本を読んだ。
★雪のひとひら(文庫本)
著者:ポール・ギャリコ
訳者:矢川澄子
出版社:新潮社 (2008/11/27)
本屋さんで見つける。
《おお、ポール・ギャリコではないか。読んでみよう》
先日の猫の本が鮮やかに蘇り、さっそく読んでみました。
ある寒い日、雪のひとひらは生まれた。地上に舞いおりたときから、彼女の長い旅がはじまった。伴侶となる雨のしずくとの出会い、新たな命の誕生。幸福なときも試練のときも、彼女は愛する者のために生きた。やがて訪れた、夫との永遠の別れ、子どもたちの門出。雪のひとひらは、その最期の瞬間、自らの生の意味を深く悟る――。自然の姿に託して女性の人生を綴る、優しく美しい物語。(新潮社紹介文より)
かわいい、美しいお話でした。
《女の一生》を童話風にしたら、こんなすてきな物語ができましたということでしょうか。
寒いこの季節にぴったりです。
女性の心情にピッタリ寄り添った
ポール・ギャリコのキラキラした物語にはびっくりします。
訳文も奇麗な響きです。