お湯の国 日本

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石川啄木(船に酔いて・・・陸奥湾合浦公園)

2009年05月02日 |   ✒歌碑句碑 紀行

映像:津軽の遅い春は漸く桜を飾る頃、海岸公園片隅に石川啄木碑が陽光を浴びる。

碑文:船に酔いて やさしくなれる いもうとの 眼見ゆ津軽の 海を思えば

解説:石川啄木は故郷を追われ、青森港から青函連絡船で北海道函館に渡った。生涯
苦労の歌人の目にむつ湾は決して美しくは映らなかっただろう。石碑の向こうに津軽
の海は穏やかに波打つ、海は哀しみさえ受け入れる。群青の海は啄木の瞳色の様に深
く淋しく切ない。・・・とうとう啄木に春は来ない対岸の函館立待岬に天才歌人は永眠す。


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