あるBOX(改)

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狂信的なビートルズ・ファン、レノン射殺犯の私刑を予告!?

2004年09月27日 | 生活
スポ紙が英紙の情報を伝えたトコロによると。

80年の12月、NYのダコダ・アパートにてジョン・レノンを待ち伏せて、射殺したマーク・チャップマン(49才)の仮釈放が審問されているそうだが。
仮釈放が通った場合、ビートルズファンからの復讐が待っていそうだ・・・との事。

殺人罪で服役中のチャップマン、10月からの仮釈放審問は非公開なのだそうだが。

さっそく聞きつけたビートルズファンは、ネット上で「チャップマンには死刑がふさわしい」「多くの人がチャップマンの死を望んでいる」との書き込みを行っている模様だが。

中には狂信的なモノもあって、「彼が出てきたら自分が処刑する」「そういう者が居ても自分は支持する」とエスカレートしているとか。

「自分は、エルビスもキリストも信じない、勿論ビートルズも」と歌ったレノンが、狂信的に信仰されるとは実に皮肉な事で。

実はチャップマンは、2000年と2002年にも、仮釈放を申請していたらしいが。事件の重要性から却下されてるそうで。
オノ・ヨーコの「今度は自分や子供の身の安全が脅かされる」との要望も影響したとも言われてるそうな。

言うまでも無く、ビートルズファンにとって「マーク・チャップマン」は憎悪の対象。

米TVでJ・レノンの生涯をドラマ化しようとして、風貌もソックリで演技力も完璧な俳優がいたらしいが。
多くの応募の中からオーディションを重ね、その青年に9割9分決まった時、調査から彼の本名が「マーク・チャップマン」であると言う事が判明、選考から排除された・・・・なんて話がある程タブーな存在。

それがマーク・チャップマン。

ビートルズの「ヘルター・スケルター」を「自分に殺人を教唆した」と“自己所有”を明言したチャールズ・マンゾンとともに、ビートルズファンが忌み嫌うチャップマン。

それは理解できるのだが、「私刑宣言」とは恐れ入る。

愛する対象を消滅させた相手を憎むのは分かるが。
ZAPPAファンの医者なら、「前立腺ガン撲滅」に尽力するだろうし、ポール・コゾフのファンなら「麻薬撲滅運動」を展開する俳優のコゾフ父に賛同するだろう。

まともなファンなら「銃規制運動」に動くはずだが。
または「(犯人が直前に読んでいたと言われる)『ライ麦畑でつかまえて』の焚書運動」とか(←何か違うぞ)。

そうでは無く「犯人処刑」に走るレノン・ファン・・・。

やっぱヤバイよ、ビートルズファン!