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あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

観戦記:長島vsキンジ

2002年01月20日 | ボクシング
欧陽非非サイコ~(長島vsキンジによせて)

♪なみだぁ~こらえ~あいの~おわりにぃ~ソウ~ロングゥ~
みなとぉ~よこはまぁ~あめにぃ~けむってるぅ~♪
しあわせなんて~いつまでまてば~かなうぅ~やくそくなんてぇ~
あえなくなれば~きえるぅ~♪

・・・・・はっ、いかんいかん、

贔屓のキンジが負けたショックの余り、
欧陽非非(ホントは非の上に草冠あり)の「雨のメモリー-YOKOHAMA-」を
唄って現実逃避してしまった。

・・・つ~か自分で自分の掲示板荒らしてどうする(笑)。

「左を痛めたのか?」ってくらい右狙いの過ぎた試合でしたねぇ。
その左殺しの右も、6Rに長嶋の右に合わせてグラつかせた一発以外は
大半が浅いパンチ。
上下の打ち分けで動きを止める企て立てた訳で無し。
一方の長嶋も右に出て右ジャブ連打、いきなりの左に終始。

お互いグラつくシーンのある熱戦なれど、世界ランカー同士の対戦としたら
「?」の試合でした。
杉田を除けば実質国内最強を証明した長嶋健吾ですが、このまま世界戦ってのも
何かスッキリしませぬなぁ~。

終盤の逃げ切り・クリンチなど勝利への執着と言えば聞こえがいいが、私には
●×△・・・。

シリモンコンとの決定戦がセットされる噂もあるが、何か釈然としません。

久々の生観戦、
試合前のリングアナ説明通り「早めのレフェリー・ストップ、タオル投入」が
徹底されており、日本のリングも変わった印象を受けました
(つ~か顔も知らないレフェリーやリングアナ増えたぞ、ヤベェな)。

当日券売り場前には、客入りが良くてか満足そうな美徳会長の姿もあったが、
御髪が白くなられて・・・。

全体的に楽しめた興行でした。前座からKOが多く。判定試合も熱戦。
玉熊ジムのベン勉は勝率を5割に戻し(顎は上がり腰は引けていたが)
正確なジャブ、要所でブロックに回る右腕、勝負所での連打など
「さすが玉熊ジム」と思わせる懸命なボクシングで、運動神経で
優る相手を4回判定で降した。

無敗の選手ではなくベンのセコンドに付く所が、また玉熊会長らしい
※贔屓ドコロのする事は何でも好意的に取るワタシ(笑)。

その無敗の寺西康太郎も基本に忠実なボクシングで(密着戦からのパンチが
中々強かった)2RKO勝ち。

トラッシュ中沼は予想通り序盤でタイ人をKO。
ボディで倒れた1分後にニコニコと勝者に挨拶するタイ人には感心させられた。

思い出のKO:浜田剛史vsダウトン・チュワタナ

2002年01月20日 | ボクシング
浜田剛史vsダウトン・チュワタナ(タイ王者) 

1985年4月4日 後楽園ホール

浜田と言えば、まずアルレドンド戦が挙がるが。個人的には、ヒザの故障を抱え玉砕覚悟の大博打を打った奪取試合よりは、肉体的にベストに近かった こちらの試合を挙げたい。

友成光戦で日本ライト級王座を奪った直後、世界に標準を絞り まずはタイ国王者と手合わせとなった浜田剛史。
この試合、浜田は好調だった。

身体の重かった友成戦に比べ、頭も振れている。
一方、チュワタナも恐いカウンターを打つ。

ダウンの経験なしと言うタイ王者に「これは簡単には倒せないな」と思った第2ラウンド。
浜田の鋭い踏みこみから返しの右フックがカウンターでヒット!
グニャリとロープに後退するチュワタナを追って短い左を「ゴツン!」。
たまらずタイ王者ダウン!

相打ちの右で一瞬早く当てる所に、浜田の踏みこみの良さ・好調さが分る。

驚いた事にタフなチュワタナは立ち上がっって来たが、浜田の詰めは厳しい。
またも右フックカウンターから同パンチのトリプルでタイ王者を薙ぎ倒す!

ダウンの経験無しのタイ人が長々とリングに横たわった。
恐るべき破壊力、そして理詰めのKO。

「世界を狙うのだから東洋の国内王者に てこずっていられない」そんな浜田のコメントに「そうだ!」と肯くF原田氏。

15連続KOを達成し、世界への期待は嫌が上でも高まった。
結局浜田は衝撃的な1RKOで世界奪取なった。

しかしコンディション最悪のレネを最初から打ちまくったものの、なかなかダウンを奪えず。
右の相打ちからの連打で倒した時には「やっと」といった印象だった。

「浜田のパンチも世界レベルでは強打とは言えないのか?」そんな印象さえ持った。
それがヒザの故障と関連あったかは私には分らない。