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ANANDA BHAVAN 人生の芯

ヨガを通じた哲学日記

グル

2009年03月23日 | 日記
グル

 グルについてお話ししましょう。インドのヨガでは、お弟子さんは先生のことをグルと呼びます。ヨガは人から人へとマンツーマンで教え伝えます。仏教で言えば「大乗仏教」ではなく「小乗仏教」ということになります。ですからヨガをやっている人に「あなたのグルはどなたですか?」と聞けば、その人がどういうヨガを身につけているのか大体想像がつきます。

 私は30才から40才まで、インド人の先生の道場でヨガの練習をしました。私のグルはジバナンダ・ゴーシュ先生といいます。先生の奥様はコルナ・ゴーシュ先生です。お2人ともカルカッタの人です。このお2人のグルはコルナ先生のお父上であるヴィシュヌ・チャラン・ゴーシュ先生です。カルカッタのヨガ本部道場の校長先生でした。
 校長先生はヨガの普及のためにゴーシュ先生ご夫妻を日本に、また、ビクラム・チョードリーさんをアメリカに送られました。
 チョードリーさんはハリウッドで商業的に成功し、最近ではホット・ヨガというものを提唱し、それは日本にも上陸しています。1度チョードリーさんにお会いしたときにサインを頂きました。それには「 Love Peace & Yoga 」と書いてありました。私は「軽い人だな」と思いました。ゴーシュ先生の弟子でよかった。

 さて、ヴィシュヌ・チャラン・ゴーシュ先生のグルは先生の実兄であるパラマハンサ(白鳥の意)・ヨガナンダです。ヨガナンダはアメリカにヨガを広めた人です。ヨガナンダのグルはスリ・ユクテスワルジといってカルカッタの人です。そしてユクテスワルジのグルはラヒリ・マハサヤといって、ヴァラナシの人です。ラヒリ・マハサヤは世捨て人としてヨガの修行をするのではなく、イギリス人の事務所に勤めながら、ヨガの高い境地に至った人です。

 最後にラヒリ・マハサヤのグルはババジといいます。ヒマラヤでラヒリ・マハサヤにヨガを教えました。「ババジ」は固有名詞ではありません。「アヴァタラ」といって「神の化身」だとされています。神が人間に変身してヨガを教えたというわけです。「ババ」は敬いの言葉です。なつかしい童話の「アリババ」を思い出してください。「おじいさま」といった意味のようですが、私が小学校6年生の息子をヴァラナシのホテル・クラークスに連れて行ったときにホテルの人達は私の息子を「ババ」と呼んでいました。目上の人を指すのでしょうか。「ジ」は「様」という意味の敬語です。ユクテスワルジのジもこれですね。

 ラヒリ・マハサヤは私とは縁の深い人です。覚えていてください。
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