有田芳生の『酔醒漫録』

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山崎拓訪朝は統一教会ルートだった(2)

2007-01-13 10:19:13 | 政談

 1月12日(金)北朝鮮に入った山崎拓自民党元副総裁は何も成果を得ることなく帰国するだろう。山崎氏は今度の訪朝を「核問題を話し合うため」と語り、マスコミもそう報じてきた。「表向きは核問題と言っているが、狙いは実は拉致問題。小泉前首相の3度目の訪朝の地ならしが目的」という見方もあった。ところが小泉側近の飯島勲氏は「100パーセントありえない」と断言している。政治家の行動などは「世論の求めがあったから」という一言で、前言を翻すことがしばしばだから、飯島発言を額面通り受けとるわけにはいかない。小泉前首相の頭にあることは、「3度目の訪朝を期待する声」が高まることを通じて、首相再登板という世論が起ることである。ところが今度の山崎訪朝についていえば、統一教会系の「ワシントンタイムズ」社長がおぜん立てをしたことがわかると、まったく異なった世界が見えてくる。利権だ。統一教会は北朝鮮で自動車会社やホテルを経営しているが、さらなる投資先を探している。北当局にとっても統一教会は「利益共同体」である。最近再び動き出したプロジェクトは「日韓トンネル」。将来的には北朝鮮とも鉄道で結ぶという壮大なプランがある。山崎氏はこの計画を進める「日韓トンネル研究会」の顧問を務めている。「山崎先生に期待しています」という関係者は少なくない。九州の業者の経済的利益と北朝鮮の利益を結ぶーーこれが山崎訪朝の隠された目的である。

070112_14220001  銀座を歩きながらふと思いつき、ニューヨークにいる長女に電話をした。日本ではNYが暖冬だと報じられていると伝えると、雪こそ降っていないが寒いという。伊東屋で文房具を見ているうちにドイツ「カステル」の水性ボールペンを衝動買い。軸が木製で、筆記の滑らかさが気に入った。教文館で渡辺京二『なぜいま人類史か』(洋泉社)と梶洋哉『銀座の粋を巡る』(朝日新聞社)を入手。渡辺さんは『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)で江戸時代に生きた日本人の自由さを見事に描いたが、その原型となる「外国人が見た幕末維新」が収録されている。隣のアップルストアで「ザ・ワイド」新年会の景品を探す。8丁目まで歩いて「カフェ・ド・ランブル」へ。『銀座の粋を巡る』に紹介されていた「珈琲だけの店」。店主の関口一郎さんは90歳を超えた。昭和23年に開店したこの店には、10年以上も生豆を寝かした「オールドコーヒー」もある。カウンターに座りモカを飲みながら読書。時間があるので映画を見るか、それともジムで泳ぐかを迷う。結局、表参道まで移動して時間をかけて泳ぐ。再び銀座線で赤坂見附。午後7時半から赤坂プリンスホテルで行われた「ザ・ワイド」の新年会に出席。景品の抽選会で何とハワイ旅行(3泊5日、ペア)が当ってしまった。2007年の運がこれですべて使い果たされたような気分になる。