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日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

立ち止まって、見る。

2017-04-11 21:03:24 | 発達応援
 昨日のブログでご紹介した、栗本さんの新刊。

 

 今日から花風社の新しいHPで注文可能なようです。

 花風社

 ぜひ、どうぞ

 子どもにとっては、色々なことが学ぶことへの道へとつながっています。
一見すると、遊びに見えることでも、その子のワーキングメモリーの限界へ挑戦していることもあるし、
工夫して、新しいものを生み出そうとしている途中のこともあります。

 たとえば、ドーナツに紐を通すことを子どもとしたときは、
最初は子どもがするままにやり方を見ながら、途中で
「10個ずつという約束を頭の片隅に置きながら、作業をする。」とか制約をかけてみたりします。
「どんな数え方するかな。途中から1個ずつではない数え方が出てくるかな」とか
「ドーナツの種類が色々あるけど、この子は種類を分けるかな?混ぜたままかな?」とか、
色々なことを一緒に作業する中で見ています。

 別にできた、できないの問題ではなく、その子の持つ考える様子を見せてもらう感じです。
そんな遊びをしながら、保護者さんと子どもさんの「考え方」を共有したり、
もう少し、先に行くためにこんなことしてみてはどうかなぁ、というお話などをしていきます。

 その遊びが、将来の子どもの学びにどう生きてくるかは、わかりません。
でも、いつも同じことばかりしているように見えるお子さんの遊びの中に、
効率的にしようとする芽や分類しようとする芽などが隠れていることがあります。

 それは、将来の段取りをつける力や片付けをする力などにつながっていくかもしれません。

 子どもの遊びや単純な作業の中に、何があるのか。
立ち止まり、考えることは大切だなぁと思うことです。