高倉健さん

こんなことはめったにないのだけど、TVでの健さんの追悼関連のVTRが始まっちゃうと、見入らずには、いられない。ファンの方々が、自分の身内を亡くしたかのように涙を流し別れを惜しんで、口々に「自分の憧れの、ああいう人になりたいという理想の人でした。」と。あれだけのスターでありながら、決して奢ることなく、強く優しく。。
映画俳優であることは、最初恥ずかしいと思っていた。というのが高倉健さんらしいな、とワタシは思う。そう、昔はそうだったんだよ。今の感覚とは随分違っていたように思うけどな。（親が子供をアイドル？とかにしたがる現代の風潮なんて信じられないよ、特に田舎で←おばさん発言）

健さんの存在で、役者ってなんなのだろう？って、改めて感じてしまう。（ワタシにも暗い過去があるから！笑）
役を演じるって、どういうことなんだろう？
ワタシが役者の修行時代に、途中からうすうす感じ始めたことは、演技の訓練だとか発声練習って意味があるの？ってこと。・・・もちろん意味はあるんだよ（笑）だけどそれは一番大事なことじゃない。役者である前にひとりの人間として、ちゃんと立っていなければいけない、ってことなんだな。演技に一番大切なことは、自分の人生を「ちゃんと生きる。」ってことなんだよね、って。周りの魅力的な大人たちは、まだ若かったワタシに一生懸命伝えてくれようとしていた。今ならわかる（遅っ）。演劇学校みたいなところでは、「自分をアピールすることが大事」なんて教えるかもしれないけど。アピールしようとしなくても、自然と溢れ出るものを持っていなくちゃダメなんだよね。ちゃんと見つけてくれる人はいるから！演劇だけじゃない、もちろん、ダンスだって、音楽だって、人間関係だってすべてに言えることなんだよね。

健さんは、たくさんの役柄を演じた。任侠映画で健さんのかっこよさにハマったのがきっかけの人もいるかもしれない。でも、こんなに広い世代で、長い期間愛されるなんてことは・・・代表作品は「幸福の黄色いハンカチ」「鉄道員」とも言われるけど、どちらの作品も健さんが演じたからこそ、なんだということが本当に凄いな、と思う。

ワタシにとっての、高倉健さん、なのかもしれないな～、と最近改めて思う存在がいる。
思えば、ずっとワタシの心にいたよね、
役柄と役者（その人としての）魅力が一心同体になってワタシに強い影響を与えたその人。
高橋長英さん。是枝作品にも、奥田瑛二作品にもその存在を見つけて心がときめいてしまう。
宮沢賢治を演じた長英さんは、永久欠番で永久保存です！ワタシの中で！！
最近では、すごい年下だけど、安藤サクラさんに心惹かれまくりですね。（新作楽しみ）

