あるBOX(改)

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平成クワトロ寄席に行って来た⑥

2004年10月03日 | 生活
最後は出演者みんなが舞台へ現れ、牧シン師匠の記念公演を祝った。

本当の寄席では、売れっ子さんは自分の出番が終わればサッサと他へ移動するのだが。

さすがに今回は牧シンさんの「古希祝い公演」。皆で、最後まで祝福です。パーラ吉松もフンドシ姿で再登場です(笑)。

最後まで動き、熱唱した牧シン師匠のバイタリティに感動。
そりゃ70才だから、幾分と動きもスローモーになられているが。
それでも充分にトシより若く見えるし、頭もクリアだ(失礼!)。

ご自身でも「常にネタに繋げるように物事を考えている」「よく考える事が元気の秘訣」とも語られて。

「ストレスが一番よくないから、先の事は考えない」「心配ってのは先の事を考えるから。このトシだと明日死んでも不思議じゃないから、今日の事しか考えない」とも。

おっしゃる通り。妙に先のコト考えるから、私なんてストレス溜まる。

「1日1日を精一杯生きる」なんてのは、私のガラではありませんが、まぁストレス溜めないように致しますわ。

この日、もう1つの盛り上がりは。
途中で行われた「牧シンのバーゲン」コーナー。

バーゲンというか、オークションですよ。
芸人さんゆかりの品を「10円から!」と競りに掛けて行き、頃合い見計らって落として見せるコーナー。

往年の「大正テレビ寄席」でも大人気だったコーナーであります。

仕切る牧シンさんの段取りも絶妙で。
「20円から!」と自分をサイン色紙を競りに掛け、まずは500円くらいで落して。次の最初が「30万円!」。

「ハイ!」って手を挙げたお父さんに「あ~、お父さん、30万だね!!」と脅かしたり(もちろん千円台で手渡してたけどね)。

三枚目の色紙には、最後に「実は裏も絵を書いてるよ」とサービス心を見せてくれまして。
その気配りも芸人さんだなぁ・・・と感動。

珍しいトコロでは、自身が個展を開くほどの「絵描き」である事を告げられてからの「油絵」などもオークションに掛け。
「個展なら60万はするねぇ」とトボケて見せるも、数万で落札。

注目は「高木ブーさん設計のウクレレ」だ!
何と言っても「ザ・ドリフターズ、高木ブー」のサイン入りは魅力で!!

ブーさんが使用してたってのもあって、あれよあれよと値段は上がる。
最後は10円単位での競り合いに「1万5千円!」で決着!

いや~、イイ“競り”でした。

そして、いよいよ牧シンさん本人の「ウクレレ」登場!
これまた本家のモノだけに、値段は跳ねあがり。2万円オーバーで決着だ!

「裏には油絵でハワイの風景描いといたからね」と、そこで初めてウクレレを裏返す師匠。さすがサービス精神旺盛だ。

衣装も往年の衣装を引っ張り出して来たそうで。
「腹がキツイよ」と、ピンクのラクダに腹巻き姿で笑いを誘う。

満場の観客も大満足。
いささか、普段とは趣きの違う渋谷クラブクワトロ。

とても楽しい「復活、大正テレビ寄席」でした。

P.S.
やっぱり、大正製薬のサポートはありませんでした(笑)。
リポビタンDくらい配ってくれてもイイじゃんかよぅ(笑)。