日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

十猫十色。

2014-11-25 14:31:57 | 日記
 久しぶりに朝から雨でした。
普段の交通手段がバイクの私は、久しぶりの雨に、
「えーっと、どんな準備がいるんだっけ?」と、
しばし考えてしまいました。

 猫を飼っています。
「うちの猫」と意識的に飼いはじめてから、
十匹の猫たちと出会い、別れてきました。

 特に、完全室内飼いで飼いはじめた猫たちとは、
濃厚な日々で、猫といってもこうもそれぞれ違うものかと、
勉強させられることです。

 18歳の寿命をまっとうした猫は、我が家に来たときは150g。
20代後半の食べ盛りだった私は、
「肉なら一人前にも満たない…。」とその小ささに驚いたものです。
まだ、目もキトンブルーと言われる青い目で、
数時間置きの人肌のミルクに、
うんちもおしっこもお尻をさすってこちらが促さなくてはできないようなチビが、
まさか、7,8kgの大きな猫に成長するなんて、思ってもみませんでした。

 しかし、この猫はなかなか、賢く、
常に家から出ることを模索し、戸という戸を開け、
ついには、古かった家の玄関下の戸から外に出ることを発見。
飼い主が居ないときにそこから出て、帰ってくる頃には、
「家で待ってたにゃ。」と何食わぬ顔をしていました。
しかし、ある日、室内にあるはずのない
オナモミやイノコヅチを毛につけていたことで、悪事が発覚。

 そこから、車通りの少ない家に引越すまで5年ほど、
外に出たい猫と出したくない私の戦いが始まりました。

 網戸やサッシは、鍵が開いていると、
7,8kgの腕っ節で、バシっと開けていく力があったので、
つっかい棒をしたり、網戸と網戸を連結させたりしました。
連結させた網戸を2枚ともレールから外し、倒していったときには、
まだ残暑厳しい頃でしたが、窓を開けることを断念したほどでした。

 それにしても、不思議だったのは、
この猫と一緒に飼っていた、カギしっぽのちゃとらの猫。
まったく、外には興味がなく、興味があるのは私の行く場所のみ。
常に付いて回っていました。

 そして、外に興味のある猫は、出てしまっても必ず帰ってきていましたが、
外に興味のない方の猫が、誤って外に出てしまい、気づかずにいたところ、
迷子猫になってしまいました
幸い、3日後くらいに近所のツツジの木の根元にうずくまっているところを発見しましたが、
何に興味関心があるかは猫の思考にとっても、大切なことなのですね。
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