呼びましたか？（笑）

今日は、午後から出かけたんだけど、面白い日だった。
まず、いきつけの（ふふっ）コーヒー豆焙煎やさんに、注文した豆をとりに。
日系ブラジル人の鈴木さんの豆について話したり～（爆）マニアな人って、いいよね。な、話をしたり～（笑）
そんな他愛も無い話をしてる間も、ワタシ、ちょっと何かをキャッチ。（ナニカッテなーんだ？！）
お店の半分が気になる。いつもにも増して商品がたくさん並んでる。。。。（お客さんが作っている作品を販売するスペースがあるのです。）いつもなら、豆を受け取ったらさっさと帰るんだけど、今日は「見ていきまーす。」「どーぞ。」って。
あれあれ、ひとつのものに目が・・・「もしかして、ワタシを待っていました？」あはは・・・
なぜ、コーヒー豆のお店に「ラピス・ラズリ」の石が？？？他にもターコイズ、とか。聞いたら、この石たちは、前の持ち主が使わなくなって持ってきたのだそう。。。石を手放すか？どうしたんだろう？
・・・って別に、特に石に詳しいとか、興味がある、ってわけでもないのです。でも、確か、２、３年前にもこんなことがあったような。。。その時も突然ラピス・ラズリが気になって身につけていた。（フェルメールのラピス・ブルーの影響もあったかも。展覧会見たから。）また会いましたね。今度はブレスレッド（おおぶりなので、普段は近くにおいて、見るだけにします。）です。トルコ石も好き。誕生石だから。どちらもきれいなブルー。店主に「トルコ石誕生石だから、トルコ石もいいんだけど。」って言ったら、「じゃ、１２月が誕生日？」って聞くから、「よく知ってますね。」って言ったら「親父が１２月生まれだから。何日？」・・・ワタシの誕生日は、店主のお父様と見事同じ日でありました！！（あとね～妻夫木聡くんと、瑛太、と織田裕二！！笑）
コーヒー豆やさんを出て次のお店に向かっている途中に、きれいな虹を見ました！
次のお店では、帰りにNHK文化センターで教えてた時の生徒さんに数年ぶりに会いました。（とっても元気そう。）実は去年、ワタシちょこっと舞台でタップを踏んだんです。なんとその時その会場で見てたそうなんです。すごいびっくりした、と（いろんな意味で、ですね～笑）結構見てる人いるんだな～、とびっくりしちゃいます。
さあ、最後のお店。ピンクレシートの日ですよ。（笑）１０００円以上でスタンプもらえるの。スタンプ溜まると５００円の割引券。ワタシの前のおじさん、ウイスキーとかも買ってて５０００円位お買い上げ。レシート受け取ると、ワタシの顔も見ず、「ハイ」ってピンクレシートをくれた。とっさにありがとう、って言ったけど、颯爽と去っていったぞ。（となりのトトロの傘を差し出すカンタのようだ、と思った。）レジの人が、「ラッキーだね。」って。
・・・お守りになってくれるかな、石。。。
あ、（関係ないけど）健さん、亡くなっちゃったんだね。日本が寂しくなる気がする。大きな存在でしたね、あの方って。

これはスッキリ

池上彰発言
ほんとに、おまえが言うか～、ってことが
この世の中に溢れてますよね
「罪なき者、石を投げよ。」ですよね、まったく・・・・

沖縄県知事選の結果には感動しました。
衆議院の解散総選挙には、「馬鹿じゃね～の！」です。

いよいよ冬ですね～

目下の悩みは、足の指にできた、しもやけ～
ここ２、３年毎冬だな。。。子供の頃もできてたけど・・・血行不良なの？
タップする時、痛いし痒いしで、ストレスです
さて、今頭のなかは、２７日の高速バス弾丸ツアーのことでいっぱいです。
東京で２時間弱の作品を観るためだけに、その７倍くらいの移動時間をかけようとしています。
レッスンもいろいろと調整に協力してもらって。（でも、夜行バスで翌早朝に帰って、夜レッスンじゃ。）
まあ、忙しい人は、こんなものではないでしょうから、普段ゆとりをもって生活しているワタシ、たまにはね。
ここぞ、の時には、決して後悔したくないですもの。大切な思い出とともに、大切な作品に会ってこなければ。
移動はいやだけど、映画は楽しみだあ。無事、遂行できますように。。。（あんまり寒くならないで。）

クラウドファンディング

ワタシは映画が好きで、よく観に行っているけど、本当に観たいよい作品（主観だけどね）に出会えることは少ない。特に日本映画に関しては。
昨日ネットのニュースで、大阪で続いていたヨーロッパ映画祭というイベントが、補助金が例年のように受けられず、開催見送りになったとあった。補助金の額は７００万だったのだけど（山形の映画祭に比べたらびっくりするほど少ないな～と思った）公共性が認められないから、とのことだった。一方で、文化文化だとか、アートで街おこしを、みたいな声が溢れてて、どこもかしこも、どこかが始めると雪崩をうったように始めるから、なんだかな～と思いつつ。。。。
行政の補助金に頼らなければいけない文化って？！と思う一方、才能のある人たちが資金難のために思うように作品を作れない、っていうのも切ないな～って。集客ばかりをあてにして、そこにだけスポンサーがつくようになったら・・・まったく今の日本の現状だよね、って。
そんなことを考えてる間に、さすがに、いろいろなことが変わって行く現状もあるのですね、って。
これ
変わらないと思っていることでも、世の中は少しずつ、少しずつ心ある方向にも変わっていくものだと、ちょっぴりうれしくなったりします。好きなもののために、自分の財産を投げうってまでそれに懸けようとした人たちの（想いの）延長上にしか・・・こういう変化は生まれてこないのだと思います。