日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

観察力。

2014-10-16 14:16:35 | annonへの道のり
 朝はホットカーペット、夜は布団に猫がくる。
もう、初冬といっていい感じですね。

 学校で仕事をしているとき、しょっちゅう、怒られている子どもがいたりします。

 なかには、自ら火に油を注ぎ、それにも気がつかず、
もう、どうしていいものやらと、途方に暮れる子どももいたりします。

 そんな子どもが宿題を忘れると、もちろん、怒られるのですが、

先生  「どうして、宿題をしなかったの?」
子ども 「忘れたからです。」
先生  「どうして、いつもいつも、忘れるの!」
子ども 「………」
先生  「黙ってないで、ちゃんといいなさい!本当はやりたくないんでしょう!」
子ども 「はい

 もちろん、先生の怒りに油を注いで、「もう、しりません!勝手にしなさい!」
と言われたので席に着くと、再び怒られ、
立っていると、「どうすればいいと思ってるの?」と言われるので、
「すみませんでした。」と言ってみるものの、
「二度と忘れないって、ことだよね!!!!」と念押しされて、
返事ができずに、もじもじもじ。
「また、あるってこと?」と問いつめられ、
たぶん。」と正直に言って…。

 このような場面を見ることって、残念ですが結構ありました。

 関わりのある子だと、あとで、
「どうしたらよかったと思う?」と場面のフィードバックしたりしたんですが、
たいていは、どうして、そんなに怒られる事態になったか、
わかっていないことが多かったです。
赤字の返事のことなど、覚えてもいません。

 ついでにいうと、
「どうして怒られたんだったか覚えてる?」と聞くと、
「座ったから」とか「わかりません」ということが多く、
一体、あの時間は何だったんだ!ってことも多いです。

 お互いに、そういう時間は減らしたいものですよね。

 私たちは、もちろん、子どもの勉強のことや自立のこと、
色々なことを思って、怒ったり、諭したりする訳ですが、
その言葉は、
「ちゃんと相手に伝わっているか?」
ということも常に頭に置いておかなくてはいけないですね。

 それぞれの子どもの頭に、心に落ちるような言葉の使い方、声の大きさ、表現、時間…。
配慮するのは、とりあえず、年長である私たちの方だと思うのです。

 そのためにも、怒られる子どもの日常を観察することって、
とても大事な気がするのですが、如何なもんでしょう。
コメント
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