オリンピック開催には反対していたし、頑張った選手のもとにバッハが来るのは大変不愉快
TV局も手のひら返しみたいに『バッハ会長が!』とか言うなや
とは言え、始まってしまったからには選手には頑張って欲しい。
器械体操、個人総合は逆転金メダルでしたしね。
10代で、あの度胸と完成度の高さだもんなぁ、本当に凄いわ
ついつい観ちゃう方も多いかと思うので、練習嫌いだった私が見どころをお伝えします
まず、技術点、技には難度と各々の加点があります。
跳馬とか、あらかじめ電光掲示板に出るからわかりやすいよね。
実施されなければ技術点は下がります。
実施点は10点満点からの減点方法。
(今は技術点プラス10点が持ち点なので、だいたい15点台の得点が優勝争いライン。)
膝が曲がったとか落下したとか流れが止まったとか、は、わかりやすいよね。
そこで、それ以外にもジャッジのポイントがありますぜ。
まず、捻り技で脚、爪先が重ならないこと。
これは、捻り王子の白井選手が苦しんだ末、修正出来ず引退されましたね。
技の前の【ため】、準備段階で脚が開く、膝が曲がる、こういったことも少し曲がっただけでも減点。
技の空中での高さも見ます。
また鉄棒などの降り技の空中姿勢の膝や爪先も実施点ジャッジ。
以前にも書きましたが、3大会前の富田選手(今回審判で驚き)あたりから、『美しい体操日本』を掲げて取り組まれてきました。
それを、しっかりと継承し、更に磨いてきていると思いました。
日本の選手の空中姿勢の足の開きや膝の曲がりは本当に少ない、綺麗です
また技の高さが素晴らしい。
橋本選手は、平行棒でもバーより、かなり高いところで宙返りが終了して着手に戻っていました。
バーの端から端への移動の際の【ため】も膝が一切曲がりません。
これはROCの選手も綺麗だったな
器械体操は、技の減点を探して修正していく練習スタイルなので、こんなに現役から離れていても、そういう目で見てしまいますが、男子日本選手は、本当に小さな減点しかありませんでした。
あぁ、内村選手の鉄棒の完璧なブレッドシュナイダー観たかったなぁ
いや、しかし、凄いねぇ、本当に、このオリンピックの舞台でさぁ。
しかも個人総合で、大きなアナウンスが流れて、カメラもあちこち、常に電光掲示板に順位が出て、それが目に入る。
私・・・オリンピックからは遠いレベルで、現役でなくて・・・良かった
種目別では、そういった細かい部分も観てもらえると違った楽しみがあるかも。
以下、雑談中の雑談
ちなみに落下は0.5点の減点&流れが切れた、ということになり、少なくとも0.7は減点です。
女子、平均台、頼むよ
でも、前回の女王、シモーネが出場しないみたい?いや、どうだろ?
メンタル的な問題とのことで、跳馬の着地で、何かぷつりと切れてしまったのかな。
もうアメリカでは有名人で億万長者になってしまっているので後輩に譲るのもありかもね。
ぽんぽん跳ねてるだけですし。
個人的にはROCの選手のしなやかで優雅で力強い演技が好き。
床のジャンプなんかは、バレエの技術で空中で止まるような高さを出してきてるし、腕も背中から出ていて力みがない。
これは素人でも、どんな運動でも言えることだけど、腕は背中から出てないと前面への力みが見ていて苦しいんです。
所謂、見苦しいってことで、もちろん、伸びやかさも出ない。
それなのに、にっこり笑ってアピールされた時にゃ、もうね。
エアロビック競技のジャッジをしていた時、『同じことやってるのに!出来てるのになんで?』って、よく質問されたもんです。
そういう人は自分の演技を映像で観てもわからないみたいなので、いい先生につくか?楽しむ方向にシフトする、その二択をお勧めするんだが。
だいたい、アドバイスを聞いてくれないので、ジャッジに関わるのは無駄?と悩んだ。
あと、どさくさに紛れてぶっちゃけると。
難度点(技術点)ジャッジが多かったんですけど、何回捻ったか?なんて、その場で見たらわかるのに、『厳しい』と言われる。
明らかに捻る前に爪先の向きが先走ってただろ!という内容をオブラートに包んで主審に伝えても『厳しすぎる』って。
『この人はいつも出てくれるから』なんて、忖度もねぇぇぇ。
だから全国大会ジャッジの資格を惜しげもなく捨てられて、関わりなくなってホッ。(向こうもかも)
そんなことしてるからオリンピック競技への認定も流れちゃったよね。
当然である。
念のため、素晴らしい選手はいるし、いたし、ジャッジも今では違うかも。
知らんけど。
その人の、また周りの人たちの人生を変えてしまう可能性があるのだから、ジャッジはクリアでないと!
長くなったねぇ、君が代を聞くと胸が苦しくなる私からは以上です