「後からの対話」

雛人形を飾りました。

といっても、

小指サイズの可愛いお雛様。

描いてみました。

飾ったのは、自宅にある

父の写真の前。

実際の写真

2019年の3月3日のこと。

母が入院しており、父の所に通っていました。

テレビはEテレ。

「お母さんといっしょ」

お歌のお姉さんが

ひな祭り

を歌いました。

今までにみたことのないような反応。

「もう一度聞きたい。」

携帯電話の音源で

何度も、何度も

繰返して聴いていました。

意外。

父は音痴だったようで、

家で歌を歌うことはありませんでした。

この時

何度も聞いているのは

童謡。

車の運転が好きで、カーステレオでは古賀メロディー(歌詞なし)をよく聴いていました。

先日実家を片付けていると、

童謡のカセットテープがでてきました。

シリーズで5本ほど。

童謡好きだったんだわ。

改めて、知らない父に出会う。

不思議な感覚ですが、

面白いと感じました。

親子でも、知らないことはたくさんあります。

肉体的な存在はなくなっても、

父が

どこかから

語りかけているようです。

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