有田芳生の『酔醒漫録』

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「カチンの森」(ワイダ監督)が完成した

2007-12-27 08:53:00 | 映画

 12月26日(水)統一教会の文鮮明教祖の体調悪化。日本人信者に通達されていたほど重病ではないようだ。内部情報によれば、ニューヨーク、フィリピンと海外で活動して韓国に戻ったところ、疲労で発熱したという。年末の献金集めの動機付けにするところが「霊感商法」の教団らしい。某政党の機関紙で政治記者を務めた男がいまは傘下の「東京○○」で働いている。「女性の人権」を声高に語りながら、上海に行っては買春を繰り返す行状に唖然ぼう然。王貞治監督の二女が朝青龍の担当医との結婚を延期したのは、同伴ハワイ旅行から帰国するときの機内で読んだ「週刊新潮」の記事(婚約者が訴えられたセクハラ裁判)が原因だった。何だか「噂の真相」の「1行情報」のよう。そろそろこのブログも刷新すべき時期かなどと考えている。新党日本のヘッドオフィスで新年から配布するビラの最終的なチェック。街宣は新宿から中野を通って杉並へ。細かい路地を走って練馬。政党や候補者(衆議院選挙)ポスターが増えはじめている。いちばん目立つのは公明党のもの。「公明党が推進。『高齢者いきいき健康券』の利用拡大を!」というポスターがあった。運転をしてくれているFさんが「あれは区の宣伝物にあったイラストと同じですよ」と教えてくれた。そこで練馬区役所に行った。総合受付にあった「練馬区 高齢者いきいき健康事業のご案内」というチラシを見れば、公明党のポスターと同じイラストが使われている。

071226_15530001  福祉部高齢社会対策課に行って課長補佐に話を聞く。「(公明党が)同じイラストを使っていることは知っていました」という。作成時期は練馬区のほうが先だ。ならば著作権に問題はないのかと問えば、しばらくして担当者が広報から調べてくれたわかった。『介護と福祉イラスト集』(MPC)にあったものを使用しているので、問題はないという。たしかに法律上は問題がない。しかし区の施策のための宣伝物のイラストとまったく同じものを公党が宣伝物に使うのは、作為的だ。1266点のイラストのなかの1点が偶然いっしょになったなどとは普通は考えられない。腕のいいイラストレーターのいる公明党なのだから、独自のイラストを使うべきではなかったか。神保町で車を降りて東京堂書店。佐野衛店長に年末の挨拶。「家康」で岩波ホールの原田健秀さん、東京新聞編集委員の大谷弘路さんと映画談義。アンジェイ・ワイダ監督の「カチンの森」が完成したと聞いた。スターリン政権による25000人のポーランド人大量虐殺事件がとうとう映画になった。父親を事件で殺害されたワイダにとってはライフワーク。残念ながら日本公開の来年上映はフィルムの値段が高すぎて困難だという。


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1 コメント

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アンジェイ・ワイダの「カチンの森」が遂に完成し... (中野)
2007-12-28 12:19:49
アンジェイ・ワイダの「カチンの森」が遂に完成しましたか。作るという情報は知っていたので日本公開がとても楽しみです。
小生にとって日共への失望とソ連(社会主義)への疑問とそれに反比例して映画を通してより新左翼への親近感を強めた60年代の組合運動時代に出合った映画「灰とダイアモンド」の監督です。
大島渚の「日本の夜と霧」とともに、「左翼」という問いを深く考えさせてくれるキッカケの映画監督でした。
先日ジョン・レノンのドキュメント映画等を観て、ベトナム反戦運動の最中には戦闘的黒人運動組織のブラック・パンサーや英国のトロッキスト組織と連帯してたというのを知って、名曲「ィマージン」がそんな彼の感性の産物だったと思うとなおさら胸が熱くなります。
ますます日本が、世界が貧困と格差にシンギンするなか、それを打破する新たな政治理念も政治勢力も現れてはいませんが、”一歩でも前進”する必要があります。「ルワンダの涙」を観て、つくづくそう思います。小生が、色々批判があるにせよ、先ずは小沢・民主党の勝利を!と叫ばずにはいられない理由です。
来年は、新党日本のサポータ登録もするつもりですので、宜しくお願いします。


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