あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

帰郷(13) コレクションあさり

2016年07月09日 | 生活
・・・というか無事の確認。

最初に目につく場所にあって
「大丈夫だったか!」と感激させられた本。

『ちばてつや短編集』と
『美樹本晴彦 illustrations 季節のしおり』



『ちばてつや短編集』は収録作に「蛍三七子」や
「風のように」、自伝的作品の「屋根うらの絵本かき」、
動物園のアシカの末路が悲しい「あるあしかの物語」など
印象的な作品が収録された傑作選。

表紙になってる「蛍三七子」は絵柄から見ても「ジョー」と
ほぼ同時期。
乱闘シーンでパンチを繰り出すトコロに「ジョー」の雰囲気
ありありでニヤリとさせられる。
もちろん文明批判の作風に感動する事しきり。
短編といいつつ読み切りじゃなく「短期連載」だったので
この1冊中の大半は「蛍三七子」なのです。



※改めて単独で刊行された『蛍三七子』。
 これぞ「ちば美人」!

「風のように」は最近アニメ化された作品。
まだ絵に「ハリスの旋風」の雰囲気が残っている。

『美樹本晴彦 illustrations 季節のしおり』はね、もう
「マクロス」女性キャラにイカれた連中が買いまくりですよ。
ミンメイちゃんの可愛さにノックアウトされまくりでしたから。

※アニメは海外に作画を委託してキツイ回もあったが、
 キャラデザが美樹本さんですから。敵の巨人女性兵だって
 美女ですよ。

ホント「無事で良かった」てな2冊で御座います。

帰郷(12) コレクションあさり

2016年07月09日 | 生活
今度は少年漫画と青年漫画。
「The かぼちゃワイン」(三浦みつる)と
「桃源荘綺譚」(山本貴嗣)



三浦さんの代表作は最終巻。
春助とエルちゃんはハッピーエンドだった。
※しかし続編ではまだ春助がグジグジしてるのな。

山本さんの単行本は発行人が小池一夫さんで
発行がスタジオシップ。
劇画村塾つながりで谷口ジロー&狩廡麻礼ネタも。

(青年誌時代の)山上たつひこ的なギャグもあり。
武闘派美女3人が温泉に浸かっているところに
動物に化けて潜入しようと企んだ結果、
老仙人と主人公が变化したのは・・・の次頁で
大爆笑してしまった。

絵師でもあるし、やっぱ凄いわコノ人も。



続いては
「地中海のルカ」(文月今日子)と
「22XX」(清水玲子)

大河ロマン(?)繋がりで。
~というか、絵的に清水さんがベテラン文月先生の
影響を受けてるのが明らかなので並べてみました。

清水さんが文月先生の娘さんと会った時、
「母の絵に似てらっしゃいますよね」と言われて
とても嬉しかったなんで話をどこかで読んだ覚えあり。

きっと会話の前段階で清水さんから文月先生の娘さんへ
ファンである事のカミングアウトがなされたんじゃ
ないでしょうか。

私はどちらも好きだから、とっても嬉しい。
「地中海...」もローマ帝国と海賊との戦いを描いた
歴史ロマン。
壮大で、せつない…。ひさびさに読んで感動。

そして「22XX」は未来SFもの。
これまた惑星単位での文化/常識を壮大に描いた、
もの凄い作品。
エンディングも驚異的。

清水さんの圧倒的なストーリーテリングには
当時からワタクシ平伏状態でしたよ・・・。

帰郷(11) コレクションあさり

2016年07月09日 | 生活
先日ウェブ公開されたとのニュースがあった、
よしまさこ作品。
「Boo Boo」(全4巻)と「潮風がいっぱい」。
「潮風・・・」は、ちょいと切ないエンディング。
「Boo Boo」は、元気でバカな男子が良い。
※コメディ要素もイイんだよなぁ・・・。



つ~か、ぶぅ(結)ちゃん前髪ぱっつん娘じゃん。
※第1巻の表紙、メチャクチャ可愛い・・・

こんなトコロにも私がボブ好きになる遠因があったのか・・・。



そして「Knock!」の舞ちゃん。
第1巻の表紙じゃ赤だが、基本は黒髪の前ぱっつん。
主人公を振り回すカワイコちゃん。
※やっぱり私がボブ好きになった原因・・・

川原由美子、成田美名子の御両人が登場した時期、その
作風は「新時代を築いた」と言ってもイイくらい新鮮で
魅力的でした。
※後に知った事だが、成田美名子さんは「あの」成田亨さんの
 親戚筋にあたるそうな。
 美術家にして特撮造形の大家。スゴイですねぇ。

