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日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

真剣に支援と共存を考えた一日。

2017-09-24 13:45:57 | 発達応援
関東は雨の予報でしたが雨に降られず、鹿児島よりも4、5℃低い予報でしたが、そう寒く思うこともなく、快適な1日半を過ごし、今、空の人となるべく、空港です。

昨日は、まず、午後一番に「発達障害治るが勝ち出版記念講演会」でした。

出版記念講演会と銘打っていますが、『発達障害治るが勝ち』でダメ出ししたギョーカイや福祉界隈のシステムについて、「日本史」からの視点を交えた目から鱗の内容!私は自分にも脈々と受け継がれている日本人のDNAを思い、だわなー!と唸るような気持ちで聞いていました。

私たち日本人は、よくも悪くも、なす術なく、抗うことなく、与えられたことに身を任せることに長け過ぎているかもしれませんね。そして、成功体験は捨て難く、その成功をもとに色々なことをマスプロ化し、それは特別支援、発達支援の周辺でも起こっている、ということに納得。

また、凸凹っ子に無理をさせない、社会に理解をと促す理由の一つとなっている「二次障害」という概念の洗い直しも、興味深い内容でした。

さて、講演会で新しい視点、多面的な物の見方に胸踊り、その興奮冷めやらぬうちに夜の部に突入。これが、また、内容の濃い勉強会でした。

私が学校で支援員をしていたときに、犯罪の芽を感じる出来事とぶつかったことは、度々ではないものの、希でもありませんでした。そのような出来事があったときに、「これを世の中でしてしまったら!」との思いから、言葉を尽くし、ときには声を荒らげ、やってはいけないのだ、ということをわかってもらうことをしていました。

これは家庭内でも同様で、癇癪が止まらないお子さんの暴力に、そんな形でしか自分の思いを伝えられない我が子を不憫に思うのか、やられ放題で優しく「ほらほらほら」といなすような言葉を発するだけの親御さんもいらっしゃいました。
そんなとき「子どもさんは、これから成長し、力も強くなりますよ。親兄弟は最初に出会う他者ですよ。小さい頃はOKで、大きくなったらNGという書き換えがうまくいかないと大変ですよ。」そんなことを親御さんにお話していました。

そして、今回の「真剣に『共存』を考えるー元刑事が見た発達障害」の勉強会です。

関わった子どもたちの色々な出来事を「犯罪になるか、ならないか」のフィルターを通して見ると、全くのシロではない事実!親御さんへの暴力的行為が、もしも他者へ向かった場合、親御さんや支援者がよく考慮する心的状況の如何に関わらず、全くのシロではない事実。

別に凸凹っ子を犯罪者に仕立て上げるわけではなく、公平平等に事実を積み上げ、真実を調べるまで、こと簡単に「まぁ、いいですよ」と許される訳ではないことを支援者も親御さんも知っておくことは必要だとヒリヒリとした感覚で私に迫ってくることでした。

そして、全く別の視点ですが、講師の榎本さんの人に沿う間合いの話や非言語の話は、仕事をしていく上での大切なことを考えさせていただく一助となりました。

もうすぐ家路に着きますが、まだまだ頭がぱんぱんです。明日、積込みで身体を動かして、頭に余力を作りたいと思います。