こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[知る・考える]

2018-03-20 20:08:03 | 川崎
はじめまして。2018年春、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。感じたこと、体験したことを文章にすることは「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は[知る・考える]

川崎南部と呼ばれる地域は、多様な文化が混ざりあう街である。私は川崎に居住して25年目となるが、この地域のことをよく知りませんでした。桜本、扇島の工場へは派遣の仕事で行ったことがありますが、工場から駅までのバスがあり、街を歩くこともありませんでした。

今年の1月、偶然読むことになった本がありました。それが、「ルポ川崎」(株式会社サイゾー・磯部涼著)です。この本には、今まであまり知られていなかった川崎について描かれています。その一つが「ヘイト・デモ」です。排外主義者による差別スピーチを行いながらのデモです。川崎区では2013年から何度も行われています。

以下本文引用「ルポ川崎」(株式会社サイゾー・磯部涼著)
特に、東京・新大久保や大阪・鶴橋を狙ったそれが社会問題化、同地での開催のハードルが上がって以降は、集中的に狙われてきたといっていい。

この本には、2016年1月31日、ヘイトスピーチの抗議にいく13歳の少年のことが書かれています。在日韓国人の母と、日本人の父を持つ少年です。

以下本文引用「ルポ川崎」(株式会社サイゾー・磯部涼著)
「近づこうとしたら警察の人に止められ、『あっちに行け!』『来るな!』と怒鳴られました。僕は『差別はダメだ』って言いたかっただけなのに。隣にいるオモニを見たら、泣いていました。いつも優しい父があんなに怒っているところを初めて見ました。」



(読売新聞3月16日より)
川崎市議会は2018年3月15日、議会運営委員会で、民族差別を助長するヘイトスピーチ(憎悪表現)の根絶に関する決議をまとめました。市はヘイトスピーチの事前規制を念頭に、公的施設の利用を制限する全国初の昇進を策定し、今月中に施行される。

最初にヘイト・デモが行われてから5年が経過しました。この規制が作られ、ヘイトスピーチが根絶されることを願っています。そしてこういったことが起こっている事実を「知る」こと、「考える」ことが大切だと思います。


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