コマ外にローマ字でコメント書くのも、この時代ならでは。
ポップな雰囲気にニヤニヤが止まらない私だったのでした。

帰郷(10) 余震~趣味のひととき

2016年07月09日 | 生活
気象庁の発表によると

発生日時 :7月9日18:05頃
震源地  :熊本県熊本地方(北緯32.7度、東経130.6度)
震源の深さ:約10km
地震の規模:M4.4(推定)
最大震度 :4

ウチの震度は4でした。
ビビった。

「1階で大きな地震にあったら直ぐ外に逃げよう」
・・・なんて考えてたが、何も出来なかった。
タンスにしがみつくのが精一杯だった。
(情けない・・・)

地震の多い関東で慣れてるつもりだったが
震源の浅い直下型の揺れは足元からブルブルと震えるような
揺れがきて、家がミシミシ音をたてるから、別物の恐ろしさが
ありました。

地元の人々は何度も何度もこれを体験されてるんだな。
(改めてお見舞い申し上げます…)



とはいえ
あがいても仕方ないな・・・と、
2階から持ってきた漫画を読み出す私。

親が健在な頃からこうでしたよ。
「何しに帰ってきてんだ」と罵られましたよ。

でもねぇ、私の物忘れ良さは相当なモノでねぇ。
昔買った漫画本の内容、かなり忘れてちゃってる
んだよね。

だから改めて読んでも凄く楽しめてしまうんだよね。

今回は最近ブログで取り上げて、かつ直ぐに見つかる
場所にあった数冊。



吉野朔美さんの「グルービィ・ナイト」と「月下の一群」。
「グルービィ・・」はNYのギャングもの。
※主人公はヒットマン

「月下の一群」より先に刊行されてたのか。
凄いな、普通こういう題材はキャリア積んでから描くもの
なのに、銃撃戦やキャバレー・シーンを堂々と描いておいで
ですよ。
※ちなみにデビュー作「ウツよりソウがよろしいの!」も
 収録されております。

「月下・・」は大学生の寮生活なんて羨ましい話が満載。
※まぁ、ビンボーでムサ苦しいネタも一杯ですけど。

主人公は人付き合いが苦手なコなのだが、弟が入った
学生寮に出掛けてるうち、そこの住人と交流を持って
変わっていく・・・なんてストーリーを繊細に描いて
あるので再度熟読してしまった。

主人公は少し(かなり?)天然さんなので、そういう
意味では笑えるシーンも多々あるし。

今年の春に亡くなった吉野朔美さん。もう一度読み
返したい思いがあったので、それが叶ったな・・・。

帰郷(9) 実家清掃+震度4

2016年07月09日 | 生活
まぁ、雨漏りとかしてないから
やるのは床拭きくらいですよ。



蜘蛛の巣は自分自身で歩き回ってるうちに
顔や身体で取っちゃったし。
※天井近くはヒビの破片が落ちてきそうだから
 出来ません。



まぁ、床もザラザラしてるし。
裸足で歩きゃ足の裏はあっという間に灰色だし。

水道管も大丈夫なので、バケツに水溜めて雑巾掛け。
しかし暑いな。

昨日は豪雨で今日はカンカン照りかよ。
扉が歪んで動かないから効率よい冷房が出来ないよ。

シャワーはガス止めてるから温水出ないし。
そもそも浴室の壁にも少しダメージあったし。



とりあえず濡れタオルで身体を拭いてスッキリ。

電気も漏電とかしてないから冷蔵庫もTVも扇風機も使えた。
昼食はコンビニで買ってきたソバを食う。
冷蔵庫で一緒に冷やしてたパックの麦茶もゴクリ。

テレビは最初ケーブル類が全て抜かれてて往生したが。
※1階のテレビはTV台に固定していたが、台が合板だった為
 固定部が捲れ上がっていたよ。
 結果テレビは斜めに傾いてたそうだよ。



※1階の照明スイッチもカバーが外れ落ちてたよ・・・。
 これも無理やり嵌めたけど。

一段落して、2階から漫画本を10数冊運んで読もうとした時、
畳や壁が痙攣するかのように揺れた。

家がミシミシと音を立てる。
余震だ。

怖えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!

