こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[東京こどもくらぶ]

2018-02-10 11:41:21 | 思い出
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[東京こどもくらぶ]

3日前から胃の調子が悪く、おかゆを食べています。レトルトのお粥を一度に食べきれないので、小さい器に三等分してみました。

▲お粥を三等分に


そして、この3つの器をみていたら、童話を思い出しました。
ある日、少女が森で迷子になります。しばらく歩いていると森の中に家を発見します。誰もいないようなので入ってみると、テーブルには大中小の器にお粥が入っています。

このお話は、幼いころとても好きな話しでした。「東京こどもくらぶ」という教材で2歳から4歳コースを、母が申し込んでいて、その中の朗読の教材にあったものです。朗読教材にはそれにあった絵本もついていました。朗読した物語をカセットテープかレコードで聞いていた記憶があります。この「東京こどもくらぶ」毎月くるのが楽しみでした。朗読だけでなく、季節の歌もあり、「かけっこ」という歌は、姉とよく歌っていた記憶があります。

さて、このお粥の記憶。今回インターネットで調べてみると、面白いことがわかりました。この「さんびきのくま」というお話、元々はイギリスの童話でした。それをロシアのトルストイが童話として世界に知られることとなったそうです。そしてこの話しの結末が面白い。

この迷子の少女は、テーブルのお粥の中で一番冷めていて食べごろの小さい器にお粥を食べ、部屋で遊び、疲れて、大、中、小とあるベッドの小で眠ってしまいます。そこにくまの3人家族が帰宅して、少女は逃げていく。という結末です。

何故か尻切れトンボのような終わり方です。トルストイがこれを記した時代は、素行の悪い子供が多かったらしくそれを戒めるものであったと言われています。

私が聞いていた「東京こどもクラブ」の「さんびきのくま」の結末はどんなものであったか、記憶をしていません。この物語の朗読を聞いて、お粥が好きではないのに、絵本に書いてある木の器に入ったお粥がとてもおいしそうでした。知らない家に入り込んで、お粥を食べ、暴れて、最後には寝入ってしまう少女の大胆さが、幼い私をわくわくさせたのでしょう。「東京こどもくらぶ」の絵本をまたみたいなと思いました。


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