天主信長 「表」我こそ天下なり ～上田秀人～

天主信長　「表」我こそ天下なり　上田秀人著

前回紹介しました。密封　奥右筆秘帳と同時購入

感想としましては、戦国ものとしては、つまらん。

本能寺の変を取り上げた内容ですが、結果を言ってしまいますが、

本能寺の変は、キリストの復活を模擬した。信長による策謀で明智光秀・豊臣（羽柴）秀吉・黒田官兵衛に秘策を伝え

光秀に襲わせ、信長は事前に脱出、秀吉には、信長復活を見届けさせる役目。（秀吉は辻褄が苦しい）

信長みずからが神となるべく自作自演の策謀を敢行も秀吉の裏切りにあい、信長は殺されてしまう。

そんなことが起こっているとも知らない世間は、光秀謀反人としてそれを討ち取った秀吉・・・・と一般的な流れにて完。

ここに出てくる登場人物像は、現代のギスギスした社会構造における出世欲や保守的な考えをした小心者を脇役にしたような人物像ばかり

なぜか信長筆頭にすべての武将を好きになれませんでした。

この天主信長　表・として信長主人公・裏として黒田官兵衛主人公とあるようですが、読まんでもいいでしょう。

奇想の五層の天主閣、安土城を築城し、天下人目前だった信長は、本能寺で腹心光秀の裏切りに遭い、あえない最期を遂げた。
「安土城」と「本能寺」――戦国最大の謎に、上田秀人が大胆仮説を引っさげ、挑んだ『天主信長』
信長が用意した周到な計画、その驚くべき全貌とは!? 信長側から描く<表>版!