帰郷(8) 趣味的被害

2016年07月09日 | 生活
2階の本棚からは殆ど全ての漫画本が飛び出してたという。

空き家管理のシルバーサービスさんが片付けてくれて
キレイに収まっているが。
「元の場所に置けず、すみません」なんて言われ、
逆に恐縮してしまう。

二日目はシルバーサービスさんが来てくれて
今後の打ち合わせなどやったのでした。



一部のガラス、ドアの補修。庭木の伐採。
それらの手配をお願いして打ち合わせ終了。

見送った後で本棚を見ると確かに再チェックが必要だ。
・・・というか、有吉京子先生の「アプローズ」第1巻の
カバーが破れているじゃないか!



本棚から落下した時に他の本と接触したのか・・・?
※でも、なんでよりによって「アプローズ」。

本棚脇に貼っていたASIAのポスターがぁぁぁ!!
押入れの戸ごと破れているぅぅ・・・。
つ~か、戸が開かない。



そういや、リッチー・ブラックモアのポスターも無い。
これは完全に破れ落ちて廃棄されたのか・・・。

本のチェックは取捨選択を踏まえ、しっかりやらないとな。
それって、ほぼ全冊読むって事だから・・・。
先は長いなぁ~。

帰郷(7) 再会

2016年07月09日 | 生活
そして屋内の際チェック。
精神的な拠り所との再会。

あいつは無事なのか?
オレが作った最初の傑作。

そう、テラコッタ大会で入選を獲った
ウルトラ怪獣「ガボラ」!



無事だった!

・・・お前、スゴいよ。
他の焼き物の殆どが割れて廃棄されてるのに
また生き残ったんだな。

小学生の私がお前を作ったとき、
「こんな凹凸だらけの物、焼き上がったら
 原形留めてない」って言われてたのに、
見事サバイバルしたもんな。

その時と同じくらい感動してるよ、オレ。



せっかくだから表に出して眺めて見る。
雑ではあるが頑張って作っている。
そんなに欠けてないし。



上から眺めて見る。
背中の質感とか、よく出来てるな。
偉いぞ小学生時代のオレ。

アーティストになれたんじゃないか?
(目指したけどダメだったんでしょ。



裏返すと腹部に空洞が。
ああ、そうだ。
確か、残った空気が膨張して粘土が
破裂しないように空けてたんだ。

久々の再会。
色々と思い出したよ・・・。

帰郷(6) 二日目

2016年07月09日 | 生活
翌日。
ホテルで朝食を済ませ
*だご汁定食。焼き魚も美味。飲み放題ドリンクも新鮮。
 牛乳は濃厚だったよ。「らくのう3,6」かな?

再び実家へ。



再度外観チェックするも、細まかいヒビは
結構入っているなぁ。



電話線の固定部が外れてブラ下がっている。
ブロック塀は隣家との境界線が無くなっている。
これは隣家側で業者を呼んで撤去してくれたのだが



これで10万円ナリ。
折半・・・というか
少し多目に出しましたよ。



道路側も少し破片を積んである状態。
家屋は歪んでいないから補助金は出ないな・・・。




帰郷(5) 旅の楽しみ

2016年07月09日 | 生活
完全に暗くなる前に一旦撤収。

ホテルでのお楽しみ用にコンビニで
お買い物。



やっぱりビールです。
コロナの缶があったよ。そして、よなよな。
一番搾り「熊本」も。

ツマミは普通にカラムーチョ&さきいか。

そして一人旅のお供と云えばH本。



老舗マンガ誌「快楽天」。
表紙は「きい」って人。
絵は上手い。そしてストーリーは少し「せつない」。
まだ単行本は一冊しか出してないけど期待の作家さん
でございます。

夕食は
ホテルまでの道にある海鮮料理店で豪華に
済ませた。これも復興支援だ。



豆腐のもろみ漬け&胡瓜。
寿司御膳。
天婦羅と蕎麦、茶碗蒸しも付いている。

いやぁ、贅沢したと思ったが。
会計したら千円台だった。

やっぱ旨いものが安いよ熊本。