ぶらり紀行

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宮本武蔵 ~加藤廣~

2015年03月02日 21時07分01秒 | 文庫本


宮本武蔵  加藤廣


一般的?なにを基準に一般と言っていいのかわかりませんが・・・

吉川英治が描いた武蔵像とは、異なりますね・・・・

戦国から江戸期に実在した剣豪(芸者)

断片の記録、伝説は残るが・・・実際の現実がどうだったのか?不明な人物でもあります。

佐々木小次郎との対決においても諸説あるようで・・・

今作品は、佐々木小次郎との対決にいたるあたりから武蔵の没までを残された史実をもとに作者独自に視点で武蔵像を描いています。

いかにも超人的な剣豪でなく、努力や入念な準備やさまざま師や出来事よりおのれの心の持ちようを柔軟に吸収していく人物。

運がいいのか悪いのか?士分としては、身がたたなかった武蔵の人生が描かれています。

小説にもとめる武蔵像はもっと痛快な人物、描写があるほうが面白いかなぁと私的には、感じますが・・・



京の妙心寺に身を寄せていた武蔵の元へ細川家より剣術指南役の話が舞い込んだ。条件は同家の剣術師範、佐々木小次郎との模範試合。若き頃、幾度も小次郎の名を耳にした武蔵は、その対決に心が騒ぐ。一方、背後では幕府の切支丹弾圧によって存亡の危機に直面した、細川藩によるある陰謀が蠢いていた――。全く新しい人物像を躍動感溢れる筆致で描いた決定版。

仕官が叶わず行き場の無い武蔵は、家康との決戦に備える豊臣勢に加わろうとするも全く相手にされない。さらに、小次郎との決闘で細川家に利用されたことに気づき、己の無力さに、再び愕然とする。そんな折、水野勝成に請われ大坂夏の陣へ参加が決まり、念願の武人としての機会を喜ぶが――。時代に裏切られ続けた男の哀切極まる生涯を描く、著者渾身の歴史大作。

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