日々、あんのん。

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Zoomで栗本さんの講座。

2020-04-27 16:51:00 | 発達応援
早朝、起きて時計がわりのテレビをつけるのですが、いつからか新コロナの特集になっていました。「今、天気予報だから5時前だな」そんな風に音声だけで時間を把握していたので、とても不便。なんでもない日常がこんなところでも変化するんですね。

昨日は栗本さんのZoomでのコンディショニング講座を受講しました。




普段の栗本さんのリアル講座に比べると理論多め。治ることとコンディショニングとの繋がりという、とてもすっきりとわかりやすく、しかも内容の濃いお話でした。

まずは、栗本さんの本の代名詞のように言われる(私の感覚ですが)「金魚体操」についてとても細やかに説明してくださいました。

金魚体操は、『自閉っ子の心身をラクにしよう』(通称黄色本)でイラストを含め僅か5ページあまりの記載ですが、体験教室にいらっしゃった方でもご存知の方がとても多いものです。

九州各地で開催される講座を通して、金魚体操をされている方もいらっしゃれば、本を見てという方、中には本も読んでおらず人伝に聞いてと実践されていた方もいらっしゃいました。

本を読めば、金魚体操が「体操」と名がつくものの、いわゆる、ラジオ体操や学校でやる体育的な体操とは全く異なることはわかります。それでも、「体操」という言葉のイメージから講座に参加したことがない方は、「体を動かす」ことを目指してしまうかもしれません。

今回、栗本さんが金魚体操の目的や必要な場合もあればいらない時もあること、やらない方がいい場合など、本当に細やかに説明してくださいました。

私自身の経験では、「子どもがなんらかの形で逃げたら、イヤのサイン」と思い、金魚もやらないのですが、それが「まだ屈曲優位の場合もあるから」の栗本さんの言葉で、「あ!そうだわ!」と膝を打ちました。自分の感覚的な理解が言語化されるのは、本当にありがたいことです。

そして、更に一人でやる金魚体操、バリエーションも加えながら教えてくださいました。これは教室でも聞かれることが多かったので、みなさん自分がやりやすいやり方が見つかったり、あ、こうすればいいとアイデアが浮かぶ時間だったと思います。私も転がって気持ちよくなりました。

質問タイムも交えて、話は金魚体操から「学校や社会で生活するために必要な体」についての具体的なお話。

ここでは、本当に具体的なアセスメントのお話でしたが、その中で感じたことは、ある動きをピンポイントで獲得することを目標にするのではないということ。

見た目上は、「コレができるとコレができるようになる」なのだけれど、それはあくまで、連綿と続く子どもの(或いはヒトの)発達の一部であって、あれもこれも繋がっていって全体的にできることが上がっていく感じなのだなぁと思うことでした。まさに、シャンパンタワーです。

個人的に興味深かったのは、これまで出会った運動発達のヌケを大きく感じるお子さんが、年、月、週、日、時間の把握が覚束なく、暗記で処理していて実感としての把握が乏しげなことが多々あり、時空間と運動発達について栗本さんが言われていたことと繋がったことでした。

栗本さん、たくさんの知見と考察のバリエーションをありがとうございました。

また、Zoomを使って、これまでより頻繁に講座を開催してくださる花風社の浅見さんとZoom電脳部長様、モデルになってくださるチーム神奈川の皆様に感謝です。
またよろしくお願い致します。



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