戦国時代にキリスト教を布教するために日本に渡ってきた宣教師7人の物語
短編集
それぞれ宣教師から観た日本とは?
その時代の戦国武将とは?
「日本史」を記したルイス・フロイス短編 「フロイスのインク壷」は、信長登場で面白かったですが、それ以外は期待ほどでもなかったかな。
西洋人が見たその当時の日本の武将・祭事等の風俗がどのように映り語られるのか?
そこの事柄もっと知りたかったが、それぞれの短編集の主人公の生い立ち物語色が強よすぎたのが残念。
種子島に鉄炮を伝えた女難の美男ゼイモト。冒険商人ホラ吹きピント。キリスト教を伝えに来日した耳鳴り持ちのザビエル。日本初の病院を作ったアルメイダ。語学堪能で記録癖のフロイス。東洋人を極端に蔑視するカブラル布教長。天正少年使節団を遣欧したヴァリニャーノ。大航海時代、西洋人7人が発見した最果ての島国―織田信長ら戦国武将の実態、珍妙な文化や風習を描く画期的な戦国歴史小説。
心よりお悔やみ申し上げます。
残念、まだまだ作品読みたかったのに
狩野永徳を描いた「花鳥の夢」が遺作となりました。