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リニューアル再掲 ロシアのウクライナ侵攻に伴い、嘗て日本も侵攻を受け、未だに領土
が返還されていないことを鑑み。北海道で衝撃を受けた記念碑を再掲。
映像:遥か遠くサハリン(樺太)を望む丘(稚内公園)に建てられた樺太電話交換台交換手の碑
北海道北端の悲劇。霧深い闇を突きぬけ納沙布の岬に着く。日本最北の公園に悲しい碑文
がある。太平洋戦争末期、日本と不可侵条約を結んでいたソ連(現ロシア)が日本の戦局
不利と見るや突然の侵攻。その時サハリン(樺太)の電話交換台に勤務していた乙女達は降
りしきる銃砲弾の中、交換台を死守。日本に向けて呼びかけ、いよいよ最後の時の言葉が
『 皆さん、これが最後です、
さようなら、さようなら 』
戦渦に消えた北の乙女たちの碑は南の沖縄『姫ゆりの塔』に匹敵する歴史的記念碑である。
この碑のある納沙布中央公園からは晴れた日遥か遠くにサハリンが見える。旧ソ連による
あの大韓民空撃墜事件も、この視界の中で起こった悲劇。この地は今でも緊張の国境地帯。
自決:ソ連軍の侵攻を受けて、樺太支庁真岡郵便局の電話交換手12名の内9名が青酸カリ
などで自決した。当時の凄惨な状況等を考えれば死して操を守ろうとしたのだろう。
感想:ソ連は帝政ロシア時代から南下政策をとっていた。しかし、終戦の混乱に乗じ不可
侵条約を破棄し日本の領土(世界的にも認知済)樺太、北方4島を奪った行為は戦争
を惹起した日本も悪いがそれ以上に弱いものを組み付すロシアという国は許せない。