・イン・ジャパン」を買っている私は何なんでしょうか?

ま~、全部のミュージシャンは買ってないけどな。キリが無いし、カネも無いし。

――で。
またレコード会社さんが「次の一手」を打って来られるようですよ。

「みんな伏せろ――――!!!」って感じですよ(笑)。

そりゃ、洋楽の古き名盤を「世界初CD化!」とか言って発売して、本国の方で驚かれてる、日本のレコード会社の「心意気」は立派だが。

洋楽のオリジナル盤、アナログLPのアートワークを忠実にCDサイズに再現した“紙ジャケ”は日本人らしい細やかな仕事として、海外でも有名だが。

今回は「その紙ジャケの新たな可能性を提案する“でかジャケ”シリーズの発売が決定しました!」とさ。

なんですかい、「CD“でかジャケ”」ってのは!?

洋楽サイトを見ると・・・
「この“でかジャケ”は、紙ジャケで培われた再現技術を30cm×30cmのアナログLPサイズのジャケットにアジャストさせた“LPサイズ紙製ジャケット”にCDを封入したもの」だそうで。

「オリジナル・アナログLPが見開きジャケットであったものは、それも再現する気概」だそうで。

企画したユニバーサル・ミュージックさんは「すべて初回生産限定盤ですので、お買い逃しなく!」と宣伝かましてヤル気マンマン!!

――つ~か。

「収納サイズが小さくなって便利!」とか言われて出てきたCDの、そのジャケットと元のアナログLPサイズに戻す、その意味は!?!?!?

DVDケースを「懐かしいビデオケースのデザインで再現!」と言うのと同じじゃねぇか!?!?

なにを考えてんじゃい、ユニバーサル・ミュージック!!!

 
――まぁ、7月21日に第一弾がリリースされるようですが。

一応ラインナップを並べると壮観ではありますわなぁ(なお、価格はすべて税込2300円)

◆エアロスミス
 「パーマネント・ヴァケイション」「ゲット・ア・グリップ」

◆エイジア
 「詠時感(エイジア)~時へのロマン~」

◆ボン・ジョヴィ「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」
◆ブライアン・アダムス「カッツ・ライク・ア・ナイフ」
◆デフ・レパード「ヒステリア」

◆クリーム
 「カラフル・クリーム」
◆デレク・アンド・ドミノス
 「いとしのレイラ」
◆エリック・クラプトン
 「スローハンド」「461オーシャン・ブールバード」

◆エルトン・ジョン「黄昏のレンガ路(グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」
◆ザ・ジャム「イン・ザ・シティ」
◆モトリー・クルー「ガールズ、ガールズ、ガールズ」
◆ニルヴァーナ「ネヴァーマインド」
◆ポリス「アウトランドス・ダムール」
◆スティーリー・ダン「彩(エイジャ)」
◆ザ・スタイル・カウンシル「カフェ・ブリュ」

◆T.レックス
 「電気の武者+8/30thアニヴァーサリー・エディション」

◆10CC「オリジナル・サウンドトラック+2」

◆ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
 「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」

◆ザ・フー
 「フーズ・ネクスト+7」

◆ビョーク「デビュー+1」
◆ビースティ・ボーイズ「ライセンスト・トゥ・イル」
◆エミネム「ザ・エミネム・ショウ」
◆ジャネット・ジャクソン「コントロール」

◆カーペンターズ「ナウ・アンド・ゼン」
◆マーヴィン・ゲイ「ホワッツ・ゴーイン・オン」
◆クインシー・ジョーンズ「愛のコリーダ」


◆ボブ・マーリィザ・ウェイラーズ
 「キャッチ・ア・ファイアー+2」

◆オリジナル・サウンドトラック「サタデー・ナイト・フィーバー オリジナル・サウンドトラック」

――順番がメチャクチャな気もするが、これはレコード会社のコード通りの順なんで仕方ない。

ど~でもイイ物もあるが(笑)。エミネムやニルヴァーナなんて「最初からCD買ってるヤツが殆んどだろ?」って感じなのだが。

まぁ、エイジアの1stみたいに、個人的に部屋に飾ってたヤツもあるし(やっぱロジャー・ディーンのイラストには愛着あるのよね)。

フーズ・ネクストの「コンクリ・モノリスに小便掛け」もジャケ史上に残るブツだし。

「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」の“バナナジャケ”も皮のシール剥がしたらピンクの身が出てくる有名なウォーホール・デザインだし(同じデザインのトレーナー買ったなぁ)。

コート姿のマーヴィン・ゲイが雨中で上を向く「ホワッツ・ゴーイン・オン」も、パブに飾ったらOKの一品だし(吉祥寺・曼荼羅にあったなぁ)。

ジッポ・ライター型でフタを開けたらレコが出てきた「キャッチ・ア・ファイアー」もオリジナル仕様ならOKだし(後でマーリーの顔写真に差し替えられたんだよな)。

――なんて。

また、まんまと嵌められそうな予感・・・・(笑)。

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