池川亜矢子の行住坐臥再び

独り言、のち猫、時々身体のこと

優しくて強い長男『リキ』~命のリレー48~

2019-07-01 23:59:57 | 命のリレー

このブログになってから、初めてだね。

2002年の今日、虹の橋に引っ越した、うちの長男。

強くて優しい男、リキ

転勤して初めて住んだアパート周辺のボス猫。
よく自分より大きな猫と空中戦をしていたよ
でも小さな猫や女の子には優しくて、なかでもQのことが大好きで、いつもアパートの階段で待ってたな。

私が引っ越すことになって、リキは生粋の野良猫だし、このままそっと・・・と思ってたんだけど。
少し前から、なんだか痩せて来てて気になってて。
引っ越しても気になって、会えなかったら諦めようと、キャリー持って前のアパート行ったら、階段にいたので捕獲

動物病院で洗って貰って、去勢手術して貰って、それでも、そのまま元の場所に返すことも考えてた。

でも、その時に、白血病がわかって、もう首周りに大きな腫瘍も出来ていたので、うちのコ決定!

なかなかトイレが覚えられなくて、本当に苦労したけれど、なんとか馴染んでくれた。

とにかくQにくっつきたがって、Qは基本、猫嫌いだけど、まぁリキだけはしょうがなく、って感じでした。

ちょっとずつ距離を縮め・・・ご満悦のリキ。

このQの不本意そうな顔

何をしても怒らない。シャーッの威嚇も爪も一切立てなかったな。

私の布団で寝る様にもなった。
『あ、お先に寝てまっせー』的な。

多分、猫おばさまに貰っていたであろう、かつおぶしやカニカマといった人間の食べる物が大好きで困った

ちょっとずつ可愛い顔でご飯をねだるようになって。

野良猫の気配消えてきたでしょ!これ、3ケ月ぐらいかかった。

でも春が来るころには、凄く痩せてきた。

それでも、もう安全だし何の心配もないからさ、本当によく寝ていたなぁ。
顔が大きいから、体の貧相さが目立って悲しかった

結局、リキとは半年暮らせて、最後は私のベッドで、私の腕の中で穏やかに逝きました。

お外に順応していたのに家猫にしたことが、ずっと心に引っかかっていたけれど、実は今でも引っかかってはいるんだけど。
あの寒い冬に(年末に引っ越した)階段でQを待っている姿を見たら、もうね。
で、Qに会えて嬉しそうだったし、物音にびくつくこともなくなって、お腹もいつでもいっぱいで、安心して眠っている姿に救われた。

最初の頃は、よく押し入れに隠れていたのに、、いくらでも隠れる場所はあったのに、最後に旅立つ時は私のベッドでの添い寝を選んでくれた。

しかも全然オフがなくて2ケ月ぶりぐらいのオフの時に旅立った。

それでも、初めて病気のコを、初めて看取ることになって、あーしてやれば良かった、ばかり思っていたけれど。
ピノコを母さんから受け取った時、夢に出てきて『よろしくな』って言った。
ピノコとはトイレの大変さと最期の症状が似ていたけど他猫なのに。

本当に面倒見の良い兄貴でした

顔も可愛くないし、ふてぶてしい見てくれなのに、なぜか不思議な魅力があって、今でもお供えを頂きます。

リキに食べさせてやりたかったなぁ。
凄く喜んで食べただろうになぁ。

今も喜んでるよね、きっと。

 

リキ。
おまえのおかげで、病気のコ、お外のコを保護する注意点もわかったし、覚悟も出来たんだよ。
(実は今、悩んでいるコもいるんだよ、縁だよね?!)

おまえがいなければ、今、ここにテトも小町もいない。
よく最期に、あーちゃんの腕の中を選んでくれたね。
保護されて良かったって思ってくれたんかな。
そう思っていいかな。
今はQと付かず離れず仲良くしてる?
ピノコには会えたかな?
外で顔の大きなコを見ると、おまえを思い出すよ。
慣れない抱っこ、我慢してくれてありがとね。

池川リキになってくれて、ありがとね。

引き続き、あーちゃんと、テト、小町を守ってね。

長男の役目だから、諦めて、宜しく

また夢に出てきて。

おまえも特別なコ、ずーっと大好きだ。


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