お湯の国 日本

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津軽じょんがら節発祥の地碑(黒石市)

2009年03月23日 |  🍏津軽 紀行物語.

映像:浅瀬石川岸、岩木山を背景に「津軽じょんがら節発祥の地」の碑が春光に建つ。

「じょんがら」とはなんとも言えない響き。云われは津軽為信の時代に遡る。南部方と津軽
方の争いで戦死した和尚が浅瀬石川原に打ち上げられた。この和尚を供養し一帯を常緑川
と呼び供養歌踊りが「じょんがら節」。常椽川原節⇒上川原節⇒じょんがら節と変遷した。

参照:津軽三味線の演奏は上妻宏光が駿

♪津軽じょんがら節♪

アーお国自慢のじょんがら節よ 若い衆唄えば主(あるじ)の囃子 娘踊れば稲穂も踊る
アー今宵おいでの皆様方よさあさこれからじょんから節を 歌いまするよお聞きをなされ
アー声はこの通り 塩がら声で 調子はずれのこの節廻し どこがよいやら男が惚れる
アーお燗ついたよ 一口あがれ 酔えば貸します私の膝を 酒の肴にじょんがら節よ
アー歌え歌えとわーばりせめる 唄の文句は数知らねども 嘘でまるめたじょんがら節よ
アー津軽浅瀬石名の出たところ 過ぎし昔は慶長二年 津軽為信大軍向けて
アー城主政氏討死になさる 時に神宗寺常椽(じょうえん)和尚 先祖代々位牌を背負い
アー城の崖から身を躍らせて 恨みは常椽河原淵 いつか春過ぎ真夏となりて
アー村の子どもら水浴びすれば 砂の中から哀れな姿 村人手厚く葬りてここに生まれた
  じょんから節よ・・・

考察:つがるじょんがら節は南部方の和尚さんを偲ぶ民謡だった。この時代の津軽平野は
   南部方、津軽方の戦場であった。黒石、田舎館、平賀、尾上にその遺跡を多く確認。


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