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訃報:声優の大塚周夫さん死去(1)

2015年01月21日 | 芸能
1月15日、「ゲゲゲの鬼太郎」ねずみ男や「ルパン三世」初代・
石川五エ門で知られる声優の大塚周夫さんが、虚血性心不全の為
死去された。享年85歳。

大塚さんは、テレビ開始前夜からラジオドラマなどで活動を開始。
テレビ放送が始まると、俳優や海外映画の吹き替えなどで活躍。

俳優としては多数のテレビドラマに出演し、舞台役者としても活躍。
吹き替えではチャールズ・ブロンソンやジャック・パランス、
ピーター・セラーズなどの声などを担当した。



テレビアニメにも1963年の第一作「鉄腕アトム」から携わっており、
「ゲゲゲの鬼太郎」第1作のねずみ男や、「ルパン三世」初代・
石川五エ門など数々のキャラクターの声を担当。



海外カートゥーンでも、「チキチキマシン猛レース」の
ブラック魔王を担当。
ケンケンとの名コンビは大きな人気を博した。

凄いのが、重厚な演技からコメディ・キャラまで幅広く演じて
おられた事。

特に、
ねずみ男に関しては「あのいい加減さこそが人間の本質」と分析、
ブラック魔王のセコさなど、旧来の主人公たち以上に魅力的な
人物像を作り上げた。



※それを許した原作サイドも偉いねぇ。
 最初のころは、水木しげる先生も録音現場に来ていて、
 アドリブなどを思うようにやらせてくれたそうな。

TVアニメを創世記から支えてきた重鎮といえる存在だった。

担当キャラも数多く、挙げていくだけでも、
その仕事がいかに大きな物だったかが分かる。

(続く)