ぶらり紀行

宝塚市近郊の神社仏閣・祭り山車を中心に訪れた様子をレポート

野尻春日神社 ~丹波篠山~

2012年08月31日 22時47分44秒 | 丹波篠山神社

篠山市野尻 春日神社 旧篠山町

篠山には比較的春日神社多いように思いますが・・・もっと多い地方もあるのでしょう。
野尻は小落ではあるが古く創建されたと推測。

社は小宮であるがなかなかな彫物

彫物師 中井言次君音 (推定)銘なし

光入り観難い画像





正面蛙股 獅子 木鼻 獅子、獏、像















手挟み 牡丹



脇障子 黄石公・張良 許由・巣父









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6 コメント

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ナイスショット (まさ)
2012-09-01 18:40:17
上手く撮影されてますよ。
私は、2回行ってますが納得の行けるショットは有りません。
ここの脇障子は逸品ですよね。
蟇股の形態が、社寺彫刻の発展する初期の様に思えますが、建築年代が知りたい神社の一つです。
また、再撮影しに行きたいです。
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石灯籠 (まさ)
2012-09-01 18:49:32
寛政弐年になってたんですが、本殿が建立されて何年後に灯籠が建てられたのか?
解りませんが、ホント気になりますね。

篠山市は、わりと春日神社が多いですね。
春日神社の彫刻は、中井氏の製作が率が高い様に思います。
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ありがとうございます。 (あにき)
2012-09-01 20:24:12
まささん
解説ありがとうございます。
寛政2年ではないですよね。君音すでに故人ですね。
蛙股は考えていなかったですね・・・・・
小宮なので龍はつりあわなかったのかなぁと思ってました。
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蟇股のこと (Unknown)
2012-09-07 21:20:31
「蟇股の形態が社寺彫刻の発展する初期のように見える」とのコメントがありますが、そもそも蟇股の発生は平安期にまで遡るもので、この時期は外郭の脚のみで中央の彫刻は全くありません。鎌倉期~室町期では内部に文様的彫刻が付き始めますが、図柄が対称的であることが特徴です。桃山期・江戸期は諸図柄が入り百花繚乱ですね。
ここでは蟇股の肩が盛り上がり、張り過ぎの感があり、時代が下がります。また脚の先端の写真が切れて判断が難しいのですが二段構えに見えます。時代の古いほど一段ですっきりです。よって蟇股の形態、唐獅子の存在や素木彫などからこの蟇股は江戸後期ではないでしょうか。それにしても脇障子の彫刻は佳品ですね。
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蟇股 (あにき)
2012-09-07 22:06:54
変換できないので私はもっぱら蛙股
彫師推測私のみたてが正しければ、君音師活躍時期1750年前後です。
江戸中期後半から後期前半の作品ですね。
考察いただいた時期であると思われます。

おそらく「まささん」が感じられたのは、君音作品比較的向拝柱中央彫物に蟇股使用するケースが少ないので君音初期作品ではないか?との推測かと。
まささん差し置いて申し訳ございません。

重ね重ねのご教授ありがとうございます。
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追伸 (あにき)
2012-09-07 22:11:26
柏原・中井彫刻いいですよね!!

中井彫刻みたらほんま、ハマリます。

最近私は、丈五郎正忠師がお気に入りです。
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