そうしてライブは再開
「アニキ」こと水木一郎アニキが登場
首から真っ赤なスカーフが翻っている!
風も吹いてないのに、たなびいている!
特撮のメンバーを従えたアニキ
アメリカザリガニに「控室でスパロボ大戦やってた」と
バラされたアニキ
舞台がオレの日常さ・・・とばかりに
かってに改蔵主題歌『かってに改造してもいいぜ』を熱唱
大槻ケンヂも登場し、アニキとの仕事を回想
2人で大槻ケンヂ著『縫製人間ヌイグルマー』の主題歌
『ヌイグルマー』をこれまた熱唱
MCで「ゼエェェェェェェェッッット!!!!」と叫ぶアニキ
うわぁぁぁぁぁぁ、生アニキ初体験なうえに初「Z」まで
聞いちゃったよ!
でも、ここで先程まで雲ひとつ無かった空が一転ウソのように
掻き曇り、大粒の雨が落ちてきた
天気予報を見てカッパを準備していた私に死角は無かったが
バッグをゴソゴソやってる間にアニキの
「ゼエェェェェェェェッッット!!!!」を
聞いたのは何か情けなかったぞ
やっぱ雨女りょーこ恐るべし
いっそアニキには このまま『221B戦記』まで歌って欲しかったが
(女性声優さんも居るし)
バックが筋肉少女帯じゃなくて特撮だから、それは無理だった模様
ちなみに私が筋少で一番好きな曲が『221B戦記』なのだよ
(すまん、オーケン)
だって朗々と歌い上げるアニキのスケール豊な歌唱、
アニメ声優さんの語り
アニキの「ゴ――――――――!!」の雄叫び
素晴らしい 素晴らしすぎる
そして、今回アニキ絡みの演奏が2曲で終わりなんて
勿体なさすぎるぞ
そして、特撮つながりで
トリの大槻ケンヂと絶望少女達
(野中藍/井上麻里奈/沢城みゆき/新谷良子)が登場・・・と思いきや
突然スクリーンに画伯こと小林ゆうちゃん登場!
いつものごとく暴れ回り、のたうちまくって最後は
「出たいよ~、ライブ出たいよ~」と叫ぶゆうちゃん
貞子のように四足で歩き、カメラにガンと頭を衝突させ、
「やっぱり今回もそちらへ突き抜けられませんでした」と
消沈しつつも「でも!きっと最高のライブを見せてくれることでしょう!
私も応援します」とばかりに気を取り直し、オーケン&絶望少女達を紹介
そこで舞台は暗転
いよいよ『大槻ケンヂと絶望少女達』が登場!
オーケンが「ここに居る奴は全員、人として軸がぶれている!」と煽り
『人として軸がぶれている』でスタート
会場は一気に最高潮の盛り上がり!
「ブレブレブレブレ」で手を左右に振って演者を鼓舞!
つ~か、宵闇にサイリウムが映える映える!
オーケンも今回は歌詞を間違えないぞ!
オーケン、MCもノリノリだ!
「今日サイババが亡くなった」
「今回のイベントはサイババ大葬儀だ―――」と叫ぶと
「うおおおおおおおおおおおおおおお!」と応え
「サーイババ!サーイババ!」と連呼する客席
なんて心優しく懐深い観客なんだ!
「ゆうちゃんのビデオレター2時間流した方が盛り上がるんじゃないのか」とか
自虐ネタを盛り込むオーケン
絶望少女達の紹介でもファンは大歓声
「まりなー!」「りょ~こ~!(ふつう~!)」
「あいぽ~ん!」「みゆきち~!」各々の愛称を叫ぶファン
素晴らしい
新谷良子ちゃんは、まず「ごめんなさい!」とお詫び
「お昼の快晴を見て『雨女』は返上だと思ってたんだけど」というと
オーケンが「キミは雨女だったのか!?」と叫ぶ
(多分この日の野音で知らないのはオーケンだけ)
ファンは暖かく声援を送り、芸の域に達したりょ~こタンの雨女ぶりを
容認した
つ~か、もう雨なんて上がってるんですけど
そして2曲目は
『ニート釣り』
沢城みゆきちゃんがマリア声で「釣って~釣って~また釣って!」と熱唱
オーケンもMCで「絶望した!」を連発
3曲目が『空想ルンバ』
これまた最初の「ルンバルンバルンバルンバ」から盛り上がり
サビでも大盛り上がり
小林ゆうちゃんがシャウトしていた原曲に負けずと、
声を張り上げる井上麻里奈ちゃんが凛々しい
ファンも合唱
オーケンもアニキを意識したかのような歌いっぷり
※でも時々フラット・・・。絶望少女達も時々フラット・・・
音程はしっかり取りましょう
4曲目が『メビウス荒野~絶望伝説エピソードⅠ』
『絶望先生ブルーレイBOX化』を記念して発表された新曲
いまいち馴染みがないが、これも聴き込んだらハマるのだろう
この曲が出たから今回のイベントがある
この曲の誕生に感謝
そして最後の曲が『林檎もぎれビーム!』
盛り上がる 盛り上がる
いきなり「リンゴ・モギレ・ビィィィーンム」を合唱する観客
「あ・い・こ・と・ばァ!」も皆で合唱
そして
再び霞ヶ関にこだまする「あいつらにだ!!」の大合唱
ああ、このカタルシス
怒涛の盛り上がりを経て『林檎もぎれビーム!』エンディング
ここでアニキ参加して『221B戦記』なんてあったら至福この上
なかったのだが、やっぱりそれは無し
それでも充分に満足なイベントでした
当日券も出てて『絶望放送イベント』に較べたらチケットも
取りやすかった今回
「ミュージシャン中心のイベントだったらイイや」とパスした人は
損をしましたぞ
改蔵は見れたし、ゆうちゃんビデオも見れたし、キタエリも見れたし、
生アニキも見れた
ああ、もう思い残すことは無いよ
なんつって
まだローンが残ってるんだった
耐震リフォーム資金も稼がなきゃならんのだった
ちびスケの成長も見届けなきゃならんのだった
4月上旬の『絶望イベント』のチケットこそ外れたが
まだまだ次回次々回もあるやも知れん
英気を養い、次に備えようと思った春の休日なのでした