『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」 1位すげ~じゃん!

2008年04月16日 | 映画
今週の興行成績初登場1位!
強力な作品がない週とはいえ、全国公開劇場数が136館と少ない(2位の『クローバーフィールド』236館、3位の『魔法にかけられて』403館、4位の『ドラえもん』339館)中での1位って、なかなかすごいんとちゃう?
1日8回のフル回転上映が効いたんやね~。
火曜日に見にいったんやけど、入場者特典のステッカーやパンフが既に品切れになるくらいやから、東映の予想を超えてヒットしたんやろね。

以下、『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』を2007年の鑑賞映画ベスト10に入れたほどの期待に応えられなかった愚痴。

・OP自体、TV版と全く同じ。
「やっぱり『電王』はえ~なぁ~」と思うけど、安く作っとるなぁ~という感も否めない。
・タイトルにある『&キバ』というわりに、ほとんど出てこん。
まぁ出てきて『マジンガーZ対暗黒大将軍』のグレートマジンガー(マジンガーZをボコボコにするほど強い機械獣をいとも簡単にやっつけ、暗にマジンガーZより断然強い事をアピール)みたいにエエカッコし~されたら、前のヒーロー好きにとったらたまらんから、あれくらいの活躍で丁度いいかも。
・ストーリーの小ネタにが、『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』の流用が見られる。
仮面ライダーキバに変身する紅渡にモモタロスが憑いたり、
過去を遡って父親に逢わすとこなんて、そのまんますぎ!!
良太郎には、窓から見せるだけやったのに、オーナーからデカ長に変わってサービスしすぎやん!
・悪者の姿が、にせモモタロス風っていうのも実に安直。
にせライダーの伝統があるからって、キャラデザインを考えないとは・・・。
うさぎのイマジンは、「おきたくん」か!
・なにより刑事モノと電王の世界観があってない!
刑事ものなら東映の十八番やから簡単に作れるで~、じゃあ、それでいきましょか~といった感じ。
・そもそも企画自体が映画用に用意されたかどうか怪しい。
戦隊モノは『新戦隊VS旧戦隊』というタイトルでVシネマ(DVD時代はこういう作品、なんて言うんでしょうか?)が、毎年春に作られてきてるから、『ライダー』版のそれ用に作ったやつとちゃう?
・個人的に残念やったのが、音楽の佐橋俊彦の書き下ろしの曲が聞けなかったこと。
『ちりとてちん』、『鹿男 せんとくん』じゃなかった『鹿男 あをによし』と、耳に残る、エ~曲を連発してただけに、ここも一発映画用にスコアほしかったよ!!

これで『電王』の潜在的な価値がわかったから、これからはちゃんと脚本を練ってから作ってよ~!
って、エンディングのメイキング映像見てたら、これで終わりっぽいなぁ~。
でも『モモタロスのキバっていくぜ』は、と~~っても面白いので、TOHO CINEMASでやってる鷹の爪団のマナー動画のように、東映系の劇場では、これで「上映中は喋るんじゃね~よ!」とか「携帯はアカンで!」とか言うてほしい。
あっイマジンたちで1作っていうのもいいかも~~!


★★1/2